普通はスマホから国際電話をかけることはないと思います。
ところがiPhoneを使っている時に寝ぼけていると国際電話をかけてしまうことがあります。
うっかり国際電話
先日親から間違って国際電話をかけてしまったみたいだと連絡がありました。発信履歴にアメリカ・カルフォルニアとあったそうで通話時間は4分ほどとのことでした。
通話による料金発生は翌日になると分かるのでMy docomoで調べてみると、しっかりWORLD CALLの利用名目で340円の請求が上がっていました。
国際電話はかけられないように解約したのにおかしいなと思い、契約を確認してみると勝手に再契約されていました。どうもフィーチャーフォンからiPhoneに変えた時に再契約されてしまったようです。
そして今回の問題は、契約だけでなくiPhoneの仕組みにも問題がありました。
ドコモの国際電話契約 WORLD CALL
ドコモの携帯電話で国際電話をかけるにはWORLD CALLというサービスの契約が必要です。
ところが、販売店でドコモの契約をすると勝手にWORLD CALLとWORLD WINGの契約が付けられてしまいます。WORLD WINGは海外で携帯電話を使うためのサービスです。国際通話をかけたり海外に行かなければ課金されないので、契約を確認しないと普通は気付きません。
- WORLD CALL(docomo)
- WORLD WING(docomo)
ドコモのサイトには国際電話のかけ方は載っているのですが、不要な場合にどうすればよいかは書かれていません。
ドコモに問い合わせたところWORLD CALLを契約していなければ国際電話はかけられないとのことでした。ただし、KDDIなどドコモ以外の通信会社を経由してならかかるとのことです。例えば001から始めればKDDI経由での国際電話となります。
WORLD CALLやWORLD WINGの解約は簡単です。
スマホやパソコンからMy docomoにアクセスして契約変更を行います。
- My docomo(docomo)
例えばパソコンからMy docomoにログインして「サービス一覧」の「ドコモオンライン手続き」という部分にある「ご契約内容確認・変更」という部分をクリックします。
3ページに渡ってすべての契約内容が表示されます。契約した覚えの無いものがいろいろと契約されていて驚くかもしれません。
各契約の右端にボタンが表示されているので、そこから契約は変更できます。
国際電話に関しては3ページ目に「国際サービス」という項目があるので「WORLD CALL」が「未契約」になっていれば問題無いのですが、ほとんどの方は「契約中」で上限金額が設定されているはずです。
不要な場合は右端のボタンから解約してください。
iPhone側の問題
いくらWORLD CALLが契約してあっても、国際電話をかけるにはある番号を順に押さないとかけられません。
ところがiPhoneの場合、寝ぼけていたりすると国際電話をかけてしまう可能性があります。
WORLD CALLで国際電話をかけるには、「010」+「国番号」+「電話番号」でかける方法に加えて、「+」+「国番号」+「電話番号」でかけることもできます。
これはiPhoneの「電話」アプリの「キーパッド」画面です。数字の下にアルファベットが表示されていますが、アルファベットは入力できません。しかし「0」だけは特別で、長押しすると「+」を入力できます。
そして「+1」と入力するとアメリカ(本土)にかかってしまいます。
電車で座ってスマホを操作しながらウトウしてしまうことはよくあります。
その時、指がどんな操作をするかは分かりませんが往々にしてタッチしたまま、すなわち「長押し」した状態になるため「+」を入力してしまう可能性があります。そして適当な数字をタッチしてしまうことで国際電話をかけてしまうかもしれません。
「+1」はアメリカ(本土)なので34円(30秒)ですが、縦に「+852」と押してしまうと香港となり57円(30秒)です。料金についてはこちらに掲載されています。
- 国際電話をかける(docomo)
相手につながらなくても通話料金がかかる場合もあるそうです。
まとめ
固定電話もそうですが、携帯電話から国際電話をかけることが無いならWORLD CALLなどの国際サービスは解約しておいた方がよいでしょう。
電車でうとうとしているうちに国際電話をかけたことに気付かず、降りる時に気付いて慌てて切っても既に1時間経っていたとかシャレになりませんので。
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