ネットワーク関連の記事を順次、別サイトに移動させています

Windows Sandboxでエクスプローラーが使えない問題(更新)

バージョン23H2
記事内のリンクには広告が含まれている場合があります

Windows 11 Pro バージョン23H2で、Windowsサンドボックスからエクスプローラーを起動しようとするとエクスプローラーが落ちてしまう問題が発生しています。

KB5032288

2023年12月4日配信のKB5032288を適用することで、Windows 11はBuild 22631.2792およびBuild 22621.2792となり、Windows Sandboxでエクスプローラーが起動しない問題は解消されました。

Windows Sandbox

bavilon様からWindows Sandboxで問題が発生しているとのことで、問題の詳細と解決方法を教えて頂きましたので掲載させて戴きます。

Windows SandboxとはWindows 11/10 Proで使える仮想Windows 11/10です。「Windowsの機能の有効化または無効化」から追加して仮想PCを利用できます。ライセンス認証されていない状態ですが一時的な使用を前提としているためのようです。

Sandboxは砂箱または砂場と訳されますが、パソコンでは隔離空間を意味します。

Windows Sandboxを起動するとウィンドウが開き、その中で別のWindows 11/10が動作します。

Windows 11/10 バージョン22H2以降ではWindows Sandbox内のWindows 11/10を再起動できるようになったため、テストできるプログラムの幅も広がりました。

友人からもらった如何にも怪しいプログラム、試してみたいけれどウイルスに感染するのも怖いという場合に、コピー&ペーストでWindows Sandboxのデスクトップにコピーして実行させます。万が一、そのプログラムがウイルスに感染していても感染するのはWindows Sandbox内だけで、使っているパソコンには影響はありません。

Windows Sandboxを終了させればウイルスが感染したWindows 11/10環境ごと消すことができます。

ただし、仮想環境で動作していることを検出して怪しい振る舞いを控えるウイルスもありますので、すべての脅威を検出できるわけではありません。

Windows Sandboxの本来の使い方

このように簡単に怪しいプログラムをテストできるのですが、Windows Sandboxの本来の使い方は違います。

Windows Sandboxは「設定」アプリやレジストリーで予め動作環境を設定するのではなく、拡張子「wsb」の構成ファイルを使って起動ごとに環境を変えて使うものです。

構成ファイルはXML形式で詳細はこちらで説明されています。

Windows サンドボックス構成 - Windows Security
Windows サンドボックス構成

通常はWindows Sandboxにファイルを渡すにはクリップボードを使いますが、構成ファイルを作成することで任意のフォルダーをWindows SandboxのWindows 11/10の任意のフォルダーにマッピングすることもできます。

例えば、「C:\Share」というフォルダーを作ってWindows Sandboxの「C:\tmp」というフォルダーにマッピングして双方で読み書きできるようにするには、後述の構成ファイルの<MappedFolders>と</MappedFolders>の間に、下記の記述を追加します。

<MappedFolder>
<HostFolder>C:\Share</HostFolder>
<SandboxFolder>C:\tmp</SandboxFolder>
<ReadOnly>false</ReadOnly>
</MappedFolder>

 

起動時に実行するファイルを指定することで、プログラムをインストールさせ実行環境を簡単に整えることもできます。このあたりはこちらの記事でも説明されています。

アプリ評価環境「Windows SandBox」のWindows 11での状況 (1/2)
Windows Sandboxは、Professionalエディション以上に付属する、アプリケーション評価用の軽量デスクトップ環境だ。
Windows パッケージ マネージャー
Windows パッケージ マネージャーは、Windows にアプリケーションをインストールするためのコマンド ライン ツールと一連のサービスで構成される、包括的なパッケージ マネージャー ソリューションです。

Windows 11 Pro バージョン23H2での問題

このWindows Sandboxですが、Windows 11 Pro バージョン23H2で起動した場合、Windows Sandbox内でエクスプローラーを起動しようとするとエクスプローラーがクラッシュしてしまいます。

この問題はMicrosoftも認識しており、「フィードバックHub」で検索すると下記の回答があります。

問題

最新のWindows 11アップデートでは、Windowsサンドボックスでファイルエクスプローラーを開こうとすると、explore.exeがクラッシュします

マイクロソフトの返信
Appreciate your patience - we've just flighted a fix for this with Build 25987 in the Canary Channel

 

11月1日にリリースされたBuild 25987の記事にはこうあります。

Redirecting

Fixes for known issues

Fixed an issue causing File Explorer to crash in Windows Sandbox when using a non-English display language.

その後、Build 22621.2787、Build 22631.2787で現在のWindows 11にも反映させるように直したようで、現状Release Previewまで来ています。

Releasing Windows 11 Builds 22621.2787 and 22631.2787 to the Release Preview Channel
Hello Windows Insiders, today we’re releasing Windows 11 Builds 22621.2787 and 22631.2787 (KB5032288) to Insiders in the...

This update addresses an issue that affects Windows Sandbox. If the locale of your machine is not US English, File Explorer stops responding.

2023年12月4日配信のBuild 22631.2792およびBuild 22621.2792の詳細には、Windows Sandboxの問題については記されていません。しかし上記のBuild 22631.2787より新しいため、Windows Sandboxの問題は解消されています。

問題の対策

既に修正されたものがRelease Previewまで来ていますので待てばよいのですが、すぐに使いたい場合は、こちらで対処策が紹介されています。

Redirecting

構成ファイルを作成してそのファイルで起動するというものです。

同じものをダウンロードできるようにしましたので、作るのが面倒な場合はこれを展開して使ってください。

アイコン
Windows Sandboxバグ回避

Windows 11 Pro バージョン23H2でのWindows Sandboxのバグ回避用 構成ファイル

 

まとめ

Windows Sandboxについては大きな変更はアナウンスされていませんが、バグが発生するということは何かしら準備しているのかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました