4TB HDDとNAS

PC周辺機器
記事内のリンクには広告が含まれいる場合があります

以前から利用しているLS-QL/1Dが、見かけ上は電源がOFFになっていても、暴走して電源がONのままとなり、ファンが回らずHDDが異常に熱くなる問題が発生することと、4TBのHDDも、そこそこの値段まで下がってきたので、LS-QL/1DをLS-QVL/1Dに置き換えることにしました。

4TB HDDのチェック

NASはデータ保管の用途でしか使わないため、HDDにパフォーマンスは求めていませんので、安価なWestern DigitalのWD Greenでよいのですが、4TBは発売されていませんので、今回は、Seagateの4TB HDD、ST4000DM000を購入しました。

いつも通り、これdo台PROでDISK CHECKとDATA ERASE NSAを実行し初期不良の確認を行いました。今は、これdo台 Hi-Speedが発売されたので、こちらでテストすれば短い時間で終わるはずですが、それほど使用頻度が高いわけではないので、まだ買い換えていません。

2台を一度にチェック出来るので、2台ずつチェックを行いました。

HDD No. DISK CHECK DATA ERASE NSA
1、2 8 時間 23 分 101 時間 35 分
3、4 8 時間 37 分 101 時間 35 分

 

DISK CHECKでテスト時間が違うのは、LBAアドレスの順に2台をテストしますが、2台のHDDから読み出されたデータが両方揃ったところで結果を判定し、問題なければ次のLBAアドレスをテストするという行程で、2台のHDDの回転タイミングのズレによるスピン待ちで発生した僅かな時間差が累積され、10分以上の差になったものと思われます。

DATA ERASE NSAは、ひたすら書き込むだけなので、スピン待ちによるずれは、HDDが持つ書き込みキャッシュが吸収するためなのでしょう、これだけ長い時間のテストにも関わらず、みごとに一致しました。

4TB-HDD-and-NAS-01

4TB-HDD-and-NAS-02

4TB HDDのテストは、これdo台PROでも5日もかかりますので、停電に注意することと、初期不良返品可能期間を考慮して購入する必要があるでしょう。

 

LS-QVL/1Dへの実装

実装は、従来からの方法で、特に問題はありません。こちらの記事にある手順で、4TB×4台のNASを構築することが出来ます。

ST4000DM000を4台でRAID5を構成した場合の実容量は、11TB程度となります。

4TB-HDD-and-NAS-03

 

LS-QVL/1Dのハードの違い

なお、LS-QVL/1Dもハード自体に改良が施されたようで、最近購入したものは、シリアル番号が表示されるようになりました。昨年購入したものでは、同じファームウェアでもシリアル番号は表示されません。

最近のLS-QVL/1D 昨年のLS-QVL/1D
4TB-HDD-and-NAS-04 4TB-HDD-and-NAS-05

 

LS-QVL/1Dの問題

LS-QVL/1Dは、amazonのレビューを見ても評判が悪いです。最初の金庫型のTeraStationから、何種類か買い換えながら使っていますが、稼働中におかしくなることや、初期不良も何度かありました。BUFFALOの製品はHDDに限らず、全体的に品質にバラツキが大きく、初期不良も多いです。なのに修理で送る場合の送料は、保証期間内でも、こちらの負担というのも納得しがたいものがあります。

だからと言って、QNAPなどの製品は、ただのデータ貯蔵庫としては高性能で大きすぎて、過剰スペックと思えるため、相変わらず、LS-QVL/1Dを使っています。現在、3台稼働中ですが、数百GBのデータをPCから転送しても、ダウンするようなことも無く、稼働しています。ファームに関しては、現状のVer.1.68は、比較的安定していると思います。

先日は、1台のHDDで読み込みエラーが発生し、暫くエラーが続いた後、デグレードモードになりました。壊れたというHDDを交換し、再構築させましたが、問題無く終了しました。再構築中は数十時間、全てのHDDがアクセスしっぱなしになるため、他のHDDが故障する可能性が高く、壊れないのを祈りながら待つことになります。壊れたというHDDを、これdo台で確認すると確かに壊れていました。今まで何度もRAID5にデータを救われており、こういう事故に合うと、やはりNASにRAID5機能は必須だと感じます。

BUFFALOの製品は品質が悪い、と言うより、同じ製品でも当たり外れが大きく、外れる確率も結構あるということです。早期に不良品を見分けるスキルや設備が無く、初期不良交換など適切な対応が出来ない、または面倒と思われる場合は、信頼出来る他メーカーの製品を買った方が良いかもしれません。

コメント

タイトルとURLをコピーしました