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Windows 11/10を最適なパーティション構成でクリーンインストールする方法(改訂版)

クリーンインストール
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Windows 11/10を単純にクリーンインストールしただけでは、アップデート時に不要なパーティションが作られる場合があります。しかし、適切なパーティション構成でインストールすることで防ぐことができます。

ここではディスクを最適なパーティション構成にする手順について説明します。

概要

Windows 11/10をEFI対応のパソコンクリーンインストールすると、自動でパーティションが構成されます。

しかし以前は、このパーティション構成はMicrosoftが推奨する最適なものではありません。現状は最適な構成となりましたが、サイズは不足気味です。

この記事では、対話形式で質問に答えていくことで、目的に合わせてカスタマイズした、最適なパーティション構成を作成するスクリプトを生成できます。

クリーンインストールする前にこのスクリプトを実行することで、大型アップデートでも無駄なパーティションを作らせない、最適なパーティション構成でクリーンインストールすることができます。

Windows 11や最近のWindows 10の状況についてはこちらの記事を参照願います。

Windows 11/10の回復パーティションは、なおも増加中
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また、回復パーティションを多めに確保しておくことでWindows Updateの失敗を未然に防ぐことができます。回復パーティションの容量は2048MBをお勧めします。詳しくはこちらの記事を参照願います。

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改訂版について

以前の記事では、必要に応じてスクリプト上のパラメーターを、自分で書き換える必要がありました。

改訂版では対話形式の質問に答えることで、スクリプトを自動で生成するスクリプトを用意しました。そして、そのままパーティション作成まで行うこともできます。

従来は固定だったサイズも、スクリプトを使うことで、回復パーティションのサイズやWindows 11/10システムドライブのサイズを指定できます。

また、思っていたより4KBセクターのディスクが多いため、まずディスクタイプを見極めるようにしました。

Windows 10 バージョン2004以降について

Windows 10 バージョン2004以降では回復パーティションはディスクの最後に確保されるようになりました。それでも自動で確保されるのは550MBですし、回復パーティションの更新の問題も発生します。

詳細はこちらの記事を参照願います。

Windows 10 バージョン2004以降における回復パーティション確保方法の変更
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Windows 10のパーティション構成の問題

Windows 10は年2回の大型アップデートが行われました。Windows 11は2023年は更新しないと言っていたのですが、結局更新し、年1回のペースで更新されています。

アップデートに際してはユーザーの環境を引き継ぐことができ、見た目は更新プログラムが適用されただけのように見えます。しかし、内部的には新規にWindows 11/10をインストールして、ユーザー環境をコピーした状態となっています。

この新規にWindows 11/10をインストールする過程で、従来のバージョンに戻すための情報や、不具合が発生した時に利用するツールなどが保存された領域が不足する場合があります。

この領域を「回復パーティション」といいますが、従来は「回復パーティション」が不足すると、その領域は使わず、新しく「回復パーティション」を作り直します。

Windows 10の利用状況によっては、大型アップデートを行うたびに、「回復パーティション」が増えて、ユーザーが使える領域が徐々に減っていくことがありました。

これをような状態を回復パーティションの増殖といいます。

Windows 10 バージョン2004以降は、「回復パーティション」が不足すると一度削除され、Windows 11/10システムパーティションを縮小し、縮小した分と合わせて拡張した「回復パーティション」が作成されます。これが大きく拡張するわけではなく、累積更新でも拡張されるため拡張作業の頻度が増し、拡張に失敗する危険性も高くなっています。

Microsoftの推奨するパーティション構成

本来、回復パーティションの増殖は、Windowsがインストールされている領域を減らして回復パーティションを増やすことで防ぐことができます。そのためには初めから増やせるようなパーティション構成にしておく必要があります。

Microsoftが推奨するパーティション構成については、こちらのサイトで説明されています。

UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション
UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション

ここには、このようなパーティション構成が推奨されると説明されています。

システム 予約 Windows 回復
  • 「システム」とはパソコンを起動するために必要なパーティションです
  • 「予約」とはパーティションを管理するためにMicrosoftが使用するとのことで詳細は不明です。MSRパーティションとも呼ばれています
  • 「Windows」とはWindows 10がインストールされるCドライブとなるパーティションです
  • 「回復」とはこれまで説明してきた回復パーティションです

「システム」、「予約」、「Windows」はWindows 10には必須なもので、「システム」と「予約」は「Windows」や「回復」、「データ」などの前に配置する必要があります。

この配置はメーカー製パソコンなどで一般的に使われているパーティション構成です。例えば、Microsoft Surface Laptop も同じパーティション構成となっています。

ところがWindows 10を単純にクリーンインストールすると、このようなパーティション構成になります。

回復 システム 予約 Windows

「回復」はクリーンインストールした場合、Windows 10 バージョン1703までは450MB、Windows 10 バージョン1709から1809では500MB、Windows 10 バージョン1903から1909では530MB、Windows 10 バージョン2004では550MBが確保されます。

しかし大型アップデート適用時にこの容量では不足すると、この「回復」は使われず、「Windows」の後ろを縮小して新たな「回復」が作成されることとなります。

このパーティション構成でも「回復」を増やせるのではないかと思われるかもしれませんが、「予約」は移動が難しいため「回復」を増やすことはできません。

そのためクリーンインストールする前に、推奨されるパーティション構成にするための手順について説明します。

実施にあたっての前提条件

以下の説明は、クリーンインストールが前提です。

Windows 11/10をインストールするディスクを完全に消去してインストールし直します

そのためクリーンインストールが行えるスキルを必要とします。

そして、次の要件についても確認してください。

  • EFI対応のパソコンであること
  • パソコンに接続されているディスクは1台であること
  • ディスクが2台以上接続されている場合は、作業中はWindows 10をインストールするディスク以外は取り外すこと(外せない場合は【注意】を参照)
  • Windows 10をインストールするディスクは完全に消去して良いように、予め必要なデータのバックアップは取っておくこと

【注意】ここで説明しているスクリプトは1台目のディスク(Disk 0)にパーティションを作成します。2台以上のディスクが接続されていても1台目のディスクにパーティションを作成する場合は、ここで説明している方法が使えます。しかし、稀にディスクの認識エラーで対象とするディスク以外にパーティションを作成してしまう場合があります。そのため対象とするディスク以外は外す、またはバックアップを取っておくなど、万が一のことを考えて作業を行ってください。

特殊なケースとして2台目以降のディスクにWindows 11/10をインストールする場合については最後に説明します。

EFI対応のパソコンについては、以下で説明します。

作成するパーティション構成

作成するパーティション構成は次の3種類から選択できます。

Windows 11/10を単一ドライブ(Cドライブだけ)で運用する場合のパーティション構成はこのようになります。

システム 予約 Windows 回復

データドライブ(Dドライブ)を分離する場合のパーティション構成はこのようになります。こちらは当サイトでの推奨構成です。

システム 予約 Windows データ 回復

一方、Microsoftが推奨するパーティション構成はこのようになります。

システム 予約 Windows 回復 データ

当サイトでの推奨構成とMicrosoftの推奨構成の違いは「回復」の位置です。

Microsoftが推奨するメリットは、「回復」が不足しても「Windows」を縮小することで「データ」に影響を与えず「回復」を増やせることです。

しかし、「Windows」は更新プログラムなどで肥大した場合に、増えたデータを他のドライブに移すことはできませんが、「データ」は外付けディスクやNASに移すことができます。

したがって、「Windows」は十分な容量を確保して、「回復」が不足した場合は「データ」を縮小する方がよいと考えます。

そのため、当サイトでは「回復」を「データ」の後に配置するパーティション構成を推奨します。

最適なパーティション構成でクリーンインストールする手順

以下、最適なパーティション構成とするための手順を説明します。

再度、注意しますが、クリーンインストールではディスク上のすべてのデータを消去します

必ず、必要なデータをバックアップしてから作業を始めてください。

1.ディスクタイプの確認

「システム」のサイズはディスクタイプに応じて変更する必要があります。

そのため、予めクリーンインストールするディスクタイプを確認しておきます。

1-1.既にWindows 11/10/8.1/8/7がインストールされている場合

画面左下の[Windows]アイコンを右クリックして表示されたメニュー、または、[Windows]+[X]を押して表示されたメニューの「ディスクの管理」をクリックします。

「正常(ブート、ページファイル、プライマリパーティション)」と表示のあるパーティションがあるディスクを探します。通常は下の部分で一番上の「ディスク 0」です。

「ディスク 0」の「EFI システム パーティション」というパーティションのサイズ(Capacity)を確認します。

例えば、この例ではサイズは100MBとなっていますのでディスクタイプは「通常タイプ」(512Bセクタータイプ)です。サイズは99MBと表示される場合もあります。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-01

