Adobe Creative Suite CS5.5/CS6に付属したり単体で発売されているAdobe Acrobat Pro Xですが、どうもPDF印刷に関してはWindows 10と互換性が無いようです。互換性の問題は無いようです。
通常使用は問題無し
Windows 10 Proに普通にインストールできますし、Acrobato Pro XからPDFの作成などは問題無く使えています。
Adobe PDFでの印刷が不可も問題無し
Acrobat Pro XをインストールするとPDF作成用のプリンターが登録されますが、Adobe PDFでPDFを作成しようとするとダイアログが表示されたまま一向に進みません。
Webページの印刷に関しての原因はInternet Explorerのインターネットオプションの「詳細設定」「セキュリティ」「拡張保護モードを有効にする」にチェックが入っていたからでした。
ただ、メモ帳からの印刷もおかしかったのですが、これはAdobe CSを再インストールしたところ直りました。
Acrobat Pro XにはAcrobat Distillerという自動PDF作成アプリが付属していますが、Adobe PDFはこのアプリを使ってPDFを作成しています。
これがうまく動作していないようなのでログを確認したところPostscriptへの変換でエラーが発生しており、Windows 10の搭載されているPostscriptドライバーに問題があるようです。
とりあえず、Windows 10にはMicrosoft Print to PDFというPDF変換用のプリンターが登録されていますので、こちらを使ってPDFを作成する分には問題ありません。
ただし、PowerPointで沢山の画像を重ね合わせたものなどで、Acrobatでないと変換ミスが発生することもあるので、Acrobat Pro Xを使っている方はWindows 10への移行により問題となる可能性は考慮しておいた方がよいでしょう。
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