(旧)FREETEL SIM契約者の立場と解約手順

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楽天モバイルは第4のキャリアとなることが決まりました。

しかし、(旧)FREETELの契約者は楽天モバイルに吸収されたことで「たなぼたでラッキー」などとはならない場合があります。

第4のキャリア「楽天」と(旧)FREETEL SIM契約者の立場

楽天はプラスワン・マーケティングを救うためにFREETELのMVNO事業を買い取ったわけではありません。

あくまで、楽天モバイルがMVNO事業において業界1位の契約者数を持つ最大規模のMVNO事業者であることを総務省にアピールするためです。

第4のキャリアとなるために見かけの契約者数を増やしたい楽天と、窮地に立たされていたプラスワン・マーケティングの利害が一致したことによる事業譲渡です。

そして見事、楽天は第4のキャリアとなることができました。

 

ここで問題となるのは(旧)FREETEL SIMの契約者です。

通常、楽天モバイルと(旧)FREETEL SIMが一緒になったのなら、プラン変更などは同じ携帯電話会社の中ですので簡単にできるはずです。

ところが、今回の事業譲渡は(旧)FREETEL SIMの回線やシステムをそのまま引き取ったに過ぎません。

そのため(旧)FREETEL SIM契約者向けの「楽天モバイル優待キャンペーン」での契約変更ではMNP扱いとなります。

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すなわち、(旧)FREETEL SIM契約者は楽天モバイルでありながら、楽天モバイルとは直接契約していない特殊な状態にあります。もちろん譲渡された段階で契約も引き継がれているのですが何から何まで楽天モバイルとは別扱いなのです。

 

優待キャンペーンを使うべきか、解約すべきか

楽天モバイルにとっての(旧)FREETEL SIM契約者とは、ハッキリ言って「お荷物」です。

楽天は、見かけ上の契約者数を増やすために(旧)FREETEL SIM事業を買い取りましたが、第4のキャリアとなった今となっては用済みです。

むしろ、プラスワン・マーケティングが傾く原因となった、

  • 非常に安価(通話SIMで999円から)
  • 解約し易い(通話SIMでも拘束期間無し)

という(旧)FREETEL SIMの契約は、楽天モバイルにとってデメリットしかありません。

そのため、キャンペーン費用がかかっても、楽天モバイルとしてのARPU(契約者1人当たりの売り上げ)を確保するためには「スーパーホーダイ」に加入させるとともに、12か月という拘束期間を課す必要があるのです。

「契約事務手数料 0円」、「MNP予約番号発行手数料 0円」、そんなのは楽天モバイル内の契約変更なので当たり前です。

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本当の割り引きは、月々500円を12か月割り引くことと初月0円の7,480円だけです。これは新規契約を獲得するキャンペーン割り引きより少ないです。

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ところが、元々FREETEL SIMを契約している人は、5分かけ放題は必要ないでしょうし、拘束期間が無いことにメリットを感じて選んでいるはずです。

キャンペーンが適用されても、月々の支払いは1.5倍から2倍に増えます。

そのため、移行するかどうか決めかねているかもしれません。

 

来年の10月に楽天モバイルが第4のキャリアとして始めた時のことを考えてみます。

楽天モバイルが欲しいのは新しい契約者です。大手3キャリアや他のMVNOから奪うためにいろいろなキャンペーンを展開するでしょう。もちろん既存の楽天モバイル契約者に対しても逃げられては困るので、何かしらの対策はするでしょう。

では、その時まで(旧)FREETEL SIMの契約にしがみついている契約者はどうなるでしょう。

(旧)FREETEL SIMの回線設備も無駄ですのでどこかのタイミングで処分するでしょう。そうなれば(旧)FREETEL SIMの契約者は使い続けることができなくなります。

その時に楽天からは「楽天モバイルへ移行しろ、嫌なら解約して出て行け」と言われるでしょう。

楽天モバイルに移行すれば携帯料金は上がりますし、キャンペーンも終わっている可能性があります。

解約して他社に移れば、12か月程度の拘束期間があるため、移り難くなります。

 

したがって、(旧)FREETEL SIM契約者が取るべき行動は、

  • 「楽天モバイル優待キャンペーン」を使っての楽天モバイルへの移行
  • 他のMVNOや大手3キャリアに移って拘束期間を終わらせておく

のどちらかでしょう。

(旧)FREETEL SIM契約に、しがみつくのは得策ではありません

 

(旧)FREETEL SIMの解約手順

ここでは、(旧)FREETEL SIMを解約するという選択をした場合の手順について説明します。

解約とはMNP転出ではなく、電話番号を捨てて解約することです。

解約の申し込みは25日締めで、月末解約となります。25日までなら解約をキャンセルできます。

 

まず、「マイページ」にアクセスします。

「メールアドレス」と「パスワード」を入力して「ログイン」します。

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左側のメニューで「ご契約状況」をクリックします。

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右側に契約状況が表示され、右端に「SIM解約」というボタンが表示されます。

MNP転出ではなく、電話番号は使えなくなってもよい場合は「SIM解約」をクリックします。

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解約にあたっての注意事項が表示されますので、よく読んでください。

特に25日締めには注意してください。26日以降に解約を申し込むと、解約日は翌月末日となりますので、翌月分の利用料が発生します

問題が無ければ「確認」をクリックします。

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再確認のダイアログが表示されますので、問題が無ければ「OK」をクリックします。

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「解約を受け付けました」と表示されたら解約の申し込みは完了です。

アンケートが表示されますので回答する場合はアンケートを進めます。

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再度、左側のメニューで「ご契約状況」をクリックすると25日まではこのように表示されて解約をキャンセルできます。

キャンセルする場合は「SIM解約キャンセル」をクリックします。

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26日から月末までは「解約受付済み」と表示されて解約をキャンセルできなくなります。

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26日締めで解約手続きが進められ、手続きが完了するとメールが送られてきます。メールにはSIMカードの返送先なども記されています。

 

注意事項

解約にあたって「使っただけ安心プラン」、「定額プラン」では利用期間にかかわらず解約手数料はかかりません

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MNPで他社に転出する場合は解約せず「MNP予約番号の発行」から申請する必要があります。

そして、MNPで転出する場合は利用期間によって転出手数料が変わります

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MNP転出手数料や通話料、SMS送信料は後払いとなるため、解約後に請求が来ます。

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SIMカードは解約後、返送する必要があります。

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まとめ

(旧)FREETEL SIMを契約している場合は、楽天モバイルに移行するか、解約するかどちらかに決めてください。

「残り物には福がある」と言いますが、そのまま契約していても楽天モバイルが第4のキャリアとして本格的に始める時には切り捨てられる可能性があります。

それよりも、一度他社に移って、第4のキャリアとなった楽天モバイルのプランが魅力的なものなら、MNPで戻ってくればよいでしょう。

そうすれば一番有利なキャンペーンを使えるでしょう。

この記事を書いた人
Solomon

会社での経験と趣味のモバイルガジェットの利用経験から、製品のレビューや問題の解決方法を模索しています。

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