こちらはMicrosoft Surface Laptopですが260MBとなっていますので「4KBセクタータイプ」です。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-02

「ディスク 0」に「EFI システム パーティション」が無い場合があります。

EFI対応のパソコンではない可能性もありますが、EFI対応のパソコンでもWindows 7からアップグレードした場合は「EFI システム パーティション」が無いこともあります。

これらの場合は、次の方法で調べることができます。

1-2.新しいディスクにインストールする場合、または、「EFI システム パーティション」が無い場合

ここで説明する方法は、Windows 11/10に自動でパーティション分割を行わせて、ディスクタイプを判別するものです。

したがって、ディスクを完全に消去します

この方法を実施する前に、必要なデータのバックアップを取ってください。

また、この方法でEFIに対応していないパソコンだと分かった場合は、以下で説明する方法は使えず、徒労に終わる可能性もあります。

これらのリスクを理解したうえで実施してください。

 

Windows 11/10のインストール用USBメモリーを用意して、それから起動します。

USBメモリーからの起動方法はパソコンによって異なるため、説明書などで確認してください。また、インストール用USBメモリーが無い場合は、こちらの方法で作成してください。

 

Windows 11/10のインストール用USBメモリーから起動して、この画面になったら「次へ」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-31

「今すぐインストール」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-32

画面下の「プロダクトキーがありません」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-33

今はWindows 11/10をインストールするわけではありませんので、どれでもよいのでエディションを選択して「次へ」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-34

Windowsはインストールしないので「同意します」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-35

下側の「カスタム:Windowsのみをインストールする」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-36

新しいディスクではなく、既にパーティションが作成されている場合は、「ドライブ 0」のどれかのパーティションを選択して「削除」をクリックします。

パソコンにディスクは1台だけ接続されていることを前提としていますが、「ドライブ 0」以外に「ドライブ 1」など別のディスクが表示される場合は、間違わないように注意してください。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-37

削除の確認が表示されますので「OK」をクリックして削除します。

同様の手順で「ドライブ 0」のすべてのパーティションを削除します。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-38

すべてのパーティションを削除するとこのようになります。新しいディスクの場合も同様の表示となります。

「ドライブ 0の割り当てられていない領域」を選択して「新規」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-39

サイズが表示されますが、そのまま「適用」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-40

追加でパーティションが作成される旨の説明が表示されますので「OK」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-41

普通にクリーンインストールした場合のパーティション構成が作成されます。

作成されたパーティションの中で「種類」が「システム」となっているパーティションの「合計サイズ」の値を確認します。

この例では100MBとなっていますので、「通常タイプ」のディスクであることが分かります。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-42

一方、こちらの例では「種類」が「システム」でも「名前」に「システムで予約済み」との説明が付いており、「種類」が「MSR(予約済み)」のパーティションもありません。

この場合はパソコンがEFI対応ではないので、この記事の方法では最適なパーティション構成にすることはできません。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-46

確認が終わったら、「電源ボタン」を押したままにして電源を切ります。

この画面が表示されている状態では裏でディスクへの書き込みは行われないため、電源を切っても問題ありません。

2.パーティション構成の決定

パーティション構成を決めるための情報が揃いましたので、スクリプトの質問に対する回答を用意します。

以下の質問の回答をメモ用紙などに書いておいてください。

EFIパーティションサイズ:
回復パーティションサイズ:
データパーティションを分けるかどうか:
データパーティションを分ける場合の構成:
データパーティションを分ける場合のWindowsシステムパーティションサイズ:

EFIパーティションサイズは選択式となりますので、「1.ディスクタイプの確認」で調べた結果となります。

回復パーティションサイズは徐々に増えており、Windows Updateでは回復パーティションの更新まで行われるようになりました。

以前は初期状態が500MB程度だったので1024MBも確保すれば十分と考えていましたが、環境によっては不足してWindows Updateが失敗する事例が発生しています。

標準的なSSDの容量も増えてきましたので、回復パーティションのサイズは、2048MBをお勧めします。

データパーティションを分ける場合は、説明したように「当サイト推奨構成」か「Microsoft推奨構成」のどちらかを選択します。

データパーティションを分ける場合は、Windowsシステムパーティションのサイズを指定して、残りをデータパーティションとします。

Windowsシステムパーティションのサイズは、利用するアプリケーションによって変わります。

私の環境ではMicrosoft Officeとグラフィックソフトをインストールしても、80GBあればWindows Updateで容量不足になるようなことはありません。

3.パッケージの準備

まず、こちらのパッケージをダウンロードしてください。

アイコン
Windows 11/10用 最適パーティション作成パック Ver.2

Windows 11/10をクリーンインストールする場合に、予め任意のサイズでパーティションを作成しておくためのツール

ダウンロードした「Make-Script-v2.zip」を右クリックして表示されたメニューまたはエクスプローラーのリボンで「プロパティ」をクリックします。

「全般」タブの下部の「セキュリティ」の「許可する」にチェックを入れて「適用」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-51

セキュリティの説明が消えたことを確認して「OK」をクリックして閉じます。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-52

インターネットからダウンロードしたファイル、特にZIPファイルについては展開前にブロックを解除しておかないと、展開したすべてのファイルがブロックされ、解除が大変になります。そのため、信用できるファイルについては展開前にブロックを解除するようにしてください。

「Make-Script-v2.zip」を展開します。5つのファイルが展開されます。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-53

4.スクリプトの作成と実行

ここでは、パーティションの作成だけを行います。

Windows 10のインストールは次の「5.作成したパーティションにWindows 10をクリーンインストール」で説明します。

パッケージの利用方法は2通りあります。

4-1.事前にスクリプトを作成して、後で実行する場合

常に同じパーティション構成でインストールする場合や、同じパーティション構成で複数のパソコンにインストールする場合は、事前にスクリプトを作成しておき、実施する場合は実行のみとする方が間違いが起きないでしょう。

 

「Make-Script-v2.zip」を展開したフォルダーをエクスプローラーで開き、アドレスバーに「cmd」と入力して[Enter]キーを押すとコマンドプロンプトが開きます。

コマンドプロンプトは管理者権限で開かないようにしてください。操作を間違えるとパソコンの構成によってはディスクを消してしまう可能性があります。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-54

コマンドプロンプトで[m]と入力して[Tab]を押すと補完されて「Make-Script-v2.bat」が表示されますので[Enter]を押してスクリプトを実行します

順次、パーティション構成について質問されますので「2.パーティション構成の決定」で決めた回答を入力していきます。

[Enter]だけを押した場合は「既定」の値が採用されます。

「今すぐ、パーティションを作成しますか?」に対しては必ず「作成しない」を選択してください

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-55

スクリプトの作成が終わったら、「Create-Partitions-EFI.txt」と「Divide-Partitions-v2.bat」をインストール用USBメモリーのドライブ直下にコピーしてください。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-56

次に、クリーンインストールするパソコンをインストール用USBメモリーから起動します。

言語とキーボード配置を確認して「次へ」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-11

左下の「コンピューターを修復する」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-12

「トラブルシューティング」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-13

「コマンドプロンプト」をクリックします。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-14

「コマンドプロンプト」が起動します。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-15

インストール用USBメモリーのドライブを確認するために「dir c:」、「dir d:」と順番に実行してコピーした「Create-Partitions-EFI.txt」と「Divide-Partitions-v2.bat」があるドライブを探します。

ここでは「dir d:」で見つかりましたので「Dドライブ」ということになります。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-57

見つかったドライブにカレントドライブを変更します。ここでは「Dドライブ」なので「d:」と入力します。

[d]と入力して[Tab]を押すと補完されて「Divide-Partitions-v2.bat」が表示されますので[Enter]を押してスクリプトを実行します。

実行状況を見てエラーが発生していないことを確認してください。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-58

スクリプトが終了すると作成されたパーティション構成が表示されますので間違いが無いか確認します。

「exit」を実行してコマンドプロンプトを終了します。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-59

「PCの電源を切る」をクリックしてパソコンの電源を切ります。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-60

4-2.スクリプトを作成して、その場で実行する場合

パソコンごとにパーティション構成を変えたり、結果を見ながらパーティション構成を調整することもできます。

 

パッケージを展開した5つのファイルをすべてインストール用USBメモリーのドライブ直下にコピーします。

インストール用USBメモリーから起動してコマンドプロンプトを起動します。手順は前項と同じです。そしてインストール用USBメモリーのドライブを探して、カレントドライブを変更します。

