Windows 10 大型アップデート 適用しない

Solomonレビュー[redémarrage]

Windows 10 Creators Update/Fall Creators Updateを拒否できるかもしれない方法

 

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Windows 10は完成度よりリリース時期を優先するように方針変更されました。

そのため不完全な状態でも大型アップデートがリリースされるという大変迷惑な状態です。

Windows 10 Pro以外では大型アップデートを拒否できないと思っていましたが、ある方法でWindows 10 Homeでも拒否できるかもしれません。

Windows 10の大型アップデート

※手っ取り早く設定したい場合はこちらから始めてください。

Windows 10は完成版が存在しない常に更新されるOSですが、一応の区切りとしての大型アップデートというものが存在します。

従来、大型アップデートは予定された追加機能のデバッグが完了した時点でリリースされていました。

しかし、Windows 10 バージョン1703(Windows 10 Creators Update)からは4月と10月の年2回の定期リリースに変更されました。しかも、追加可能な場合はその間でも逐次追加されるそうです。

逐次提供される更新はセキュリティパッチと同様に現状の環境に影響をもたらすものではありません。アップデートが終わるのを待てば今まで通り使えます。

それに対して大型アップデートの適用方法はWindows 10の再インストールと同じなので環境が微妙に変化してしまいます。

自分にとって何のメリットも無い大型アップデートなら適用を拒否したいと考えるのも無理はありません。

Windows 10 バージョン1607までは延期の設定をしておくと、3か月程度は遅らせることができました。Windows 10 バージョン1703以降では明示的に日数を指定して最大365日まで遅らせることができます。

ただし、これらの設定はWindows 10 Pro以上のエディションが持つ機能であり、Windows 10 HomeではMicrosoftの指定した時期に勝手にアップデートされることを防ぐことができません。

 

と、思っていたのですが、以下の方法で大型アップデートを拒否できることの確認が取れました。

ただし、Windows 10 Proのように設定を変更するだけのお手軽なものではありません。

タイミングを合わせる必要があるため、少々面倒ではあります。

 

更新プログラムを拒否できないことによる弊害

Windows 10では更新プログラムの適用をコントロールすることはできません。

利用しているパソコンが適用対象となる更新プログラムはすべて適用されます。

しかし、更新プログラムにはサードパーティが提供するドライバーも含まれるため、適用すると不具合を起こすものも存在します。

そのため、このような更新プログラムを適用対象から除外する(隠す)ツールが提供されています。

こちらのページの最後の方で説明されている「wushowhide.diagcab」がそのブロックツールです。ブロックツールはWindows 8.1まで搭載されていた特定の更新プログラムを非表示にする機能と同等のものです。

以下で説明する方法は、大型アップデートも更新プログラムとして配布されるなら、このブロックツールを使うことで非表示にすることができるのではないかという仮定に基づいています。

 

Windows 10の大型アップデートにおける状態の遷移

ここではブロックツールを使うことでどのように状態が遷移するかバージョン別に説明します。

通常は適用対象となるか、ならないかだけなのですが、バージョン1703については事前のプライバシー設定というものがあり状態遷移が多少違っています。

 

Windows 10 Fall Creators Update(バージョン1709)へのアップデート

Windows 10 Fall Creators Updateでブロックツールを使った場合の状態遷移は単純です。

Windows10-avoid-big-update-72

アップデート対象となるか、ならないかの2状態しかありません。

以前のバージョンである、Windows 10 バージョン1607、バージョン1511でも同じようにブロックできます。

また、Winddows 10 バージョン1703でも後述のプライバシー設定を行うと、この動作となります。

 

Windows 10 Creators Update(バージョン1703)へのアップデート

Windows 10 Creators Updateはやや複雑です。

それはリリース当初と最近では更新プログラムの配信順番が変わってきているためです。

当初、Windows 10 バージョン1703へのアップデートにおいて、Microsoftはアップデートを実施する前にプライバシー設定を変更させる更新プログラムを配信しました。

更新プログラムがインストールされると、あるタイミングでプライバシー設定を変更させる画面が表示されます。この画面に回答することで、Windows 10 バージョン1703へのアップデート対象となります。

これはアップデート過程に於ける失敗状況のデータ収集が目的だったのではないかと考えていますが、目的を達したのか最近はプライバシー設定が終わっていなくともWindows 10 バージョン1703へのアップデートが配信されます。

そのため、これからWindows 10 バージョン1703へのアップデート対象となった場合、プライバシー設定より先にアップデートが配信されるため状態遷移はこのようになります。

Windows10-avoid-big-update-71

まず、ブロックツールでWindows 10 バージョン1703への更新をブロックすると、当初のプライバシー設定の更新プログラムが有効になり、Windows 10 バージョン1703の配信を止めてしまいます。

