MVNO

売ってやっているという大手キャリアの傲慢、対するイオンの「お客様」視点

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イオンは今までMVNOの取り次ぎを行っていましたが、いよいよ自らMVNOに参入しました。

29種類という料金プランの多さは逆に混乱を招くかと思われましたが、顧客層とイオンの姿勢から問題無いでしょう。

特にMVNOで最大の問題となる契約後のアフターサービスに対する姿勢が大手キャリアに対して真逆です。

イオンモバイル

今までb-mobileなどのMVNOを扱ってきたイオンが、自らMVNO事業を始めるとのことです。

480円というのはデータプランですので、一般的な音声プランは他のMVNOと大差ありません。注意点はSMSがオプションということです。

データ容量が細分化されているためプランが多いですが、イオンの顧客層を考えれば店員任せになる可能性が高く、店員が適切なものを選んでくれるでしょう。

拘束期間、違約金はありませんが、MNP転出は180日の縛りと5000円の違約金があります。これはFREETELなどと同じです。

 

「お客様」視点とは

詳細に見ていくとプランが多い以外は他のMVNOと料金的には大きな違いはありません。

年度末の新規契約争奪戦で各社がキャンペーンを行っているので、それらを利用すれば料金では負ける可能性もあります。

ただし、イオンモバイルの強みはアフターサービスです。

元々あるイオンという店舗を利用した全国的なサービスを行えますし、イオンという店舗として馴染み客を掴んでいる強みもあります。

こちらの記事ではイオンリテールの橋本氏へのインタビューで、

橋本氏に取材をしていると、いつも通信業界の人とは全く違う考え、常識で、格安スマホを提供しているので、本当に驚かされる。

今回も、「解約金なし、契約期間の縛りなし」の話題になったのだが、橋本氏は「お客様が解約をするというのは、我々に不満を感じたからに他ならない。本来ならお詫びをしなくてはいけない立場なのに、解約金を取るなんておかしな話だ」というのだ。キャリアの偉い人たちに聞かせたい言葉だ。

確かに、本来なら「満足せず、嫌だから辞める」のであって、さらにお金を請求されるなんておかしな話だ。

キャリアの人たちが「お客様満足度」や「お客様視点」とか言っているが、イオンモバイルのほうがよっぽどユーザーの立場になっている感がある。

 

とのことです。大手キャリアの2年縛りは解約可能期間を2ヶ月にしても2年縛りという事実は何も変わっていません。

ずっと昔、iPhoneが日本で売られ始めた頃の話ですが、私が東京都世田谷区のあるソフトバンクショップでiPhone 3GSを契約したとき、「これはとても貴重なもので、あなたに売ってあげるのですから大事に扱ってください」と真顔で言われました。

今ではSIMフリー端末も購入できるようになりましたが、Xperiaなど大手キャリアでないと入手できません。キャリアショップ店員の対応などを見ていると、口に出さなくとも今も同じ考えを持っているようです。

 

まとめ

徐々に増えていますがMVNOを契約する人はまだまだ少ないようです。理由はアフターサービスへの不安でしょう。今回のイオンモバイルは既存213店舗での全国サービスが最大の売りです。

これは他のMVNOには一朝一夕に追いつけないアドバンテージであり、今顧客が最も望むものです。

MVNOは自分には敷居が高いと感じている場合にイオンモバイルはMVNO入門として最適でしょう。

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