0 SIM by So-netとFREETEL SIMとの比較(追記)

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500MB未満なら無料で使える0 SIM by So-netですが、実際安いのか通話機能付きプランでFREETEL SIMと比較してみました。

結論として0 SIM by So-netが安いのは非常に小容量しか使わず、MNP転出の予定が無い場合だけに限られます。

0 SIM by So-net

昨年発売されたデジモノステーションに付録として付き、「神SIM」とまで言われたMVNOサービスですが、1月末に一般向けに提供が始まりました。

特徴は、500MB未満ならユニバーサル料も含めて無料で使えるというものです。

500MBを超えると100MBごとに100円(税抜)加算され、2GBの1600円(税抜)で定額となります。以後5GBまでは1600円(税抜)の定額ですが、5GBを超えると低速でしか使えなくなります。ただし、チャージすることで高速通信は可能となります。

これはデータ通信のみのプランでの話で、SMSが付くと150円(税抜)、音声通話が付くと700円(税抜)が加算されます。

ただし、拘束期間、解約金や、プラン変更できないなどの問題もあります。

デジモノステーションのSIMを契約していて通話機能付きに変更したい場合は、まず解約して新規に契約しなおす必要があります。その場合、月末解約となるため、新規申し込みは翌月にならないとできません。またSIM発送まで現状では2週間ほどかかるとのことで、その間はスマホが使えなくなります。

0 SIM by So-netが想定する「リテラシーの高いユーザー」についてはSo-netへのインタビュー記事が参考になります。

 

FREETEL SIM

「使った分だけ安心プラン」というプランのみとなっており、100MB、1GB、3GB、5GB、8GB、10GBで段階的に料金が変わります。

  • FREETEL SIM

MNP以外は拘束期間無し、節約したいならWebから速度制限をかけることも可能で使い勝手はよいです。解約手続きも含めてWebから行えるようになりました。

 

料金での比較

まずは、通話機能付きプランでの比較グラフを見てください。

0SIM-vs-FREETEL-01

水色の線が0 SIM、オレンジの線がFREETELです。

0 SIM by So-netは「未満」とFREETEL SIMは「以下」と容量の判定に多少違いがありますが、全体的にFREETEL SIMの方が安いことが分かります。

0 SIM by So-netが安くなるのは900MB未満の場合に限られます。途中1.1~1.2GBの部分で逆転がありますが月によるばらつきを考えると900MB未満と考えた方が良さそうです。

 

契約に関する違い

料金以外を見てみると、0 SIM by So-netは縛りがきついことが分かります。

大手キャリアがMNP転入を獲得するために多大なキャッシュバックを行っていたため、一時期MVNOはMNPのための踏み台とされたことがあります。

その対策としてb-mobileがMNP転出に拘束期間と違約金を設定したのが始まりで、現状では単なる解約とMNP転出による解約で条件を分けているMVNOが増えています。

FREETEL SIMは単なる解約には制限を設定していませんが、MNP転出に関しては12ヶ月の拘束期間とその残月数に応じた解約金を設定しています。

一方、0 SIM by So-netは解約に13ヶ月の拘束期間と残月数を考慮しない一律の解約金と、MNP転出は契約月数に関係なく一律のMNP転出金を設定しています。MNP転出する可能性がある場合は、最初から5000円のペナルティがあると考えるべきでしょう。

通話プランでの比較

0 SIM by So-net FREETEL SIM
最低プラン 500MB未満700円 100MBまで999円
通信量上限 5GB 1600円 10GB 3170円
チャージ 可能 不可
契約変更 不可 可能
各種手続 会員ページ 会員ページ
解約締切 月末 25日
解約拘束期間 13ヶ月 無し
解約金 5200円 無し
SIM返却期限 20日 なし
SIM弁償金 なし なし
MNP拘束期間 なし 12ヶ月
MNP転出金 12200円~7000円 15000円~2000円

 

まとめ

0 SIM by So-netは一部ニュースサイトでは大容量でもお得との記事がありましたが、通話機能付きプランで見た場合、そうは思えません。

900MB未満という本当に小容量しか使わず、電話番号は使い捨てという方にしかメリットが無いように思われます。

実際に使ってみると、やはり500MBでは足りません。特にクラウドサービスは常に同期を取ろうとするので、数百MBなどすぐに使ってしまいます。やはり最低でも1GBは欲しいところです。

この記事を書いた人
Solomon

会社での経験と趣味のモバイルガジェットの利用経験から、製品のレビューや問題の解決方法を模索しています。

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