[m]と入力して[Tab]を押すと補完されて「Make-Script-v2.bat」が表示されますので[Enter]を押してスクリプトを実行します。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-61

順次、パーティション構成について質問されますので「2.パーティション構成の決定」で決めた回答を入力していきます。

[Enter]だけを入力した場合は「既定」の値が採用されます。

「今すぐ、パーティションを作成しますか?」に対して「作成する」を選択することで続けてパーティション作成を行います。

実行状況を見てエラーが発生していないことを確認してください。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-62

スクリプトが終了すると作成されたパーティション構成が表示されますので間違いが無いかを確認します。

もしも間違いがあったり、やはり別の構成にしたいという場合は「Make-Script-v2.bat」を再度実行してください。何度実行してもスクリプトはパーティションをすべて消してから作り直しますので前回の実行の影響は受けません。

問題が無ければ「exit」を実行してコマンドプロンプトを終了して、次の画面で「PCの電源を切る」をクリックしてパソコンの電源を切ります。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-63

5.作成したパーティションにWindows 11/10をクリーンインストール

再度、インストール用USBメモリーから起動して、通常通りクリーンインストールの手順を進めます。

通常と違う点は「Windowsのインストール場所を選んでください」の画面で表示されるのは、最適なパーティション構成となっていることです。

この画面でインストール先として「Windows」と名前が付いているパーティションを選択して「次へ」をクリックします。

あとはクリーンインストールを最後まで進めます。

Windows10-Create-Best-Partition-Layout-71

2台目以降のディスクにパーティションを作成する手順

SATA接続のSSDよりM.2のPCIe接続のSSDの方が速いのですが、パソコンによってはディスクの認識順序で、SATAの優先順位がM.2より高い場合があります。

そのような場合は、ディスクの認識順序を無視してM.2のSSDにWindows 11/10をインストールすることになります。

このような場合は、ここで説明した手順でまず「Create-Partitions-EFI.txt」と「Divide-Partitions-v2.bat」を作成します。

次に「Create-Partitions-EFI.txt」の「select disk 0」の部分を対象とするディスク番号に変更してから「Divide-Partitions-v2.bat」を実行してください。

Windows 10 バージョン1903について

Windows 10 バージョン1903では回復パーティションのサイズは530MBとなっています。

したがって、Windows 10 バージョン1809以前を既定のままクリーンインストールしていた場合、アップデートすると必ずパーティションの増殖が発生します。しかし、ここで説明しているスクリプトの既定通り回復パーティションを1GBで作成していれば増殖は起きないはずです。

ところが、ここで説明した方法で回復パーティションを1GBに増やした環境でも増殖が発生したとのコメントを頂いたため確認してみました。

結果としては増殖は発生しませんでした

何故増殖が発生したのかですが、この記事で説明した回復パーティションサイズ以外の何かしらの影響だと思われます。

まとめ

Windows 10では頻繁に大型アップデートが配信されるため、できることならアップデートで済ませたいところです。

そのためにはクリーンインストールする段階で最適なパーティション構成とすることが重要です。

改訂版では、直接スクリプトを書き換える必要がないため、多少、敷居は下がったと思います。

Windows 11/10をクリーンインストールする場合に活用して頂ければと思います。

コメント

  1. twitthal より:

    ■質問1
    自分の環境のパーティション構成を見てみたら

    回復 499MB 正常(OEMパーティション)
    99MB 正常(EFIシステムパーティション)
    475.51GB 正常(ブート、プライマリパーティション)
    894MB 正常(OEMパーティション)
    のようになっていました。最後の894MB のパーティションには「回復」とついていませんが、
    これが Windows 10 のバージョンアップの際に勝手に追加されたものなのでしょうか?

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      最後の「894MB 正常(OEMパーティション)」が現状利用されている回復パーティションと思われます。

      詳細はこちらの記事も参考にしてください。

      Windows 10での回復パーティションサイズの変更方法、回復ドライブと回復パーティションサイズの関係
      https://solomon-review.net/windows10-recovery-partition-size/

      「ディスクの管理」での表記が最近のバージョンから「(回復パーティション)」ではなく「(OEMパーティション)」と表記されるようになりました。

      回復パーティションにはWindows 10の立ち上げや修復を行うツールの他に、アップデート時には標準でサポートされないデバイスのドライバーなども格納されます。

      タブレットやスキャナー、複合機、プリンターなど多くの周辺機器を使っていると回復パーティションは肥大化する傾向にあります。

      • twitthal より:

        ありがとうございます。Solomon さんの過去記事も参考に知識を深めたいと思います。

        もう一つ質問させて下さい
        ■質問2
        一つのディスクで Windows 10 のマルチブート環境を作る必要があります。
        HOME の1803 を二つ作ります。
        この場合、回復パーティションはそれぞれのシステム領域に対応して二つ作られるのでしょうか?
        実際に使うパーティションは、システム(ブート)ドライブ×2と、共用で使うデータドライブと
        したいのですが、この場合パーティション構成はどのようにすべきでしょうか?

        • Solomon Solomon より:

          コメントを頂きありがとうございます。

          申し訳ございませんが、デュアルブート環境に関しては試したことが無いので回答を持ち合わせておりません。

          どの回復パーティションを使うかなどはUEFIのWindows Boot Managerの指定となりますので、このあたりの細かな設定が必要になると思われます。

          私も昔はデュアルブートを使っていましたが、環境切り替えの度に再起動しなければならず面倒なため、2台以上必要な場合は仮想PCとしています。

          USBを使わない場合はHyper-Vで、USBを使う場合はOracle VM VirtualBoxを利用します。

          https://www.oracle.com/technetwork/server-storage/virtualbox/overview/index.html

          新たに覚えることが多いですがファイルのコピーだけで仮想PCを他のPCに移せるので慣れると便利です。

          • twitthal より:

            ありがとうございます。では試行錯誤してみて分かったことがあったらフィードバックさせていただきます。

            自分で使う環境ではなく、頼まれて作る環境で、予算上 Pro のライセンスが必要な
            Hyper-V クライアントを使うことができないのです。
            (自分では使ってますし、Vsphereでの仮想環境も別に持ってます。)

            なお「回復」操作を実際に行うことがないと思われる時には回復パーティションは
            (後ろに寄せておくことはやったとしても)システム任せでいわば
            「好きにしてくれWindowsよ」という態度で問題ないのでしょうか?

            • Solomon Solomon より:

              コメントを頂きありがとうございます。

              お役に立てず申し訳ございません。

              「回復」操作を行わないならWindows 10任せでもよいと思われます。

              もしも大型アップデートで新たに回復が作られたとしても「Windows」と「回復」が連続していれば、その間に作られますので2つの「回復」を統合することもできるでしょう。

          • HAL より:

