iPhone 6 Plusのおまけで購入した dtab d-01Gですが、ビデオの視聴には最適です。
しかし、それ以外は、良くも悪くもdocomoのAndroidを踏襲しています。
dtab d-01GはiPhone 6 Plusを安く買うために購入したもので、元々買う気があったわけではないので、以前の記事ではdtabの意義については一切言及していません。
スペックについては下記を参照して下さい。
- docomo dtab d-01G(docomo)
- dtab d-01G(Huawei)
Huawei Technologies Co., Ltd製の8インチAndroid 4.4 LTE対応タブレットです。Y!mobileやAEONからも同様の製品が発売されていますが、こちらはストレージが8GBです。
- MediaPad M1 8.0 403HW(Huawei)
- MediaPad M1 8.0 403HW(AEONは販売終了)
年度末商戦での流出品でしょうか、秋葉原では17,800円で販売されているようです。
- ドコモのLTE対応8型タブレットが税込17,800円で販売中(AKIBA PC Hotline!)
外観
買ってからはdアニメストアを”ながら見”していますが、ビデオを見るにはなかなか良いです。
最大の特徴は横向きに置いたとき左右に配置されるスピーカーです。
iPadもスピーカーがステレオ化され音もまあまあのものになったのですが、いざビデオを見ようと横向きにすると、スピーカーが右、または左に配置され、興ざめしてしまいます。
横向きに置くための折り畳み式のスタンドが添付されています。
開くとこのようになり、適切な傾斜で置くことが出来ます。
添付されているのは、スタンド、マニュアル、保証書だけで、充電器、MicroUSBケーブルなどは添付されていません。
背面の一部を開いてMicroSIMとMicroSDをセットします。見て分かるように防水ではありません。また、バッテリーの交換も出来ません。
ソフトウェア
SIMが変わるとdocomoの初期セットアップが起動して、必要なアプリがダウンロードされます。docomoのSIMを使っている場合、SIMの番号とネットワーク暗証番号で認証されるので、セットアップは簡単に済ますことが出来ます。
3年ほど前に購入したP-07Cでは、不要なアプリが沢山インストールされていて、アンインストールも出来ずストレージが圧迫され、ほとんど使い物になりませんでした。今のAndroid端末は初期セットアップでインストールされたアプリでも、不要ならアンインストール出来るので、16GBでもストレージは余裕が出来ます。
モバイル通信
IIJmioのデータ通信専用SIM(SMS無し)に差し換えてみました。
SIMが変わったことで初期セットアップが起動しますが、docomoのSIMではないので止めてしまいます。
IIJmioのAPNに設定して通信は出来ましたが、3GのみでLTEにはなりませんでした。
現時点では、IIJmioの動作確認端末リストには掲載されていないので、LTEで通信が出来るのかわかりません。
- IIJmio 動作確認端末(IIJ)
ただ、このリストにある、Huawei MediaPad M1 8.0ではLTE通信が出来ているので、設定に問題があるのかもしれません。外観やスペックは、MediaPad M1 8.0によく似ているので、ストレージを増やしてOSを載せ替えただけの製品のようです。
- Huawei MediaPad M1 8.0(Huawei)
- dtab d-01GとMediaPad M1 8.0との比較(Huawei)
テザリング
docomoのSIMでは問題無くテザリングを行えますので、dtab d-01Gをモバイルルーターとして使用出来ます。
IIJmioのSIMを使ってのテザリングは行えませんでした。
これは他のdocomo製Androidと同じ動作です。テザリングを有効にした場合、APNがdocomoに切り替えられるため、IIJmioのSIMでは通信が出来なくなるのが原因だそうです。
機種やファームによって違うようですが、この仕様が活きていることから、SIMロック解除してもテザリングは使えないと思われます。
(追記)
パソコンに接続し、開発ツール経由でコマンドを打ち込むことでMNVOのSIMでもテザリングが可能になります。多少ハードルが高いですが「d01G テザリング」で検索すると情報が見つかります。
まとめ
元となっているMediaPad M1 8.0がAndroid 4.2なので2013年春ごろの発売でしょう。スペック的には2年前の物ということになりますが、そこそこ快適に使えます。ただし、MVNOで使うには他のdocomoのAndroidと同様に制限がありますので、魅力は薄れるでしょう。
やはり、最大の特徴である左右のスピーカーを活かしたビデオ視聴に特化した製品と見た方がよいと思います。