Windows 10の危険な香り

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Windows 10 Tecnical Preview 9926も、それなりに安定しており、あとは機能の調整と仕様を固めて行くのだろうと、年末の発売を期待していたのですが、今夏(this summer)に発売するとMicrosoftは発表しました。

今までMicrosoftのOSは、リリースが遅れるのは当たり前でした。しかし、今回は前倒しです。こうなると、何でそんなに急ぐのかと心配になってしまいます。

Windows Phoneや小型タブレットへのWindows 10の無償提供など、モバイル分野での焦りも見て取れます。

Windows 8.1 Update以降、修正や機能追加もWindows Updateで提供する方針に変わり、確かに未完成で出荷しても、走りながら直して行けば良いという考えはあります。企業はもちろんすぐには導入しませんから、モルモットとなるのは一般ユーザーです。

今夏となると7月~9月でしょう。日本のPC市場は、ボーナス商戦に向けて発売されるのが通例ですが、その時期とずれるのでメーカーも困るでしょう。

一般消費者も、昨年(2014年)4月のWindows XPのサポート終了で、Windows 8.1に移行してから1年しか経っていません。いくら無償でアップグレード出来ると言っても、ユーザーインターフェースの変更は混乱の原因となります。更にOSが未完成で問題が発生する危険性もあります。

何にせよ、今回の発表はWindows 10を、「今までのWindowsと同程度の信頼性と考えるのは危ないかもしれない」と冷静に考え直す良い機会かもしれません。

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