Windows 10 Insider Preview Build 14279、14291、14295がリリース(2016年3月分)

Insider Preview
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2016年3月にはWindows 10 Insider Previewが3回リリースされました。

Build 2016で目玉の機能が発表される前の噂で情報が漏れていた機能の実装とバグ修正です。

3月のリリース

2016年3月4日にBuild 14279が、3月17日にBuild 14291が、3月25日にBuild 14295がリリースされました。

Build 14279と14291は機能の追加、変更がありましたが、Build 14295はBuild 2016の直前ということかバグ修正だけでした。

以下、各ビルドの詳細についてInsider Hubから引用しますが、各ビルド固有のバグについては新しいビルドで修正されているので省略します。

Build 14279

Windows10-build14279-01

Insider Hubによると変更点は以下のとおりです。

  • Cortana in more languages
  • Cortana remembers things for you
  • Updated logon experience
  • Performance and Candidate improvements in Japanese IME
  • Sway integration with Photos app
  • March updates for the Xbox beta app for Windows 10

Cortanaについて対応言語の追加と曖昧な予定への対応がされました。その他の変更としてログオン画面の変更、日本語IMEの改善などです。お試しとしてSwayとXBOXアプリが更新されています。

この中で、ユーザーにとって大きな変更はログオン画面でしょう。

今までのWindows 10はロック画面とデスクトップの壁紙は設定できましたが、ログオン画面の背景は固定で変更できませんでした。

キーボードからパスワードを入力してログオンする場合、ロック画面でマウスをクリックするかキーを叩くと必ずこの画面に移行していました。背景の画像は変更できません。

Windows10-build14279-02

しかし、Build 14279ではロック画面でマウスをクリックするかキーを叩くと、

Windows10-build14279-03

そのままログオン画面に移行します。Microsoftが指定した背景の画像が表示されなくなります。

Windows10-build14279-04

なお、Build 14271から追加された機能ですが、Windows Defender オフラインが標準で実装されました。

これまで別プログラムとして提供されていたものです。

うまく動作すればUSBメモリーやDVDなど外部媒体を必要としないので便利なのですが、仮想マシンではBuild 14316でも動作しませんでした。

Windows10-build14271-10

Build 14291

Windows10-build14291-01

Insider Hubによると新機能は以下のとおりです。

  • Microsoft Edge の拡張機能:今回のビルドでは、Microsoft Edge の拡張機能を新たに追加しました。
  • Microsoft Edge のタブのピン留め:Microsoft Edge ではタブをピン留めして、頻繁に使用するサイトや Web アプリにいつでも簡単にアクセスできます。
  • Microsoft Edge のその他の機能強化:リンクをクリップボードにコピーして貼り付けることができるようになりました。
  • マップ アプリの更新:今回のビルドでは Windows 10 のマップ アプリを更新しました。
  • アラーム & クロック アプリの更新:アラーム & クロック アプリを更新しました。
  • 日本語を片手で入力できる、かなタッチ キーボード:日本語のテキストを片手で入力できる、かなタッチ キーボードが利用できるようになりました。
  • 日本語の行モードのテキスト入力キャンバス:日本語の行モードのテキスト入力キャンバスによる新しい入力エクスペリエンスを実装しました。
  • フィードバック Hub のリリース:先週発表 したとおり、Insider Hub アプリと Windows フィードバック アプリを フィードバック Hub という 1 つのアプリに統合しました。

Microsoft Edgeの拡張機能はChromeの拡張機能が使えるなどいろいろ噂されていたものです。

その他に右クリックで選択できるコンテキストメニューに「タブをピン留めする」や

Windows10-build14291-04

「Paste and go」などの機能が追加されています。なお、現在のInsider Previewには未翻訳のまま放置されている部分が結構あります。

Windows10-build14291-05

タッチキーボードでの日本語入力において、スマートフォンなどでよく使われるフリック入力キーボードと枠が無くなった手書きパネルが追加されています。

Windows10-build14291-02

タッチキーボードの種類が増えていることが分かります。

Windows10-build14291-03

また、手書き入力パネルでマスが表示されなくなりました。

これらのタッチキーボードの追加・変更は、タブレットやデスクトップPCでのフリック入力に需要があるのかとか、日本語の手書き入力は著しく入力スピードを落とすため使われないとか、そんな実情を反映した結果なのか疑問が残ります。

Build 14295

Windows10-build14295-01

Build 14295はバグ修正のみです。Insider Hubによると以下の修正がされています。

  • We fixed the issue that was causing PCs to freeze when plugging in an Xbox One or Xbox 360 controller and other gamepads.
  • We fixed an issue where Microsoft Edge would refresh the tab if you pressed caps lock in a password field.
  • We fixed an issue preventing the Xbox app and other Xbox Live enabled apps and games from signing in.
  • We have fixed the driver bug that prevents Kaspersky Anti-Virus, Internet Security, or the Kaspersky Total Security Suite installed from working as expected in builds from the Development Branch.

なお、このビルドはBuild 2016の前の最終ビルドということで、ISOファイルが配布されています。

こちらはそのISOで新規インストールしたものですが、逐次更新してきたものと違いは無いようです。

Windows10-build14295-02

まとめ

既にBuild 2016での発表も終わっていますがBuild 2016まで出し惜しみしていたわけでもなく、この時点で実装可能なものは実装されているようです。結局、Microsoftが進めたいことはCortanaの性能向上とMicrosoft Edgeの普及だけなのかもしれません。

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