Intel HD Graphicsはいろいろと問題が多いのですが、ソフト的な問題だけではないようです。
最近のNUC6CAYH
Intel NUC NUC6CAYHを使っていてBIOSのダウングレードに失敗して修理する羽目になりました。
修理には2か月以上かかるとのことで代替えを用意する必要がありました。
もうそろそろGemini LakeのPentium SilverやCeleronを搭載した新しいNUCが発売されるはずなのですが、時期が悪く、結局、同じNUC6CAYHを購入することになりました。
Windows 10 バージョン1709をクリーンインストールして、ダメもとで最新版のIntel HD Graphicsドライバーをインストールしました。
以前に使っていたNUC6CAYHでは、15.45.16.4627以降のドライバーで画面がちらつく(下部が一瞬、横に流れる)バグがありました。
これはIntel HD Graphicsドライバーの問題だと思っていたのですが、新しく購入したNUC6CAYHではこの問題が発生しませんでした。
ハード・バグの可能性
同じドライバーで症状が違うということはハード側が違うということになります。
修理に出したNUC6CAYHは日本で発売された直後に購入したので初期バージョンということになります。
その時に調べたCPU-Zの画面がこちらで、
新しい方の画面がこちらです。SteppingもRivisionも違いはありません。
修理に出したNUC6CAYHでは記録していなかったので比較しようがないのですが、MainboardのChipsetとSouthbridge、
GraphicsのRevisionが「B」となっています。
画面がちらつくIntel HD Graphicsドライバーのバージョン15.45.16.4627のファイルの更新日が2017/3/20となっていますので、チップセットかメインボードの不具合を修正してそれにドライバーを合わせたら初期のNUC6CAYHで問題が発生したという可能性があります。
まとめ
NUC6CAYHの状況を見るとIntelは不具合があっても、発表もせず密かに修正し、以後、新しい製品に合わせたドライバーを提供している可能性があります。
もしもIntel HD Graphicsの不具合がドライバーをアップデートしても改善しない場合は修理に出した方がよいかもしれません。
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