毎度のことながら、iOS5へのアップグレードには皆さん苦労しておられるようです。
iOS5へのアップグレード
私の場合は、iPad2とiPod touchともに最初のバックアップで失敗し、やり直しました。友人も夜中にアップグレードを始めたのですが、バックアップの失敗で終わっていたそうです。
推測ですが、今回iCloudへの対応でバックアップ形式が変わったため、一度でもバックアップしていると差分バックアップに失敗し、古いバックアップデータを削除することで、バックアップが出来るようになったようです。
もう1点、つまずく部分は、ファームの更新モードでは別のデバイスと認識されるため新たなドライバーのインストールが行われますが、PCの状態によっては、ドライバーがインストール出来ず、ファームの更新が出来なくなり、初期状態に戻してバックアップから復元となります。このドライバーがインストール出来ない問題の一番の解決方法は、別のPCで更新することです。USBチップとの相性もあるようで、SH67H3では必ず失敗しています。
実行用メモリー不足
無事、iOS5にアップグレード出来て、いろいろ使っているうちにiPod touchの反応が遅いことに気付きました。最初はiPad2のCPUがA5なのに対してiPod touchはCPUがA4のためだろうと思っていたのですが、いろいろ調べていくうちに、「診断データと使用状況データ」という項目にLowMemoryというリポートを見つけました。(これはメモリー不足とは直接関係ありませんでした。詳細後述)
そのため、メモリー不足が発生していると考え、SYS Activity Managerというアプリで調べてみました。(ここでのメモリーとは、フラッシュメモリーの16GB、64GBとかの部分ではなく、プログラムを実行させるメモリーです)
と通常でも空きメモリーが少ないことがわかります。少し重いWebページなどを読み込むと、空きメモリーが殆ど無くなってしまいます。
SYS Activity Managerの有料版の機能で、メモリーを確保させても、
半分まで減りますが、元々実行用メモリーが少ないのでサイズとしては十分とは言えません。問題は、水色の部分「固定中」というところで、iOS4からiOS5になったことにより機能アップがなされた分、メモリーを食うようになったようです。
通知をすべて止めたり、メッセージ、twitter、FaceTimeなどを使用しない設定にしてみましたが、状況は改善しません。
なお、実行用メモリーのサイズは、以下のようになっています。
タイプ | iPad iPhone3GS 第4世代iPod touch |
iPhone4 iPhone4S iPad2 第5世代iPod touch |
iPhone5 New iPad |
メモリーサイズ | 256MB | 512MB | 1GB |
今回、iPhone3GSなどもiOS5にアップグレード出来ますが、このように実行用メモリーの不足は深刻です。
まとめ
価格が下がった第4世代iPod touchですが、iPhone4Sと比較するとCPUの処理能力が半分、実行用メモリーも半分と、非常に性能差が開き、使い勝手も悪くなっています。
安価なiPhoneとしてiPod touchとモバイルルーターの組み合わせを考えている方は、再度検討されることをお勧めします。
初期掲載時の情報解釈の訂正
「設定」アプリで、「一般」「情報」「診断/使用状況」「診断データと使用状況データ」と降りていくと表示されるこのデータですが、
これは、WindowsでのCrash Dumpのようなものであることがわかりました。LowMemoryとはメモリーが少ないという警告ではなく、何かのアプリケーションが異常終了した場合に記録されるようです。メモリーを確保するアプリを実行しているときに発生していることから、メモリーを確保するファンクションの実行中に異常終了したということと思われます。
そのため、このデータは実行用のメモリーが不足していることとは直接は関係ないと思われるため、訂正させて頂きます。
コメント
初代iPadもメモリーは256Mですよ
御指摘頂きありがとうございます。
初代iPadも結構快適に使えていたので初代iPadからメモリーサイズは変わっていないと思い込んでいました。
記事を訂正させて頂きました。
やはりそうでしたか。私も第3世代iPod touchをiOS5にアップデートしましたが、動作が鈍くなったとすぐ感じました。前のバージョンに戻したい気持ちです。
戻したい気持ちもありますが、新しい機能は、やはり捨てがたいです。
何か余計なプログラムが動作していてバッテリー寿命を縮めているとのことで、近々アップデートが行われるとのことです。
これによって、常駐プログラムによるメモリーの圧迫が緩和されることを期待しています。
僕もなんか遅いなと思って記事を拝見しました
ipod touchの4世代を使っています。
やっぱ重いパソコンみたいでよくないですね
昔は早かったような気がします
ゆうき さん、こんにちは。
第4世代 iPod touchは2010年9月に発売されてすぐに買ったのですが、その時は快適に使えていました。
しかし、iOS5になってからは、動作が遅くなってしまいました。特にBluetoothヘッドホンを使っていると、ロックを解除してもホーム画面が表示されるまで数秒待たされるようになってしまいました。
第5世代 iPod touchで改善されなければ、iPod touchは見限ろうと思っています。
参考になりました。
メモリの価格は水のように安く、2GBから4GBに置き換わりつつありますから、今年は事態が改善されますよね。それにしても、数百円しか変わらないと思われるところで最初から何故差をつけますかね、iphoneとの差別化のためかと勘ぐってしまいますね。
iPod touchとモバイルルーターの組み合わせしている者さん、こんにちは。
iPhones4→iPhone4SでCPUなど進化があったiPhoneに対し、iPod touchはWhiteが増えただけで進化が止まってしまいました。
そのため、iPod touchの新機種は、今後発売されない可能性があると私は思っています。
iPod自体、出荷台数が大幅に減っていますから、Appleにとって新機種を開発するメリットはないでしょう。
ipod4世代を使っています。
音楽を入れようITunesにつなぐと、ios5にアップデートしませんか?と出てきます。
しかしキャンセルすると同期できません。
で、アップデートしようかな?と思い「する。」を押してみると、
「ios5.3.3に更新すると、Itunes storeで購入したものを含め、このipodに保存されている全てのAppとメディアが削除されます。削除されないようにするには、App、音楽、ビデオを同期いているコンピュータで更新のプログラムを適用してください。」
と出てきます。
これはどうしたらいいのでしょうか?
皆さんのコメントなだどを見ているとアップデートしない方がよかったなどとおっしゃっているので、しないでおこうと思ったのですが、しないと同期出来ず、音楽が入れれません。
本当に困っています・・・。
回答お願いします。
akari*さん、こんにちは。
コメントを読ませて頂いて考えられる状況は、同期しようとしているiPodに関連付けられているApple IDとiTunesのApple IDが違っているように思えます。
まずは、iPodとiTunesのApple IDを確認してみて下さい。
iPodに合わせるなら、iTunesのメニューの「Store」から「サインアウト」でサインアウトし、再度、iPodに関連付けられたApple IDで、メニューの「Store」から「サインイン」して、同期できるか試してみて下さい。
同期できました。
今バックアップが出来たと思い、アップデートを始めたのですが、しない方がいいですか?
でもしないと毎回アップデートしろと表示されて、先に進めないんですが・・・。
akari*さん、こんにちは。
アップデートすると、みなさんが言われているように、使い勝手が悪くなります。しかし、殆どのアプリはiOS5対応は終わっていますので、iOS5にアップデートしていないと不都合が生じる場合もあります。
アップデートした方がよいかどうかは、利用状況次第なので同じような使い方をされている方の意見を聞かれては如何でしょうか。
同期はできたとのことですので、アプリなどの利用権は正しくApple IDに紐付いていますので、iOS5未対応アプリ以外は、アップデートしても使えなくなるようなことはないはずです。
突然の質問失礼します。
ipod touchの4世代を使ってるのですが、パソコンを変えてから同期しようとすると〔現在ipodにあるすべての項目がitunesの項目に置き換えられます〕といった趣旨の表示をokすると〔現在itunesには項目がありません。同期するとipodの項目がすべて削除されます〕というような警告が出てきます。
itunes側のapple IDはipod側と同じIDにしてあります。
appがすべて削除されると困るのですがどうしたらよいでしょうか。
yuu76 さん、こんにちは
間違っているかもしれませんので、その時はすみません。
通常の方法では、iPodからアプリやコンテンツをPCに引き出すことは出来ません。同期は、今のiTunesの状態にiPodを合わせるような動作をします。
iTunesとiPodのApple IDを同じにして、iTunesのStoreメニューから、「このコンピュータを認証」でPCを認証します。
iTunesの設定のStoreの「自動的にダウンロード」のすべての項目にチェックを入れてOKでダイアログを閉じます。
うまくいけば今まで購入したアプリなどがダウンロードされ、iTunes側の環境が整うはずなので、ダウンロードが終わったら、もう一度、iPodと同期してみて下さい。
この方法でも既に配布が終了しているアプリはダウンロードできないのでiPodから削除される可能性があります。
やはり、iPodを初期化する旨のメッセージが表示される場合は、古いPCのiTunesのデータを新しいPCにコピーするしかないかもしれません。
ありがとうございました。
itunesからpcのほうにappをダウンロードしないといけないというのは知りませんでした。てっきりpcのほうにappがないときはipodのほうからpcにデータが移行されるものだと思っていました。
これでやっとipodをpcに同期できます。
ありがとうございました。