            有意義な情報の公開ありがとうございます
            私はOSパーティションのユーザーフォルダにデータは一切置かないので、クリーンインストール一択なのですが、1903のテストも兼ねてプログラムや設定などの環境を引き継ぎたいため、今回初めてwindows上から1809→1903へアップグレードしてみました。windowsパーティションが縮小され、新たにOEMパーティションが追加されてしまいました。やはり既存のOEMパーティションのattributes,IDが変更されていたことが原因でした。ベアメタルインストールでは問題がなくても、windows上のアップグレードはもちろん、既存のパーティションを利用してのクリーンインストールでも、事前にdetail partitionで確認したほうが良いのですね。勉強になりました。
             勝手にパーティションを弄る行儀の悪いwindows10では、同一ドライブ
            にデータパーティションを切るのはリスクが高い(パーティション喪失で何度もデータが飛んだ経験あり)ので、マルチドライブ構成が可能なデスクトップPCではデータドライブを別にしています。それからSSDは空き領域(ディスクの未割り当て)を総容量の一割程度設定したいので、shrinkコマンドは使用せずにパーティション分割しています。気になるのはmicrosoftのアナウンスで、喫緊のwindows10ヴァージョンで回復ドライブに
            7GB程度確保する予定だそうです。なので私はOEMパーティションに10GB割り当てています。ずっと以前からOSの回復ツールは全く使用しておらず(使い勝手が悪い上に不具合だらけ←windowsPEは別)OEMパーティションなど不要なのですが、インストール時に、パーティション構成不具合で撥ねられてしまうので、仕方なくOEMパーティションを残してあります
            マルチブートの件で、私の環境を開示しますので皆様の参考になれば嬉しいのですが。まずラップトップではシングルドライブ構成なので、MBR一択です。事前にパーティションを切り、クリーンインストールすればsystem予約パーティションが作られずに済むので、見通しが良く保守管理が楽になります。これで異なるヴァージョンのwindows10や、同一ヴァージョンでも異なる設定のものを複数用意できるので、不具合の検証など色んなことで遊べます(仮想マシンでは出来ないことが多いので、マルチブートの用途はwindows10でこそ必要だと考えます)デスクトップPCではマルチドライブ構成が可能なので、簡単にマルチブートが組めます(私はこれでM.2 NVMe / M.2 SATA / 2.5inch SATA 構成にし、ベンチマーク比較などで遊んでいますが、ゲームや動画編集など用途別にOSを使い分けても便利です)さて肝心のシングルドライブ構成で、UEFI環境
            マルチブートですが、これはかなり敷居が高いです。このことについて取り上げているサイトは私の知り得た範囲では皆無でした。プライマリOSのインストールまでは通常通り行います。セカンダリOSは、クリーンインストールだとパーティション構成不具合が表示されて上手くゆきません。なのでMacrium reflect等のリカバリー?ソフトをインストールしてディスクイメージを取ります。
            この時windowsとOEMパーティションのみで構いません(UEFI,MSRは共用できます)この2つのパーティションイメージを空き領域(未割り当て)にレストアすればマルチブートの出来上がりとなります。ただしセカンダリOSのブートローダ修復は必須です(bcdboot D:\Windows /l ja-jp D:はセカンダリのdrive letter) ブート時のOS選択名の変更などはEasyBCDというソフトがUEFIに対応したので、コマンドから変更するより楽です。
             intelがこの先レガシーBIOSを切り捨てるようなので、最新のCPU,chipset環境を使いたいのならUEFIへの対応も必須なのでしょうが、現時点では、シングルブートであってもMBRのほうがはるかにメリットが大きいです。ともあれマルチブートは、(常に安定した環境を用意しながら、検証も行うなら)この先さらに必須でしょう。ドライバーの検証等も仮想マシンでは出来ないですし、実機インストールが必ず役に立ちます。私のラップトップはあえてbroadwell世代のCPUを選択し、MBRでwindows10 1903/windows10 1809/windows7/Kali linux/linux mint/という構成です。各windowsにはmacrium reflect ,minitool partition wizard,EasyBCDがインストールされなにがあっても(物理障害を除く)大丈夫な環境になっています。システムパーティションを別に作らせていないので、あとからインストールしたOSでブートローダが書き換えられませんから、独立性が高く、入れ替えも容易です。この構成ならwindows10でもパーティションを勝手に操作出来ないので、データパーティションを切って使用しても問題ありません。今は1TB SSDの導入も楽なので良い時代になりました。(私は10万円を超える価格の時から始めたので)理想的にはマルチブートではなく、マルチPCでリスクヘッジと検証ができれば良いのですが、私の意見が皆さんの少しでも参考なれば嬉しいです。ちなみに私の環境ですが自作デスクトップが二台あり、どちらも最新のハードウェア構成でUEFIなので、将来への対応もしています。一台目はi7-8700で安定運用、もう片方はi5-9600kでバリバリのOC運用です。しかし日常はwindows7の入ったLenovo L450 を開くことが多いです(SSD samsung 960 evo 1TB / memory 8GBx2 に換装済) 今回は触れませんでしたが、マルチブートでのライセンスの件は自己責任でお願いします(グレーゾーンなので→問題ないとのMS公式見解あり、ただしアメリカ本国でのみ?)私は自作経験が長いので、使用していないwindows7,8のライセンスがたくさんあるので
            楽なのですが。はじめてのコメントで長文になり申し訳ありません。これからも役に立ち、信頼性の高い独自のサイトを継続なされることを応援しています

            • Solomon Solomon より:

              コメントを頂きありがとうございます。

              Windows 10 バージョン1903ではOEMパーティション(回復パーティション)が530MBに増えていますので、バージョン1809を既定のサイズでクリーンインストールされた方は新たにOEMパーティションが作成されると思われます。

              7GBという話で検索してみたところ、このような記事がありました。

              Windows 10 Update 1903 will reserve 7GB of your disk space
              https://www.guru3d.com/news-story/windows-10-update-1903-will-reserve-7gb-of-your-disk-space,3.html

              しかし、どうもこの人は勘違いしているようです。

              Windows 10の設定アプリからはOEMパーティションは見えません。そして説明にある方法で表示される「Reserved storage」はCドライブの詳細です。

              すなわち「Reserved storage」はシステムパーティション内に確保されます。OEMパーティションではありません。

              Windows 10 バージョン1903をクリーンインストールした環境で見てみると「予約済み記憶域」として7.19GB確保されていました。しかし、別パーティションで存在するOEMパーティションは530MBです。

              昔はPCを5、6台並べて検証していましたがそれでも足りず、マルチブートまで使っていましたが今は使わなくなりました。

              私が使う範囲では仮想マシンを使った方が便利だからです。省電力で昼夜間でテストできるのと、チェックポイントで時間を遡れる点も便利です。

              それでもマルチブートは使われる方も居られるでしょうから、コメントではなくサイトを立ち上げてノウハウを公開されることをお勧めします。

  2. Ace より:

    以前にもこちらの情報でお世話になりました。ありがとうございました。
    またWin10再インストールする必要があったためこちらの改訂版をもとに実施しました。
    インストール時に回復パーティションを1024MB作ったはずなのですが気づいたら1022MBとなっていました。
    使用した時のCreate-Partitions-EFI.txtにはshrink minimum=1024とありました。
    特に問題はありませんがちょっとだけ気になったので投稿しました。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      御返答が遅れて申し訳ございません。

      最近、自分のマシンも買い替えたのでパーティションを切ったのですが1024MBから変化はありませんでした。

      差し支えなければ、どのような操作をして、何のソフトで確認した時に1022MBと表示されたのか教えて頂けませんでしょうか。

  3. Ace より:

    返信ありがとうございます。
    手順ですが、作成パックV2ですべて初期値でCreate-Partitions-EFI.txtを作成し、Win10 1803用のMediaCreationTool.exeでUSBインストールしました。
    こちらのサイトの4.1事前に~と同じ手順です。インストール時は各パーティションのサイズ確認はしていませんでした。
    その後WindowsUpdateで1809にアップデートしてしまいました。自分ではパーティションの操作は一切行っていません。
    1022MBと表示されているのはディスクの管理とdiskpartです。

    DISKPART> list partition
    Partition ### Type Size Offset
    ------------- ------------------ ------- -------
    Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
    Partition 2 予約 16 MB 101 MB
    Partition 3 プライマリ 475 GB 117 MB
    Partition 4 回復 1022 MB 475 GB

    msinfo32 > コンポーネント > 記憶域 > ディスク
    パーティション ディスク #0, パーティション #0
    パーティション サイズ 100.00 MB (104,857,600 バイト)
    パーティション 開始オフセット 1,048,576 バイト
    パーティション ディスク #0, パーティション #1
    パーティション サイズ 475.83 GB (510,913,413,120 バイト)
    パーティション 開始オフセット 122,683,392 バイト
    パーティション ディスク #0, パーティション #2
    パーティション サイズ 1,022.10 MB (1,071,750,656 バイト)
    パーティション 開始オフセット 511,036,096,512 バイト

    • Solomon Solomon より:

      詳細に教えて頂きありがとうございます。

      私の手元にもバージョン1803をクリーンインストールしてバージョン1809にアップデートした環境がありますので確認してみました。

      DISKPART> list part

      Partition ### Type Size Offset
      ------------- ------------------ ------- -------
      Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
      Partition 2 予約 16 MB 101 MB
      Partition 3 プライマリ 222 GB 117 MB
      Partition 4 回復 1024 MB 222 GB

      msinfo32 > コンポーネント > 記憶域 > ディスク
      パーティション ディスク #0, パーティション #0
      パーティション サイズ 100.00 MB (104,857,600 バイト)
      パーティション開始オフセット 1,048,576 バイト
      パーティション ディスク #0, パーティション #1
      パーティション サイズ 222.46 GB (238,860,369,920 バイト)
      パーティション開始オフセット 122,683,392 バイト
      パーティション ディスク #0, パーティション #2
      パーティション サイズ 1.00 GB (1,073,741,824 バイト)
      パーティション開始オフセット 238,983,053,312 バイト

