このところiPhoneのバッテリーの減りが早いのでバッテリーの寿命かと諦めていました。
ところが、正月でいろいろなところに出かけて思ったことは、通信が遅いことが関係しているということです。
2017年正月の話
今年は隅田川七福神巡りに行ったのですが、堀切駅に着いたときにはすでにバッテリーが60%程度になっておりモバイルバッテリーで充電しながらの移動となってしまいました。
フル充電で出発して移動中に使っていたのは乗り換えNAVIやミュージックぐらいなのに、何でこんなに早くバッテリーが減るのか不思議でした。東京メトロアプリを起動しても最初の画面が読込中のまま表示されず使えなかったのは気になっていました。
0 SIMの速度低下
「安かろう悪かろう」の代名詞となりつつある「0 SIM by So-net」ですが、このところ速度低下が更に酷くなっています。
2017年の正月三が日で日中のRBB SPEEDとSpeedeaの結果です。4GのHi-Speedであることは上りの速度から確かなのですが、日中でも500Kbpsもでていません。
東京メトロアプリが表示されなかったのは、この速度低下のために宣伝ムービーの読み込みで時間がかかっていたためのようです。
速度低下とバッテリー消費の関係
以前は、Wi-Fiはバッテリーを食う原因とされ外出時はWi-Fiを切ることが推奨された時期もありました。最近は低消費電力化が進んだためかそのようなことを言われることはなくなりました。
それでも電波の送受信は多大な電力を消費することは今でも変わりありません。そしてそのことは4Gでも同じです。
0 SIM by So-netで発生している問題は、応答を待ち続けている間、4Gの回路がアクティブになっていることによる消費電力の増加、または、パケットロストが頻繁に発生していることによる再送での4G電波発信回数の増加による消費電力の増加に思えます。
要は、通信速度が遅く見える裏側で、4G通信の回数または回路がアクティブな時間が増加して、結果的に消費電力の増加につながっているのではないかということです。
0 SIMだけではないSo-netの速度低下
自宅のブロードバンド契約もSo-netなのですが2016年10月ごろから速度低下が始まっており、今年になって更に酷くなっています。
2017年1月初旬のRBB SPEEDとSpeedeaの結果です。上りを見ると光回線であることは明確なのですが、下りはとても光回線とは言えない速度です。
フレッツのサイトでBフレッツ自体の速度を測定するとこれだけの速度が出ており、回線の問題では無くSo-netの問題であることは明らかです。
So-netと契約している限り「ヨドバシ 夢のお年玉箱」は永遠に入手不可?
今年もヨドバシの「夢のお年玉箱」の予約ができませんでした。
予約中に次のページに進まないのが不思議でした。タップしても通信中のアイコンが暫くすると止まってしまうのです。
ヨドバシにパケットが届いているなら、その応答が届かずタイムアウトになるなどが発生するはずなのですが、そもそもパケットがヨドバシに届いておらず、So-net内でパケットロストが発生していたなら説明がつきます。
So-netが回線混雑時にパケットを正常に届けることができないならSo-netと契約している限り、永遠にヨドバシの「夢のお年玉箱」の予約などできないことになります。
まとめ
0 SIM by So-netも始まった当初は、ちゃんと4Gの速度は出ていました。しかし、So-netのプロバイダーとしての機能が低下しており、増加した通信量に対処できなくなっているようです。
先ごろUQ WiMAX 2+が通信制限時間帯を緩和すると発表しましたが、その中に速度制限は更に厳しくするとの記述があります。増加した通信量に対処できないのはSo-netだけではないのかもしれません。
回線事業者は契約数の増加とARPUの増加を狙っていろいろキャンペーンを展開していますが、増えた通信量に対処できる設備投資を行っていません。ギガモンスターに代表される大容量プランも回線が細くては使い切ることもできません。
現状、契約時に提示されない通信速度に関しては、ほぼ無法地帯です。回線事業者によっては詐欺に近い状況もあり、見極めが難しくなっています。
良いと言われる回線事業者には皆が群がり結局悪化します。ダメなところは改善するための資金がありませんので改善は見込めません。
したがって、ダメな回線事業者を除外していく消去法で選択するしかないようです。
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