SIMフリーiPhone 販売再開の可能性

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どんな物でも、小売店に卸すより、自社で直接売った方が利益は大きいので、出来ればAppleもSIMフリーiPhoneを販売したいはずです。

SIMロック解除の義務化が騒がれている時にソフトバンクの孫社長の言い分として、SIMフリーiPhoneは既に販売されており、それでもあまり売れていないのでSIMロック解除の必要性は低いようなことを言っていたと思います。

そこで、SIMフリーiPhoneが買えるという前提を崩すために、国はアップルに圧力をかけたのでしょうか。Appleは、妥協策として買い難くするように価格を上げました。

SIMロック解除が関係すると思われるのは、結局、キャリアが販売するiPhoneやiPad、SIMフリーiPadは値上げされなかったためです。このニュースが、2014年11月14日です。

でも、Appleは販売停止までは譲歩しなかったため、国は別の提案をしたのでしょう。

このニュースは2014年12月10日ですが、その前日、2014年12月9日にはSIMフリーiPhoneの販売が停止されました。

これらのニュースは、あまりにも時期が近すぎるので、SIMフリーiPhoneの販売停止とSIMロック解除の義務化は無関係とは思えないのです。

結局、SIMロック解除は義務化されましたが、キャリアの裁量で決められる部分も残っています。例えば、SIMロック解除を依頼できるのは購入何か月後からかという点ですが、私は2年後からになると思っています。それらも含めて、各キャリアは、5月には実施要項を公開するでしょうから、そこで、この件は決着すると思われます。

ですので、考えられるSIMフリーiPhoneの販売再開は5月以降ということになります。しかし、9月には次のモデルが出ますので、販売が再開されても買うかどうか悩みどころです。


こちらの記事で、購入後どのくらいの期間が経てばSIMロック解除が出来るかについて総務省の方針が語られていますが、キャリアは2年にしたいでしょうから妥協点を調整しているようです。どうなるにしても直ぐに解除出来ないならSIMフリー端末輸入業者を儲けさせる状況は変わりないでしょう。


オンラインのApple StoreでのSIMフリーiPhone 6/6 Plusの価格が値上げされたとのことです。

今回の値上げは、円安によるものであるのは確かですが、Apple Watchや新型MacBookの発売が控えていることもあり、SIMフリーiPhone 6/6 Plusの販売再開も、その時期に合わせて行う準備なのかもしれません。初任給を狙って4月初旬には販売再開の可能性があります。

殆どのMVNOはdocomoのSIMを使っているので、SIMフリー版でなくとも国内で使うならdocomoのiPhoneでも問題無く使えます。そのため、こうも高くなるとdocomoのiPhoneを買って、違約金を払って解約して、SIMロックされたiPhoneを入手した方が安いかもしれません。

2015/3/13時点のdocomoの価格で、本体だけを単純に計算するとiPhone 6 Plus 16GBで税込45,792円、iPhone 6 Plus 64GBで税込48,384円の差があります。初期費用や事務手数料、違約金を考えても十分安いと思います。ただし、180日以下の契約期間で解約するとブラックリストに登録され、docomoと契約出来なくなるとのことです。MVNOからdocomoに戻る可能性があるなら、やめた方がよいでしょう。

2015年5月以前に購入したiPhoneのSIMロック解除を行うかは、docomoの良識にかかっていますが、ハード的にはSIMロック解除に対応していると思われますので、解除可能な時期までdocomoで使うという手もあります。

実際、ここまでSIMフリー版と差がありますので、1年程度docomoで使った場合の料金を比較してみると良いかもしれません。2015/3/31までならiPhone・iPadデビュー割というキャンペーンも使えます。

簡単に計算してみたところ、iPhone 6 Plus 64GBをdocomoで1年使う場合の利用料で、SIMフリーiPhone 6 Plus 64GB本体価格との差が相殺されるぐらいなので、1年使うなら1年分のMVNO利用料(1600円のプランなら約2万円)ぐらいは、docomoで使った方が安くなります。

1年後に解約すれば違約金が1万円程度かかりますので、結局、通話料を考えなければ1万円程度の差になります。その程度ならSIMフリー版の販売再開を待った方が良いかもしれません。

使い方、解約のタイミング、通話の頻度などで変わってきますので、自分で計算してみるべきでしょう。


SIMフリーiPhoneの販売が再開されたそうです。

価格は、3月上旬に値上げされたときのままです。これで、価格に納得できるなら、大手キャリアで買う必要は無くなりました。

SIMロック解除のルールの詳細も近々発表されるのでしょう。ただし、SIMロック解除とテザリングの制限は別物である可能性があります。

大手キャリアの端末をMVNOで使った場合にテザリングが出来ない機種は、SIMロックが解除されたとしてもテザリングが出来ない状況は変わらない可能性があります。iPhoneの場合はキャリアプロファイルの決定権をドコモが握っていますので、MVNOを使う限り、いつテザリングが使えなくなってもおかしくない危険性は消えません。

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