「こんな設定、間違えても自分ではやらないから関係ない」
そう思っていたのですが、世の中には人の不幸を喜ぶ人々もいるので、iPhoneから目を離したすきに悪戯されないように対策しておく必要があります。
設定で簡単にiPhone/iPadを起動不能に
バグはある日付に設定して再起動させると、二度と立ち上がらず修理に出すしかなくなるというものです。
実際に試した記事があります。
- iPhone/iPadを再起不能にする恐怖のバグが判明したので実際にやってみた(GigaZiNE)
- iPhoneで「1970年1月1日」に設定すると使用不能に? 実際に試してみた(ITmedia)
どちらもAppleマークが表示された状態のままで、それ以上進まなくなったそうです。
対象機種
バグが発生する機種は64bitプロセッサが搭載されたiOS機器とのことで、
- OSバージョン:iOS 8、iOS 9
- 対象端末:
iPhone 5s、iPhone 6/6 Plus、iPhone 6s/6s Plus
iPad Air、iPad Air 2
iPad mini 2、iPad mini 3、iPad mini 4
iPod touch 第6世代
が該当するそうです。iPad Proがリストに入っていませんが、多分該当すると思われます。
今後バグが修正されたiOS 9.2.2以降がリリースされると思われますが、問題はiOS 8も対象であるということです。
iOS 8はバグフィックス版がリリースされる可能性が低いためです。
(2016/2/26追記)
Apple修正したiOSをリリースすると発表したとのニュースが流れていますが、修正されたのではなく今後リリースすることを約束しただけです。依然、問題は解決されていません。3月リリース予定のiOS 9.3で修正されるそうです。最新ベータ版では既に修正されているとのことです。
- 「1970バグ」次期iOSにて解決予定(GIZMODO)
端末ロックを有効に
まず、自分で試そうなどとはしないでください。高い修理費を払うことになります。
問題は、端末を机に置いて席を離れた時に、ライバルの同僚に嫌がらせをされる可能性があるということです。カフェに置き忘れても同様です。普通は盗まれることの方が多いでしょうが、会社内などなら嫌がらせの方が多そうです。
自衛のために、いつもはロック機能は使っていなくても、修正版がリリースされるまではロック機能を使うようにしてください。
やられた場合の対処方法
対処方法が判明したそうです。
バッテリーを完全に消耗させ、タイマーLSIをリセットすることで、起動可能となるそうです。ただ、Apple画面で止まったままでバッテリーにあまり負荷をかけられませんので、完全消耗には時間がかかりそうです。
また、記事によると、既に店頭展示品にイタズラする輩が現れているそうです。
まとめ
店頭などの端末でも対策は不可能とのことですが、無防備な個人の端末は狙われやすいです。
防ぐ方法は、ともかく他人に触らせないことです。
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