      上記のように私の環境では1024MBから変わっていませんでした。

      問題の回復パーティションですが、私の環境のサイズは、

      1,073,741,824 = 1,024 * 1,024 * 1,024

      です。

      そちらの環境との差は、

      1,073,741,824 - 1,071,750,656 = 1,991,168 = 3,889 * 512

      となり、512バイト(セクターサイズ)の奇数倍となっています。

      可能性として、バージョン1803をインストールした後に何かしらのストレージ障害が発生して、不良セクターとしてマークされた可能性が考えられます。

      実際に壊れているのかは分かりませんが、バージョン1809へのアップデート時のチェックではストレージ障害と判定された可能性があります。

  4. Ace より:

    ご返信とご確認ありがとうございます。
    こちらの環境の問題のようですので、またどこかで再インストールし再確認してみたいと考えています。
    今度は1809クリーンインストールになるとは思います。
    ありがとうございました。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      SSD/HDDの故障は考え難いのですがMB単位になっていないため、その可能性が考えられます。

      クリーンインストールすれば問題は見えなくなりますが、本当に故障し始めている場合、いきなり読めなくなりますので早めに対応しておいた方がよいかもしれません。

      私は場合は、何かしら不具合の兆候が見えたSSD/HDDは使えていても処分するようにしています。

  5. bavilon より:

    質問ー1)windows10のディスクの管理やパーティション管理ソフトでディスクのパーティションを調べても、EFIシステム(ESP)とwindows だけで、予約(MSR)がありません。
    正常でしょうか。MSRはESPに含まれているのでしょうか。
    質問ー2)ESPのサイズはwindows10では500MB必要で、普通にクリーンインストールでは500MBとなるとのことです。100MBはwin7のサイズ。
    どちらが最新情報でしょうか。また、貴作成のパーティション作成スクリプトは500GBに対応できますか。
    ※最近、windows updataで更新エラーとなり、原因がESPのサイズ小(100GB)らしいとの情報がありました。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      回答が遅れて申し訳ございません。

      質問-1)

      「予約(MSR)」は「ディスクの管理」では表示されません。また、パーティション管理ソフトによっては表示されないものもあるかもしれません。

      しかし「予約(MSR)」はWindows 10の起動には必須なので「EFIシステム」があるなら、必ず有るはずです。

      管理者権限のコマンドプロンプトからDISKPARTコマンドを起動して、

      SELECT DISK 0
      LIST PARTITION

      と入力すれば確認できます。

      質問-2)

      Windows 10では「EFIシステムパーティション」は500MB必要という情報はどちらからのものでしょうか。

      何十回もWindows 10をクリーンインストールしていますが「EFIシステムパーティション」はディスクのタイプにより、必ず100MBか260MBで作成されています。500MBで作成されたことはありません。

      詳しいことはMicrosoftのサイトを参照ください。こちらの説明はWindows 10に対応しています。

      UEFI/GPT ベースのハード ドライブ パーティション
      https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/hardware/dn898510(v=vs.85).aspx

      「EFIシステムパーティション」はストレージのサイズやWindows 10のバージョンで変化するものではありませんので、100MBか260MBのどちらかとなります。

      したがって、当サイトで提供しているスクリプトは500MBには対応していません。

      500MBにしたい場合はスクリプトを書き換える必要があります。

      最近のバージョンは回復パーティションの最小サイズが450MBから500MBに変更されました。

      500MBというのは「EFIシステムパーティション」ではなく「回復パーティション」の間違いではないでしょうか。

  6. bavilon より:

    Solomon様 ご教授ありがとうございました
    質問-1) DISKPARTで確認できましたが、やはり予約MSRはありませんでした。(でも動作に問題なし?)
    質問-2) 「システムで予約済みのパーティション」のことをESPと理解間違いをしたようでした。で、更新エラーのエラーコード0x800F0922に関して、Msの「windowsのサポート」や、パーティション管理ソフトのAOMEIのエラーに関するHpで、「更新エラーは、予約済みパーティションのスペース不足が原因との記述があり、Win7=100MBがWin10=500MBとなっている期記述があったためです。

    ◆ついでの質問です。Solomon様の「最適パーティション作成パック」参考にMSRを作成しましたが、それに関してです。diskpartのoffset値について、ESPではMB単位、MSRではbyte単位のようですが、これはどのように理解すればいいのでしょうか。これが理解できず困惑しました。
    (蛇足:MSR構築しましたが、更新エラーは改善できませんでした。やはり、残念ながらクリーンインストールが要です)

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      MSRは必須とのことなので調べたのですが、どのように使っているのか分かりませんでした。

      大型アップデートでの失敗の多くはディスク容量不足だそうです。

      回復パーティションは大型アップデートには必須で、容量が不足すると既存の回復パーティションを捨てて新たに作成されます。

      場所はCドライブにあたるパーティションの最後を縮小して作られます。

      サイズは500MBにドライバーを追加したものなので、パソコンによっては1GB程度になる場合もあります。

      Cドライブの空き容量が足りないか、最後の方にファイルがあってパーティションを縮小できないと、回復パーティションを作れずアップデートに失敗します。

      回復パーティションではなくディスクの空き容量が不足する場合は、USBメモリーを挿しておくとUSBメモリーを使ってアップデートしてくれます。

      offsetの値ですが、diskpartコマンドでの指定ではKB単位です。

      詳細は、diskpartコマンドを起動後、

      help create partition efi
      help create partition msr

      で確認してください。

  7. bavilon より:

    Solomon様 再三のご教授ありがとうございました。
    システムパーティション作成の単位の件ですが、Solomon様の「最適パーティション作成パック」ではなく、他の方の情報からでした。

    DISKPARTの記述が(A)で、その結果が(B)です。
    (A)-------------------------------------------------------------
    >create partition EFI size=100 offset=1    create partition msr size=16 offset=103424 <--103424KB=101MB
    (B)-------------------------------------------------------------
    Partition ### Type Size Offset
    ------------- ---------------- ------- -------
    Partition 1 システム 100 MB 1024 KB
    Partition 2 予約   16MB 101 MB
    -------------------------------------------------------------------
    なお、更新エラー対処ですが、Win7>>win10>>VerUp・・・との経緯からクリーンインストールしかなさそうです。
    いろいろ有難うございました。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      DISKPARTでのOFFSET表示はサイズによって単位が変わるようですが、指定はKB単位です。
      MB表示では1MB=1024KBで表示されます。

      Windows 7パソコンでもWindows 10が問題無く使える環境でしたら、やはり、クリーンインストールして最適な環境で使った方が良いと思います。

      Windows 7から環境を引き継いでいるときは動作していても、クリーンインストールすると動作しなくなる古いソフトもありますので、その点は注意した方がよいかもしれません。

  8. bavilon より:

    v1903へアップグレード後のパーティションについてお教えください。
    Solomon様の「回復パーティションの増殖を防ぐ方法」を受けて、以下の構成でv1803からv1903へupgradeしました。
    ところが、意に反した「OEMパーティション」が作られたため、これが正常なのか、どうしてこうなったのかについて質問させていただきました。

    1)v1803時のパーティション
    windowsの後ろに「回復パーティション」を作成。
    ・ご指示の以下スクリプトを参考に作成
    ・サイズは、1.024GB ←・・・1GB以上あれば増殖しないより
    ---------------------------------------------------------------
    create partition primary size=1024
    format quick fs=ntfs label="Windows RE tools"
    assign letter="R"
    set id="de94bba4-06d1-4d40-a16a-bfd50179d6ac"
    gpt attributes=0x8000000000000001
    ---------------------------------------------------------------
    2)v1903へ環境維持してupgrade、結果のパーティション構成
    [1:EFI][2:windows][3:(OEMパーティション)][4:Recovery tools]
    ・1,2:略
    ・3:ラベル無し(OEMパーティション)=533MB 空き85MB
    ・4:Recovery tools=1.02GB 空き1.01GB
    となりました。
    3:が意に反して発生した(回復?)パーティションです。4:が回復パーティションとなるつもりでしたが、利用されていないようです。

    upgrade前のパーティション配置に間違いがあったのでしょうか。

     

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      想定外のパーティション構成となってしまい申し訳御座いません。

      こちらでも2台のPCをバージョン1903にアップデートしたのですが回復パーティションの増殖は発生しませんでした。

      頂いた情報とこちらのパーティション構成とで違う点としてボリュームラベルがあります。

      こちらのアップデートした環境での回復パーティションは作成時のボリュームラベルが「Windows RE tools」から変更されていませんが、頂いた情報では「Recovery tools」とのことです。

      この「Recovery tools」というボリュームラベルは日本語版Windows 10をクリーンインストールした場合の「回復」とも違います。

      したがって、クリーンインストール後に何かしらのソフトによって回復パーティションの属性が書き換えられた可能性があります。

      私の経験ではパーティション操作ソフトを使ったときに属性とボリュームラベルが書き換えられたことがありました。

      それらのディスク管理系ソフトを使ったことが無ければ頂いた情報だけでは原因は分かりません。

      現状の改善策ですが、パーティション操作ソフトで

      1.使われなくなった「Recovery tools」を削除
      2.新たに作成された回復パーティションを1GBに拡張
      3.新たに作成された回復パーティションをディスクの最後に移動
      4.「Windows」を回復パーティションの前まで拡張
      5.回復パーティションの属性を修正

