iOS 9.2.1(13D20)がリリースされました。
しかし、このリリースは、先日Appleが約束した1970/1/1に設定すると起動しなくなる問題の対策ではありません。
今までリリースされていたiOS 9.2.1 (13D15)のアップデートとして、iOS 9.2.1 (13D20)がリリースされました。
現時点では、iPhoneやiPadの「設定」アプリでは「お使いのソフトウェアは最新です」と表示されてアップデートできません。
iTunesをインストールしたパソコンに接続するとこのように表示され更新ができます。
ただし、急いでアップデートする必要はありません。
今回のリリースは1970年1月1日に設定して電源を切ると起動しなくなるバグに対するものではありません。
これは、米国で集団訴訟になっているエラー53問題の対策です。
エラー53問題とは非正規の修理業者でTouch ID(ホームボタン)を交換してiOSをアップデートするとエラー53と表示されiOS端末(iPhoneやiPad)がロックされてしまうという問題です。
1970年1月1日問題については3月リリース予定のiOS 9.3で修正されるそうです。最新ベータ版では既に修正されているとのことです。
Appleは対策すると約束しましたが、集団訴訟にまで発展したエラー53問題の優先度の方が高かったようです。
1970/1/1問題はまだ解決していませんので、イタズラに注意が必要な状況はまだ続きます。
関連記事: