バージョン1511

Windows 10パソコンの構成変更に過剰な注意は不要、ライセンス認証解除が納得できなければ電話認証で(追記)

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先ごろWindows 10 HomeからWindows 10 Proにアップグレードしたパソコンで、部品をひとつ追加しただけでライセンス認証が解除されたという事象が発生したとのことです。

このことを受けて構成変更には注意するよう呼び掛けている記事がありますが過敏になることはありません。

Windows10-Phone-Authentication-01

Windows 10 バージョン1607から電話認証ができなくなりました。新しい仕組みでMicrosoftアカウントに認証情報を紐付けていない場合は、Windows 10 バージョン1511をインストールして電話認証した後でバージョン1607にアップデートまたはクリーンインストールする必要があります。

Windows 10 HomeからProへのアップグレード

Windows 10 HomeからProへのアップグレードはWindowsストアでライセンスを購入する方法と、パッケージを購入する方法がありますが、オンラインで購入したものは構成変更にシビアであると、この記事では述べられています。

SSDを1台追加しただけでライセンス認証できなくなったとのことですが、これを受けてこのような記事も掲載されています。

記事では、こう言っています。

ユーザーにとって悩ましいのは、どこまでであれば構成変更が認められるのかをマイクロソフトが明示していない点だ。経験的には、USB機器の追加やメモリ増設程度は問題ないが、マザーボードやシステムドライブを変更すると、別PCと認識され、ライセンスが認証されなくなる。

この説明はおかしいです。システムドライブの変更でライセンス認証が解除されるならHDDからSSDへの換装という市場が成り立たなくなります。

この記事を書かれた方はInsider Previewなどの英文で"a hard drive"とあるのをシステムドライブと訳しているようです。

このように間違った認識を広める人もいるため情報が錯綜していますが、従来のWindowsに比べてWindows 10が厳しくなったという話も聞きませんし、Windows 10のライセンス条項でも違いは明記されていません。

(2016/7/3 追記)

その後、このような記事が掲載されています。

記事の最後で、

ちなみに、今回の検証では、最初システムSSDだけを取り替えて試していたのだが、4~5回変更しても、ライセンス認証は全く外れなかったことも参考までに書き添えておく。

と記しており、PC Watch自ら前記記事が誤りであることを証明してしまった形となっています。

構成変更に過敏になる必要はない

いろいろな説はあります。どのパーツならOK、どのパーツはNGとか、何個までならOKとか。しかし、Microsoftが基準を明確にしていないので考えても結論は出ませんし、一度認証が解除されたパソコンはMicrosoftによる認証を経ないと再認証は不可能です。

したがって、Microsoftがどこまでの構成変更までを同じパソコンとみなすかなどと考えるのは無意味です。

GeForce GTX 1080が出たので買い換えたいけどライセンス認証が解除されるのは困るし、などと考えるのもおかしいでしょう。

そんなことより、自分の望む構成変更を行い、その変更によりライセンス認証が解除され、それが納得できなければ、不満をMicrosoftにぶつければよいのです。

認証が解除されたら電話認証で

パソコンを使っているといろいろな障害でライセンス認証が解除されることがあります。

そのような場合は、Microsoftに電話して状況を説明し、電話でライセンス認証を行ってもらいましょう。電話をかけてもMicrosoftがライセンス認証を拒否する場合は納得できるまで交渉しましょう。話がつかなければ別の問い合わせ先を教えてくれますので納得できるまで粘りましょう。正規のライセンスを使っているのですから権利は主張すべきです。

設定アプリのライセンス認証ではライセンス認証に失敗するとWindowsストアに飛ばされ新規ライセンスの購入を迫られますが、コマンドで電話認証を開始することが可能です

電話によるライセンス認証は以下の手順で行います。

  1. [Windows]+[R]を押して「ファイル名を指定して実行」ダイアログを開く
  2. 名前に「slui 4」を入力して「OK」をクリックする
  3. 「国」を選択して「次へ」をクリックする
  4. 画面に従って電話をかけて状況を説明し確認IDを教えてもらう

なお、電話認証ですが人による対応が2016年3月1日から24時間365日対応ではなくなっています。

現時点では、

  • 平日:9 時~18 時、土日:10 時~18 時 (祝日および年末年始休業)

となっています。そのため深夜や休日に事が起きたらどうすればよいのかと思うかもしれません。

しかし、Windows 10をライセンス認証しないくとも、認証せずに電源を入れたまま1ヶ月ほど見ていた限りでは、機能が制限されるとか一定時間ごとに再起動されるとかはありませんでした。画面右下のライセンス認証されていないという表示がすべてのウィンドウより手前に表示されるだけでした。

したがって、深夜や休日に事が起きても慌てずに、翌営業日に電話すれば問題ありません。認証が解除されたままでも作業は続行できます。

最終的に認証IDを発行してもらえない場合は一度電話を切って、ライセンスを追加購入するか、元の構成に戻すかのどちらかを選びます。

元の構成に戻すと決めて構成を戻しても認証できない場合は、再度電話をして構成変更したことは告げず認証されない事実だけを告げれば認証IDを発行してくれるでしょう。

Windows 10 Anniversary Update以降ではもっと簡単に

2016年8月2日にリリースされるWindows 10 Anniversary UpdateではMicrosoftアカウントにPC構成情報を紐付けることで再認証できるようになります。

ただし、これはライセンスをPCではなく人に紐付けるものであるということに注意する必要があります。所有者が変わった場合に再認証できなくなる可能性があるのです。

まとめ

構成変更にあまり過敏になる必要はありません。Microsoftもバカではありませんのでユーザーの不手際による認証解除で手間を増やさないよう多少ゆるい基準となっています。それでも認証が解除され、それが納得できなければとことん交渉すればよいだけです。

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