      とするのがよいと思います。

      パーティション操作ソフトは回復パーティションを通常パーティションとして処理しますので、必ずDISKPARTコマンドで種類(ID)と属性(ATTRIBUTE)はセットし直してください。

      • bavilon より:

        Solomon様 早々にご回答いただきありがとうございました。
        原因はラベル名の違いですね。
        回復パーティション作成スクリプトに関して、Solomon様ご指示記述ではなく、
        他の方のを持ってきてしまったみたいです。

        お教えいただいた方法でパーティションを作成しなおします。
        なお、ラベル名は無くてもかまわないのでしょうか。
        有難うございました。

        • Solomon Solomon より:

          コメントを頂きありがとうございます。

          アップデートではボリューム名が変更されることはありませんので、ボリューム名が違っていることが回復パーティションが追加された原因ではないと考えます。

          ボリューム名が変わっている状況から、アップデート前に何かしらのソフトにより回復パーティションの種類と属性が変更されて回復パーティションと認識されなくなっていた可能性があります。

          普通にWindows 10を使う分には回復パーティションは使われないので種類と属性が変更されても気付きません。

          しかし、そのようなソフトに心当たりがないのことと、アップデート後では使われなくなった回復パーティションの種類と属性が変更されてしまうことにより原因の特定は困難です。

          こちらでのアップデートはUSBメディアを使って行いましたが、Windows Updateから行った場合に何かしら違いがあるのかもしれません。現状では状況の再現ができていません。

          なお、パーティション構成の修復にあたり回復パーティションのボリュームラベルは、人から見た区別のためなので無しでも構いません。

          Windows 10が識別するのは種類と属性だけです。

  9. Mayumi より:

    gptパーティション形式ではありませんとエラーが出るので、diskpartでconvert gptを実行するとインストールが可能になるのに、パソコンがEFI対応ではないので、Divide-Partitions-v2.batを実行すると、またgptパーティション形式ではありませんのエラーが出てしまいます。何度も試してみましたが、変わりません。パーティションをせずにインストールするしかないのでしょうか?

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      Windows 10はGPT形式のストレージは読めるのですが、GPT形式のストレージから起動できるかどうかは別の問題です。

      Windows 10は通常のWindows 10と障害発生時に使うWindows 10をひとつのストレージに格納します。

      状況によってどちらのWindows 10から起動するかを選択しますが、パソコンが起動できる形式のストレージに記録されていなければ意味がありません。

      パソコンがUEFI起動に対応していない場合は、無理にGPT形式のストレージにインストールしても起動できません。

      パソコンがUEFIに対応していない場合は、素直にMBR形式のストレージにインストールすることをお勧めします。

      なお、UEFI対応なのにGPT形式のストレージにインストールできない場合、64ビット版のWindows 10であることを確認してください。32ビット版Windows 10ではGPT形式のストレージにインストールできない場合があります。

      • Mayumi より:

        早速のご回答ありがとうございます。
        このような場合で、最適なパーティション構成にする方法を、具体的に教えていただけますでしょうか。

        • Solomon Solomon より:

          コメントを頂きありがとうございます。

          誠に申し訳ございませんが、UEFIブート未対応環境での最適なパーティション構成にする方法は検証していないためお伝えすることはできません。

          UEFIブートはWindows 7 64ビット版から対応しており、未対応のPCは相当古いと思われます。

          最適なパーティション構成にする目的は、大型アップデートをクリーンインストールせずにアップデートで乗り切ることですが、アップデートごとにWindows 10の要求スペックが上がっています。

          今後のアップデートを考えて、PCのアップグレードを検討された方がよいと思います。

  10. TS より:

    8GB以上のUSBメモリを所有していないため、「Create-Partitions-EFI.txt」と「Divide-Partitions-v2.bat」を適当なUSBメモリにコピーした後、DVDメディアからクリーンインストールを開始し、コマンドプロンプトでbatファイルをコピーしたUSBメモリを指定することでも問題ないでしょうか?

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      スクリプトファイルをUSBインストールメディアにコピーせず、DVDインストールメディアと容量の小さいUSBメモリーで代用することは可能です。

      ただし、スクリプトは実行中に書き込みを行っていますので、必ずカレントドライブがUSBメモリーになるようにしてから実行してください。

  11. mitchi より:

    始めまして
    私のPC  Win10 Home x64 1903 では
    Partition ### Type Size Offset
    ------------- ------------------ ------- -------
    Partition 1 回復 529 MB 1024 KB
    Partition 2 システム (EFI) 100 MB 530 MB
    Partition 3 予約 16 MB 630 MB
    Partition 4 プライマリ(Win10) 100 GB 646 MB
    Partition 5 不明(LinuxMint18.3) ext4 49 GB 101 GB
    Partition 6 プライマリ(Data) 718 GB 150 GB
    Partition 8 不明 (NatureOS) ext4 50 GB 869 GB
    Partition 7 Swap 12 GB 919 GB
    っとして運用してますが
    Partition 1 回復 を1024Mbにし
    Partition 2 システム (EFI) を260Mbにする方法は出来ないでしょうか?
    やっぱり disk0を全クリアーでスクリプトで設定するしか方法はないでしょうか?
    (今の他のパーティションの変更無しで)

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      返答が遅れて誠に申し訳ございません。

      パーティション変更ソフトでご質問のような操作を行ったことはあります。

      しかし「予約」はパーティション変更ソフトでは扱えず、diskpartコマンドと組み合わせてどうにか変更はできました。

      この操作は非常に面倒なので、バックアップを取ってパーティションを切り直した方が賢明です。

  12. mitchi より:

    こんにちは 柔軟なスクリプト有難うございます
    私のPCのパーティションです

    Partition 1 システム 260 MB 1024 KB
    Partition 2 予約 16 MB 261 MB
    Partition 3 プライマリ 200 GB 277 MB
    Partition 4 回復 1024 MB 200 GB
    Partition 5 プライマリ 618 GB 201 GB
    Partition 8 不明 50 GB 819 GB
    Partition 7 不明 50 GB 869 GB
    Partition 6 不明 12 GB 919 GB

    最初に全クリアーで パーティション1~5まで作成して 6,7,8でLinuxとマルチブートをがしています
    その後スクリプトを書き換えて 1~5までを
    クリアーで再インストール可能で
    6~8まではそのままパーティションを残したまま
    Win10だけをリカバリしております
    スクリプト有難うございました

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      返答が遅れて誠に申し訳ございません。

      LinuxとのマルチブートではWindows領域だけを切り直したいですね。

      スクリプトを変更されて対処できたようで良かったです。

      システムと予約を先頭に配置したなら、あとはパーティション変更ソフトで簡単に変更できるでしょう。

      • mitchi より:

        返答有難うございます
        最初の質問を送れたかどうか判らなかった(CAPTCHA が何とかエラーで・・・)ので再度送信しました
        この間スクリプトを見直し何度か
        マルチブートを試して(リカバリを4回)何とか可能となりました
        スクリプトの書き換えをご了承して頂きたくて2回目送信しました
        改めてスクリプト有難うございました
        (これは NatureOSで書いて送信してます)

        • Solomon Solomon より:

          コメントを頂きありがとうございます。

          最初に頂いたコメントは、何故かスパム扱いになっていたので見逃していました。

          稚拙なスクリプトですので書き換えを行って有効利用して頂けるのは嬉しいです。

  13. TS より:

    参考になる記事ありがとうございます。
    このbatファイルを使用してクリーンインストール後、Dドライブを残して別のエディションのWindows10をクリーンインストールしたい場合は、"5.作成したパーティションにWindows 10をクリーンインストール"のセットアップ画面でDドライブ以外をフォーマットし、Windowsと名前が付いているパーティションを選択して次へ、その後は本HPの手順通りに進めることで推奨のパーティションを保持したまま再クリーンインストールすることはできますでしょうか?