あるタイミングで表示されるプライバシー設定画面に利用者が回答すると「待機状態」となります。この状態ではまだWindows 10 バージョン1703への更新は配信されません。

暫くすると(1日程度)Windows 10 バージョン1703への更新が配信されます。しかし事前にブロックツールでブロックしているため「ブロック状態」となります。

ブロックツールでブロックした「Windows 10 バージョン1703の更新プログラム」は「待機状態」では「ブロック解除候補」として表示されないため「アップデート対象」の状態に移行させてWindows 10 バージョン1703にアップデートすることができません。

必ず「待機状態」から「ブロック状態」に移行するのを待つ必要があります。

「ブロック状態」になると「Windows 10 バージョン1703の更新プログラム」が「ブロック解除候補」として表示されるのでブロックを解除することで「アップデート対象」の状態に移行させることができます。

一度ブロックした後で、Windows 10 バージョン1703にアップデートしたい場合は、この状態遷移を理解したうえで作業を行ってください。

 

大型アップデートを拒否する手順

以下に順番に手順を説明します。

ここで説明する方法は、前以って実行するものではなく、その時が来て始めて実行できるものです。

ブロックツールは配信対象となる更新プログラムを見てブロックしますので「Windows 10 バージョン1703の更新プログラム」または「Windows 10 バージョン1709の更新プログラム」が配信されないとブロックできないためです。

大型アップデートの適用対象となったかどうかは、バックグラウンドでの準備が完了して再起動を即されて初めて気付くことが多いと思います。

その場合を例に説明しますが、多少、強引な手段もとりますので最後まで見たうえで実施するかを決めてください。

 

1.大型アップデート適用を阻止

大型アップデートを回避するにはアップデートが適用される前に対処する必要があります。

もしも、知らぬ間にアップデートが適用されてしまった場合は、以前のバージョンに戻す方法を参考にしてすぐに戻してください。既にアップデート対象となっていますので暫くすると下記のような状態になりますので、そこで以下の方法を実施してください。

 

パソコンを使っていると突然このような表示が出る場合があります。

このような表示はいろいろあるのですが、大型アップデートの場合は「最新のWindows機能更新プログラム」とあることで分かります。

この表示が出てからが勝負となります。

まず「再通知」をクリックしてこの表示を消します。

既に「時刻を選択」で7日以内の日時を指定している場合でも同様に進めてください。

Windows10-avoid-big-update-81

 

2.ブロックツールを入手

これ以降の作業を行う場合は必ずネットワークに接続されている必要があります。

すぐにはアップデートはされませんので、外出先などでネットワークが使えない場合は使える場所で行ってください。

こちらのページの最後の方にある「「更新プログラムの表示または非表示」トラブルシューティングツールパッケージ」をダウンロードします。

ブロックツールは、

  • ファイル名:wushowhide.diagcab
  • ファイルサイズ:46,682バイト
  • MD5:12465db5425b7afcf07c33860f049e63
  • SHA1:9274d0accc40e448c965fe9c0607217ae60fa504

で、従来から変わっていませんが、現状のバージョンのWindows 10でも機能します。

 

3.「Windows 10 バージョン1703/1709の更新プログラム」をブロック

ダウンロードした「wushowhide.diagcab」を実行します。

「次へ」をクリックします。

Windows10-avoid-big-update-11

利用中のパソコンで対象となる更新プログラムを検索するのに多少時間がかかります。

Windows10-avoid-big-update-12

「Hide updates」をクリックします。

Windows10-avoid-big-update-13

再度、検索に時間がかかります。

Windows10-avoid-big-update-14

更新プログラムのリストが表示されます。このリストは利用中のパソコンの更新状態により変わります。

リストの中から「Windows 10 バージョン1703の更新プログラム」または「Windows 10 バージョン1709の更新プログラム」を探してチェックを入れて「次へ」をクリックします。

リストに見つからない場合は配信対象になっていませんので「キャンセル」で中止して配信対象になるまで待ってください。

Windows10-avoid-big-update-15

ブロックする処理が完了するのを待ちます。

Windows10-avoid-big-update-16

ブロックが完了するとこのような表示になります。ネットワークに繋がっていないと右端のアイコンがチェックになりません。

「閉じる」をクリックして終了します。

Windows10-avoid-big-update-17

 

4.アップデートを失敗させる

ブロックツールを使う上で重要な点は、Windows Updateにブロックツールでブロックした更新プログラムを考慮したうえで更新プログラムを検索させる必要があることです。

Windows Updateは一度検索して更新を始めると、更新プログラムの適用が完了するまで再検索は行いません。

そのため、ここまでの手順だけでは大型アップデートは適用されてしまいます。

Windows Updateに再検索させるためには更新プログラムの適用を失敗させる必要があります。

更新を失敗させるにはダウンロードされた更新プログラムを削除してしまうのが効果的です。

 

