Intelの第6世代Core iプロセッサーであるSkylakeにハングアップの危険性があるバグが見つかったそうです。
修正はされるようですが全てのパソコンで行われるわけではありません。
Skylakeのバグ
GigaZiNEによると複雑な計算を行うとCPUがフリーズするバグが見つかったとのことです。
記事では、Intelも認めたとのことでバグの存在は確定です。
Great Internet Mersenne Prime Search(GIMPS)が、「Skylake」シリーズのCPUには複雑な計算プログラムを実行するとフリーズするバグが含まれていることを発見し、Intelに通知したところ、Intelがバグの存在を正式に認めたとArs Technica UKが報じています。
複雑な計算、ここではメルセンヌ素数の計算が挙げられています。しかし、ゲームでも物理シミュレーションなどが行われていますので、複雑な計算なら自分の用途では影響は無いなどと安心してはいられません。
GIMPSによると、メルセンヌ素数を計算するプログラムなどを実行するベンチマークソフト「Prime95」を使った場合にシステムがフリーズする危険性があるとのこと。
計算を間違えるなどならまだ良かったのですが、フリーズするとなるといろいろ影響は大きいでしょう。
全てのSkylakeが修正されるわけではない
修正はBIOSアップデート経由で行われるとのことです。
この報告を受けてIntelはバグの存在を特定、すでにバグを改修するための修正プログラムも完成しており、マザーボードメーカーによるBIOSアップデートを通じてバグは修正される見込みだそうです。
BIOS経由で行われるため、ASUS、GIGABYTE、ASRockなどの有名メーカーや、Surface Pro 4などの頻繁にファームの更新の行われる機種、国内の大手パソコンメーカーのパソコンなどは修正される見込みがあります。
しかし、中華タブレットなど売り切りに近い製品は修正される見込みはありません。更新されたBIOSが入手できないためです。
まとめ
「Skylake」にはバグがある。
この事実は認識しておく必要があります。
そのうえで、これから購入する場合はサポートがしっかりしているメーカーから購入する必要があります。既に購入している場合は、BIOSのアップデート情報をモニターして、対応したBIOSがリリースされたら早急に更新する必要があります。
サポートの無い製品を買ってしまった場合は諦めるしかありません。
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