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      必ず、Dドライブのバックアップを取ってから作業を行うようにしてください。

      フォーマットするのは「Windows」と名前が付いているパーティションだけにしてください。

      フォーマットすると名前が消えてしまうので必要な場合はWindows 10をインストール後に変更してください。

      「Windows RE tool」と名前の付いた回復パーティションもフォーマットすべきなのですが属性が変わってしまうので上書きでも大きな問題にはなりません。

      あとは「Windows」と名前の付いていたパーティションにインストールすればクリーンインストールすることができます。

      万が一ということもありますのでバックアップは忘れないようにしてください。

  14. vegam57 より:

    こんにちは

    Linuxとのデュアルブートで使っていたWindows10をver.2004にアップデートしたら起動しなくなり、この記事にたどり着いた者です。
    恥ずかしながらブログ記事にしています。
    http://vegam57.livedoor.blog/archives/6241872.html

    おかげさまで原因を理解できました。
    今までWindows10をクリーンインストールする際に気に留めていなかったのですが、デュアルブートだと時限爆弾を抱えているようなものだと悟りました。

    今回、この記事を見つける前にver.2004を再クリーンインストールしたのですが、なぜかはじめから回復パーティションが出来上がっていました。過去にはそんなことはありませんでしたので不思議です。レガシーBiosです。
    ならばこれを利用し、回復パーティションを更に拡大しておくことで、以後デュアルブートでの問題を避けられるのではないか?と思っている次第です。

    ついては、この記事は前提がEFI環境ですが、レガシーBiosでこれを手動でも行う示唆などおありでしたらご教授いただければありがたく存じます。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      従来は、MBRのディスクにWindows 10をクリーンインストールすると先頭に「システムで予約」という550MB程度のパーティションができて、その後ろにCドライブとなる2パーティション構成でした。

      Windows 10 バージョン2004からMBRディスクでも回復パーティションを分けるようにしたのか、確認はできていません。

      手動でパーティションを切り直すなら、こちらの記事にスクリプトを掲載しておりますので、必要なところだけ手動で実行して頂ければよいと思います。

      Windows 10をクリーンインストールする前にひと工夫、回復パーティションの増殖を防ぐ方法(更新)
      https://solomon-review.net/windows10-prepare-partition-before-clean-install/

      • vegam57 より:

        返信ありがとうございます。

        既にext4パーティションがあるディスクに対して、Windows10をクリーンインストールしようとすると、MBRディスクでも回復パーティションができるのではないか、との仮説も思い浮かびました。

        ご教授いただいた方法を試したいとおもいます。
        ありがとうございました。

        • Solomon Solomon より:

          コメントを頂きありがとうございます。

          調べてみたところ、やはり回復パーティションの確保方法が変わっていました。

          ただし、変わっていたのはクリーンインストールだけでアップデートは従来通りです。

          詳しくはこちらの記事をご覧願います。

          Windows 10 バージョン2004における回復パーティション確保方法の変更
          https://solomon-review.net/windows10-v2004-recovery-partition/

          パーティションが作成されてしまったのはext4が原因ではなく、元の回復パーティションのサイズが不足していたためだと思います。

          必要なサイズは環境によって異なり、私のパソコンでは800MB以上必要です。

          • vegam57 より:

            新しい記事を拝見しました。
            希少価値あるすごい記事だとお見受けします。
            ありがとうございました。

            • Solomon Solomon より:

              コメントを頂きありがとうございます。

              アップデートで回復パーティションが増えるとWindows 10以外では、デュアルブートなどで影響が大きいことが分かりました。

              情報を頂きありがとうございました。

  15. コーダイ より:

    このページを参考にして、バージョン2004のクリーンインストールを実施しました。
    今までは、増殖するパーティションを削除しCドライブを拡張していましたが、
    これからはこのような変な操作をしなくてよさそうです。
    素晴らしい記事をありがとうございました。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      お役に立ったようでよかったです。

      Windows 10 バージョン2004で若干改善されましたが、バージョンが上がるごとに増える最低サイズと、環境により変わる必要サイズをWindows 10は予測できないのでしょう。

      そのため現状では、人が必要サイズを指定するしかないようです。

  16. vegam57 より:

    以前お世話になったvegam57です。
    Windows10 ver.2004での回復パーティションについて、新たな記事を見つけましたので連携させていただきます。
    https://www.softantenna.com/wp/windows/windows-10-version-2004-recovery-partition/

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      また、回答が遅れて申し訳ございません。

      Microsoftは問題の対処として変更をしたということですね。

      Windows Insider Programでは説明が無かったのはインストーラーに関することなのでWindows 10本体の仕様ではないからかもしれません。

  17. 中島 康雄(chiro) より:

    windows10のクリーンインストールについての記事を検索していてこのサイトにたどりつきました。詳しい説明があるので理解できますが、初歩的な事で質問させてください。

    現在富士通のデスクトップ 2013年モデルのFMVWMW1B(OSWin8.1、CPU:Intel i7-4702MQ 、RAM:8GB 、HDD:2TB C:1TB D:1TB、 個人ファイルは全てDドライブに保存)を使っています。定期的なwindowsのアップデートをしていることもあり全く問題なく快適に使っていますが、OSのサポートが終了する前に問題なくWin10に移行できるか調べています。
    数年前に一度上書きでアップグレードをした時トラブルが有って8.1に戻しました。
    Windows10もバージョンが進んでいるので昨年末に再度Win10にアップグレードをしましたが、エクスプローラの動作が極端に遅くなり(8.1の時と比べ表示が終わるまで10倍くらいの時間がかかる)、また8.1に戻しました。
     クリーンインストールをすればうまく移行できる可能性があると思い、クリーンインストールをチャレンジしようとしています。

    セットアップの途中で現在のCドライブ(下記のドライブ0 パーティション5)をインストール先として選択すると「インストール用に選択されたディスクのパーティションが、推奨される順序になっていません。GTPディスクへのインストールの詳細については、MIcrosoft WebサイトでGTPを検索してください。 インストールを続行しますか?」というメッセージが出ます。

    ここで質問です。
    1)このまま続行しても問題ないでしょうか?
     推奨しない順序のまま使用すると、あとで不具合や不利益はありますか?
     (このサイトで紹介されているような回復パーティションの増殖位?)
    2)インストール終了時点でパーティションがいじられて、Win8.1に戻すときメーカのリカバリーディスクが役に立たなくなるのでしょうか?
    3)https://freesoft.tvbok.com/win10/install/initializing_drive_for_clean_install.html#a09

    に以下##のような記述がありましたが、Dドライブのデータを残したままCドライブにクリーンインストールは出来なのでしょうか?
    ########################
    このページの注意点まとめ、および補足
    特に UEFI 形式でインストールする場合、以下に注意です。

    Windows 10 をクリーンインストールする場合
    Cドライブに利用する HDD/SSD は (ブート領域や隠しパーティションも含めて) 初期化する必要があります。
    初期化を行わず以前のOSのブート情報が残っていると、クリーンインストールは正しく実行されない場合があります。
    この場合、インストール成功したように見えても、しばらくしてから 様々な不具合が出ます。最悪の場合、Windows が起動しなる事もあります。
    新品のHDD/SSDを別PC や Windows上 で事前にフォーマットした場合、(GPT形式でフォーマットしていても)そのままではWindowsをインストールできない場合があります。
    Windows上でGPTフォーマットすると、データ用として GPTフォーマットされるため、Windowsブート用のパーティションが存在しません。
    GPTフォーマットのストレージは、ブート用とデータ用でパーティション構成が別物になっていると考えましょう。
    #############################

    なお、現在のパーティションの状態は以下のとおりです。
                   合計  空き   種類
    ドライブ0 パーティション1 768MB 506MB 回復
    ドライブ0 パーティション2 768MB 261MB OEM(予約済)
    ドライブ0 パーティション3 260MB 229MB システム
    ドライブ0 パーティション4 128MB 128MB MSR(予約済)
    ドライブ0 パーティション5 920.6GB 747.5GB プライマリ
    ドライブ0 パーティション6 920.6GB 271.5GB プライマリ

    Windows10が問題なく使えるかどうか不明なのでドライブ全部をフォーマットした場合、現在の状態に戻せるか自信がありません。メーカのサポートではクリーンインストールは検証していないとのことでした。
    以上、長くなりましたが、よろしくお願い致します。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      御回答が遅れて申し訳御座いません。

      まず、公開されているWindows 10の要求スペックはあまり変わっていないのですが、体感的には内部処理が重くなってきています。

      Microsoftは全世界のPCのスペックを把握しているため、平均的なスペックが上がってきていることに合わせて、処理を重くしている可能性があります。

      どのくらいの反応速度を望まれているのかはわかりませんが、クリーンインストールしてもそれほど速くならないと思います。

      Windows 10インストール直後(クリーンインストールでもアップグレードでも同様)はインデックスの作成などでバックグラウンド処理が延々走っています。そのため、数日使ってみて(HDDサイズが大きいのでそれ以上かかるかもしれません)HDDアクセスが殆ど無くなった時点でエクスプローラーなどの反応速度を見てください。

