IntelのNUCキットのNUC6CAYHを使っているのですが、時々、画面がちらつき、気になっていました。
ディスプレイケーブルなどを調べてみても改善せず、ドライバーを古いものに戻したら直りました。
Intel HD Graphics
以前からIntel HD Graphicsドライバーは品質が悪く、問題の原因になることが多くありました。
- ディスプレイの故障?いいえ、ドライバーの問題かもしれません
- Windows 10が不調、原因はIntel HD Graphicsかも
- Windows 10でのIntel HD Graphics問題の対処法(更新)
- Windows 10の自動更新とIntel HD Graphics Driverの問題
とにかく品質が悪いのです。
NUC6CAYHでは画面がちらつく程度なのですが、機種によってはハングアップの原因にもなっています。
このサイトでも、度々、記事にしてきましたが、最近は比較的対処が簡単になってきました。
当初、対策が難しかったのはIntel HD Graphicsの新しいドライバーができると、Intelは自社のダウンロードサイトに登録せずMicrosoftのWindows Updateに登録していました。
そのため、Intelが公開していない新しいドライバーがWindows Updateで配信されていました。
Windows 10ではWindows Updateを拒否できませんので、否応なくアップデートされてしまい知らない間にパソコンが不安定になっていました。
こうなるといろいろな手段でバグ有りドライバーを拒否しなければなりません。
しかし、今年になってからIntel HD GraphicsドライバーはWindows Updateで配信されなくなったようです。
そのため、安定しているドライバーを見つけたら使い続けて、自分でアップデートしなければ問題ありません。
アップデートして問題が発生した場合は、元のドライバーに戻せばよいのです。
Intel NUC Kit NUC6CAYHのちらつき
NUC6CAYHは今年になって販売が始まったApollo Lakeを搭載したNUCです。
発売以降、Intel HD Graphicsドライバーは
- 15.45.14.4590
- 15.45.16.4627
- 15.45.19.4678
がリリースされています。
15.45.16.4627に関しては、ちらつきが発生するため15.45.14.4590を引き続き使っていました。
2017年6月15日に15.45.19.4678がリリースされたので試してみましたが、やはりちらつきが発生します。
したがって、現状では15.45.14.4590を使い続けるのがよいでしょう。
最近、NUC6CAYHを購入して古いドライバーをダウンロードしていない場合は上記リンクからダウンロードしてください。
現状では古いバージョンは英語版しか残っていないようです。
以前配信されていた日本語版のファイル名は「GFX_Win7_8.1_10_64_15.45.14.4590.zip」ですので探してみてもよいでしょう。
Intel HD Graphicsドライバーのインストール方法
Intel HD GraphicsドライバーはWindows Updateでは配信されなくなりましたが、ドライバーはWindows Updateに登録されています。
そのためIntel HD Graphicsドライバーがインストールされていない状態でインターネットに接続していると、どのバージョンか分からないIntel HD Graphicsドライバーが自動でインストールされてしまいます。
したがって、古いバージョンのIntel HD Graphicsドライバーに戻す場合は以下の手順で行ってください。
- インストールするバージョンのIntel HD Graphicsドライバーをパソコンにダウンロードしておく
- インターネットから切断する(Wi-FiをオフにするかLANケーブルを抜く)
- 「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」で「インテル(R)グラフィックス・ドライバー」をアンインストールする
- 再起動する
- ダウンロードしておいたIntel HD Graphicsドライバーをインストールする
- ネットワークに接続する
まとめ
何故、いつまで経っても安定しないのか不思議なのですが、NUCやタブレット、ノートパソコンなど自分でGPUを追加できない機種はIntel HD Graphicsドライバーのバグに付き合わなければなりません。
安定したバージョンを見つけたら更新しない方が無難です。
(2018/1/21 追記)
原因はハードバグの可能性があります。使っているNUC6CAYHまたはNUC6CAYSでこの現象が発生する場合は修理に出した方がよいでしょう。
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