光ポータブル(PWR-Q200)にb-mobile SIM(イオン専用)を付けて、実際の利用環境で使えるのか数日テストしてみました。
光ポータブルの省電力設定
実際に使ってみるとiPod touchからtwitterにアクセスしたりすると繋がらない。光ポータブルの画面を見ると「圏外」の表示。ボタンを操作したりしているとアンテナが3本立ちb-mobileに接続され、twitterが見れました。暫くしてまたtwitterにアクセスすると繋がらない。光ポータブルの画面を見るとまたも「圏外」の表示。
帰宅して調べたところ、光ポータブルの省電力設定では、1分間通信が無いとスタンバイになってしまう設定がデフォルトとなっていました。メールやWebを見ていたら1分などすぐに経ってしまいます。そのためスタンバイから復帰して再度3Gに接続して通信が回復するまでの時間が掛かりすぎ、iPod touchのアプリからは繋がらない状態でした。
省電力設定ではスタンバイになるまでの時間を「1分/3分/5分/10分/しない」から選択できます。バッテリーの持ち時間も調べるため「しない」に設定したところ、「圏外」と表示されることは無くなりました。ただし、スタンバイにならないと光ポータブルの画面の表示は消えません。この表示だけでもバッテリーを食うはずですが、実測では、それほど影響はないようです。
店舗内での通信
元々の目的が価格調査などですので店舗内でamazonアプリを実行したり、Webを参照したりするわけですが、b-mobile SIM(イオン専用)のPlan Aは上下100Kbpsと遅いため、WiMAXに慣れていると、とても遅く感じます。それでも3Gの電波が受信できるところなら通信は出来ますので目的は達成できました。amazonアプリやWebアクセスでは最初の通信では通信出来ないと表示されることが多いですが、再読み込みさせると表示されます。メールやtwitterなども同様です。歩行中などは遅いことを我慢すれば、問題無く通信できます。
電車での移動中の通信
東京都下を100Km/時近くの速度で走る電車の車中からの通信では、twitterやメールに関しては歩行中の通信と同程度でした。しかしWebアクセスに関しては全く使い物になりません。Webページの読み込みが終わりません。昔、WILLCOMのW-ZERO3という端末で、30分で3ページしか見れなかったので、即、解約したのですが、その時以上に悪いようです。
ベストエフォート
多くの人が携帯を使っている通勤時間のホームで速度を測った結果は以下となります。何回か試しましたが、最悪DOWNLOADが10Kbps程度まで落ちます。
バッテリー
バッテリーの持ち時間ですが、8時間程度使っても表示は半分程度しか減っていませんでした。省電力設定は「しない」に設定しているため、b-mobileには接続したままですし、光ポータブルの画面も点灯したままです。
通信速度がFOMAハイスピードなどに比べて遅いため、あまり参考にならないと思います。
本体温度
カバンに入れて通信している時は、やはりほんのり暖かくなっています。外気温が低いのでどの程度上昇するか現状ではわからないのですが、他のモバイルルーターと同様に温度上昇による故障の危険性はありそうです。
Webアクセラレータ
b-mobile SIM(イオン専用)は遅い速度を補うためにWebアクセラレータを導入しているとのことです。そのためなのか、大量のデータをダウンロードさせないためなのか、iPod touchからApp Storeにアクセスし、アプリをダウンロードしようとしたところ、購入までは出来るのですが、ダウンロードに失敗します。通信できるポートが制限されている可能性があります。
b-mobile SIM(イオン専用)は月額980円ぐらいでDoCoMoより安価なので、PSVITAなどで子供に通信させる契約としてはよさそうなのですが、ネットワークゲームではそれぞれ通信するポートが違うとのことなので、ネットワークゲームが出来ない可能性があります。また、b-mobile SIM(イオン専用)には子供用のフィルターが設定されていないので契約時に確認する必要があります。
まとめ
安かろう、悪かろう、のプランだと承知はしていましたので、どこまで使えるかの確認でした。使えないことはありませんが、忍耐が必要です。あと2000円出して快適な環境を手に入れるかは考えどころです。
b-mobile SIM(イオン専用)にはPlan B(400Kbps、2980円)とPlan C(Mbpsクラス、4980円)がありますが、光ポータブルのレンタル料を考えると、Plan B以上にするなら、Wi-Fi WALKER DATA08Wにした方がよいかもしれません。
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