      ご質問のクリーンインストールについてですが、「ぼくんちのTV別館」の記事にあるように、そのままCドライブにインストールするといろいろと不具合が発生します。

      特にメーカー製パソコンで回復用イメージをHDDに保存している場合、クリーンインストールすると元の状態に戻せなくなります。

      クリーンインストールする場合は、まず、バックアップソフトでHDD全体をバックアップする必要があります。Dドライブはバックアップしなくても良いのですが、間違って消してしまう可能性があるためDドライブも含めてバックアップしてください。

      その後、クリーンインストールします。この時に、この記事のスクリプトを使っても良いですし、パーティション1~5を削除してから、できた空き領域をインストール先に指定しても大丈夫です。その場合はDドライブはそのまま残ります。

  18. Lucifer より:

    どうもです、気に障るようでしたらスルーして下さい。

    > 次に、クリーンインストールするパソコンをインストール用USBメモリーから起動します。

    この画面の時に Shift+F10 でコマンドプロンプトが開き作業が可能です、終了時は exit でインストール画面に戻ります。

    余談ですが”回復パーティション”のサイズの注意事項に
    「回復パーティションが500MBより小さい場合は50MBの空き領域、500MB以上の場合は320MBの空き領域(1GB以上の場合は1GBの空きを推奨)を確保」
    って記載が以前には有りました、何故か現在は有りません。
    自分の場合余裕を見て 3072GB に設定しています。

    FYI
    Windhttps://atmarkit.itmedia.co.jp/ait/articles/1808/09/news027.htmlows 10の回復パーティションから消えた「WinRE」の行方

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      ご指摘のように[Shift]+[F10]でコマンドプロンプトが起動することは、他の方から教えて頂き知っておりますが、あえて記載していません。

      理由は、インストールが完了していない状態で、何でもできる管理者権限のウィンドウを開くのは、誤操作などで危険だと思ったからです。

      ただし、Windows 11 Home/Proをローカルアカウントでインストールするには、この方法でコマンドをを実行するしか手段が無いので、今後は公開するつもりです。

      回復パーティションは、WinREだけではなく、Windowsに添付されていないドライバーもコピーされるので、利用状況によって必要なサイズは異なります。

  19. KenG より:

    Win10では、こちらのページの情報のおかげで、いずれのPCでもアップデートが毎回パーティションの増殖などもなくスムーズにいって助かっています。ありがとうございました。

    ところで、Windows 11での本ページのような情報はありますでしょうか?
    Windows 11をクリーンインストールしようと思っていまして、
    パーティション分割関連情報を探しているのですが、
    見当たりませんでした。
    もしクリーンインストールでの最適パーティション情報(パーティションの順番、回復パーティションで必要そうな容量の目安、上記のバッチファイルの利用の可否など)ご存じでしたら教えていただきたく。
    よろしくお願いします。

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      御回答が遅れて申し訳ございません。

      Windows 11でも回復パーティションのサイズは増加していますが、最適なパーティション配置については変更ありません。

      Windows 11でもツールで設定できるパーティション構成でインストールできます。

      詳細は、こちらの記事をご覧願います。

      Windows 11/10の回復パーティションについて
      https://solomon-review.net/windows11-windows10-partition-layout/

  20. 山田五郎 より:

    お世話になります。
    回復パーティション増殖問題を回避でき、とても助かっています。
    今までIntel 第6~8世代で何の問題もありませんでしたが、この度Intel 第11世代へ移行したところ、Windowsインストール時にSSDを認識しないトラブルに見舞われました。
    色々と調べた結果、Windowsに『 Intel RST VMD Controller 9A0B 』ドライバーが入っていないからでした。
    SSDが認識されていないので、当然のことですがDivide-Partitions-v2を実行しても無意味というか、もっと悪いことにWindowsインストール用USBメモリがフォーマットされました。
    次はWindowsインストール時にドライバーを検索して読み込ませてSSDを認識させてから、Shift+F10でcmdを起動してDivide-Partitions-v2を実行しましたが、結局USBメモリがフォーマットされました。
    一番良い方法はWindowsインストールメディアに『 Intel RST VMD Controller 9A0B 』ドライバーを追加することと思いますが、私のスキルではハードルが高いです。
    他に何か解決策はございませんか?

    • Solomon Solomon より:

      コメントを頂きありがとうございます。

      また、ご回答が遅れて申し訳ございません。

      現状、第11世代以降のIntel VMDに対応した環境が無いため確認できず、推測となることをご承知おきください。

      Intel VMDはAMDとの差別化のためと思われますが、その効果は5%程度と体感できないものです。

      ただ、Intel VMDドライバーをWindowsインストール時に読み込ませないと、現状では再度クリーンインストールするまでIntel VMDを有効にすることはできません。

      Intel VMDを使わなくてもよい場合は、BIOS(UEFI)でIntel VMDを無効にすれば、これまでの手順でWindows 11/10をインストールできます。

      Intel VMDを有効にしたまま回復パーティションサイズを変更したい場合は以下の手順で行ってください。

      1.予めWindows 11/10インストール媒体USBにIntel VMDドライバーをコピーしておく
      2.Windows 11/10インストール媒体USBで起動してSSDが認識されない画面まで進める
      3.Intel VMDドライバーを読み込ませてSSDを認識させる
      4.[Shift]+[F10]でコマンドプロンプトを起動する
      5.「diskpart」コマンドを実行
      6.「list disk」コマンドを実行
      7.表示されたディスクリストで「ディスク」の列でSSDが何番に認識されているかを読み取る
      8.Windowsが実行可能な環境で、パーティション分割スクリプトに含まれる次の3ファイルを順次「メモ帳」で開いて

      Create-Partitions-System-v2.txt
      Create-Partitions-with-Data-MS-v2.txt
      Create-Partitions-with-Data-v2.txt

      「select disk 0」という行の「0」を先ほど読み取ったSSDのディスク番号に変更して保存する
      9.変更したファイルを含むパーティション分割スクリプトファイル5個をWindows 11/10インストール媒体USBにコピーする
      10.Windows 11/10インストール媒体USBで起動してSSDが認識されない画面まで進める
      11.Intel VMDドライバーを読み込ませてSSDを認識させる
      12.[Shift]+[F10]でコマンドプロンプトを起動する
      13.パーティション分割スクリプトを実行する
      14。パーティション分割ができたら、コマンドプロンプトを終了し、最新のパーティション状態を読み込ませてからWindows 11/10のインストールを進める

      以上となります。

      Intel VMDについてはこちらが参考になります。

      Z690マザーでNVMe SSDが認識しない!? 「Intel VMD」で変わるOSインストールの手順
      https://ascii.jp/elem/000/004/074/4074069/

      • 山田五郎 より:

         
        お忙しいところご回答いただき、感謝いたします。 
         
        ドライブ順位の問題でしたか。 
        全くの盲点でした。 
         
        『list disk』で確認しましたら、SSDは『disk 1』になっていました。 
        考えてみれば当然のことでしたね。 
         
        スクリプト作成済の「Create-Partitions-EFI.txt」を『select disk 1』に変更後、いつも通りにパーティション作成できました。 
         
        ありがとうございました。 
         

        • Solomon Solomon より:

          コメントを頂きありがとうございます。

          既にスクリプトを生成済みなら、生成されたスクリプトを変更した方が早いですね。

          Intel VMDが一般的なものとなってしまったのなら、スクリプトも直さなければなりません。
          早急に修正したいと思います。

          • 山田五郎 より:

             
            お世話になります。 
             
            Windowsインストール用USBメモリのデータが、消えてしまったのはかなりショックでした。 
             
            二手間必要となりますが、事前に『list disk』でディスク順位の確認と、スクリプト作成時に『select disk』の確認をした方が安心ですね。 
             
            > ・EFIパーティションサイズ: 
            > ・回復パーティションサイズ: 
            > ・データパーティションを分けるかどうか: 
            > ・データパーティションを分ける場合の構成: 
            > ・データパーティションを分ける場合のWindowsシステムパーティションサイズ: 
             
            上記の項目に、『select disk』も追加した方が良いかも知れません。 
            (デフォルトは『select disk 0』で、変更の必要がなければそのまま次へ行けば良いので。) 
             
            よろしくお願いします。 
             

            • Solomon Solomon より:

              コメントを頂きありがとうございます。

              また、お返事が大変遅れて申し訳ございません。

              ご提案された機能を付けたものは作ったのですが、検証環境が用意できず公開できませんでした。

              最近になって、やっと環境を準備できたので近いうちに新しいものを公開できると思います。

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