「設定」アプリを起動して「システム」をクリックします。

Windows10-avoid-big-update-91

左の部分で「ストレージ」を選択して右の部分でシステムドライブの「C:」をクリックします。

Windows10-avoid-big-update-92

「ストレージ使用量」の画面で下にスクロールして、

Windows10-avoid-big-update-93

「一時ファイル」をクリックします。

Windows10-avoid-big-update-94

「Windowsの以前のバージョン」にチェックを入れて「ファイルの削除」をクリックします。

Windows 10は大型アップデートを適用した場合に以前のバージョンに戻せるようにするためのファイルと、大型アップデートの更新プログラムを同じフォルダーに保存しています。

そのため、一時ファイルの「Windowsの以前のバージョン」を削除すると大型アップデートの更新プログラムまで削除してしまいます。

Windows10-avoid-big-update-95

ファイルが削除されるのを待ちます。

Windows10-avoid-big-update-96

「0バイト」にならない場合もありますが、1GB以下に減っていれば問題ありません。

「設定」アプリを閉じます。

Windows10-avoid-big-update-97

削除が終わったら「電源」の「更新して再起動」をクリックして再起動させます。

Windows10-avoid-big-update-83

Windows 10 バージョン1703/1709への更新は失敗して、今まで通りのWindows 10が立ち上がります。

「設定」アプリを起動して「更新とセキュリティ」の「Windows Update」で「更新プログラムのチェック」をクリックして「Windows 10 バージョン1703の更新プログラム」または「Windows 10 バージョン1709の更新プログラム」のダウンロードが始まらなければ、正しくブロックされています。

Windows 10 バージョン1709への更新を回避する場合はこれで終了です。

Windows10-avoid-big-update-06

 

5.プライバシーの設定(バージョン1703への更新のみ)

状態の遷移で説明したように「Windows 10 バージョン 1703の機能更新プログラム」をブロックするとプライバシー設定を行っていない場合はバックグラウンドで「Windows 10 Creators Updateのプライバシー設定(KB4013214)」がインストールされます。

 

暫く経つと、このような画面が表示されます。

当初は回答を延期できたのですが現状では変更され、この画面が表示されたら回答するまでパソコンが使えなくなります。

「設定の確認」をクリックします。

Windows10-avoid-big-update-61

Windows 10 バージョン1703のプライバシー設定画面が表示されます。スイッチの状態は現状のプライバシー設定が反映されるため、この画面と違っている場合があります。

Windows10-avoid-big-update-62

これらのプライバシー設定の詳細はアップデート時のプライバシー設定を参照してください。

推奨設定は、すべて左側です。

プライバシーを設定したら「承諾する」をクリックします。

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プライバシー設定が完了したので「OK」をクリックします。

作業を邪魔していたウィンドウが消えて元の状態に戻ります。

Windows10-avoid-big-update-65

Windows 10 バージョン1703への更新を回避する場合はこれで完了です。

 

拒否した大型アップデートを元に戻す手順

Windows 10の大型アップデートを拒否してからプライバシー設定も行い、バージョン1703もバージョン1709も状態遷移図のブロック状態にあるものとして説明します。

これ以降の作業を行う場合は必ずネットワークに接続されている必要があります。

こちらのページの最後の方にある「「更新プログラムの表示または非表示」トラブルシューティングツールパッケージ」をダウンロードします。以前にダウンロードしたものがあればそれを使います。

 

ダウンロードした「wushowhide.diagcab」を実行します。

「次へ」をクリックします。

Windows10-avoid-big-update-21

利用中のパソコンで対象となる更新プログラムを検索するのに多少時間がかかります。

Windows10-avoid-big-update-22

「Show hidden updates」をクリックします。

Windows10-avoid-big-update-23

再度、検索に時間がかかります。

Windows10-avoid-big-update-24

更新プログラムのリストが表示されます。このリストはブロックした更新プログラムにより変わります。

リストの中から「Windows 10 バージョン1703の更新プログラム」または「Windows 10 バージョン1709の更新プログラム」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

リストに見つからない場合は配信対象になっていませんので「キャンセル」で中止して配信対象になるまで待ってください。

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ブロックの解除が完了するのを待ちます。

Windows10-avoid-big-update-29

ブロックの解除が完了するとこのような表示になります。ネットワークに繋がっていないと右端のアイコンがチェックになりません。

「閉じる」をクリックして終了します。

Windows10-avoid-big-update-30

後は暫く待てばWindows 10の大型アップデートが配信されます。

 

まとめ

仮想PCでのテストでブロックできることは確認済みです。

ただし、パソコンに更新プログラムが配信されないとブロックは行えません。

そして配信に気付き適切に対処することで初めてブロックが可能となります。

大型アップデートを拒否したい場合は、まず、パソコンがどういう状態にあるかを正確に把握することが大切です。

 

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