2015年11月6日(金)から、パッケージ版のWindows 10 Homeの値段が上がり、パッケージ版の方がDSP版より安いという逆転現象が正常に戻ります。
ただし、Windows 10 Homeという機能制限版の方がお得かは長期的な視野でもう一度考えてみてください。
約4,000円の値上げ
2015年11月6日(金)からWindows 10 Homeの値段が13,800円(税別)から17,600(税別)に値上げされます。
- Windows 10 Home、早くも値上げ 11月から3800円アップ(ITmedia)
Windows 10 Homeで間に合う場合は早めに入手しておいた方がよいでしょう。
Windows 10 Homeで本当に良いのか
ただし、できる限りWindows 10 Proの購入をお勧めします。
何かと問題の多いWindows 10の強制更新は、パッチやドライバーにバグがあろうとバックグラウンドで実行されてしまいます。そして再起動が必要なら、その時刻をWindows 10 Proでは指定できます。
また、Windows 7/8.1からの強制アップグレードを止める方法でも、Proバージョンではグループポリシーエディターを使って比較的簡単に行うことができました。
Windows 10は最後のWindowsとのことですが、Proバージョンでしかできないことが今後も出てくる可能性が高いのです。
そのため、機能制限が無いWindows 10 Proを購入した方がよいと私は思います。
Windows 10 HomeとWindows 10 Proの違い
それでもWindows 10 Homeで十分ではないかと考えている方は、MicrosoftがWindows 10 HomeとWindows 10 Proの違いをこちらのページで紹介していますので見てみてください。
- Windows 10 の各エディションの機能をご確認ください。(Microsoft)
表の中で各機能をクリックするとその機能に含まれる具体的な仕様と対応の有無が表示されます。
「Windows 10 の主な特徴」ではWindows 10 HomeとWindows 10 Proの違いはありませんが、「Windows 10 のビジネス向け機能」を見てみるといろいろ違いがあることがわかります。
「Windowsの既存機能」の中の「Group Policy Management」というのがグループポリシーエディターの有無を表しています。
「サービスとしてのWindowsを提供」の「ビジネス向けWindows Update」に対応していないことが、Windows 10 Homeでは更新を裏で適用して時と場所に関係なく再起動を要求してくる原因となっています。
利用方法によっては、「リモートデスクトップ」、「クライアントHyper-V」なども問題となるかもしれません。
ここで確認してもWindows 10 Proは必要ないと考えるなら、2015年11月5日(木)までにWindows 10 Homeを購入した方がよいでしょう。
大型アップデートTH2がリリース
TH2がリリースされたことで、Windows 7/8.1のプロダクトキーを使ってWindows 10をインストールすることができるようになりました。
このことにより、Windows 7 Professionalと8GBのUSBメモリーを購入することでパッケージ版Windows 10 Proを購入するより1万円安くWindows 10 Proをインストールすることが可能となりました。
まとめ
値上がりするからと慌てて買う前に、本当にWindows 10 Homeでよいのか、もう一度考えてみてください。
TH2のリリースによりWindows 7 Professionalのプロダクトキーを使ってのインストールの方が安くすみます。
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