iPhoneのバッテリー問題はバッテリー交換費用の値下げまで騒ぎが大きくなりました。
今回、問題となった、iOSが認識しているバッテリーの劣化状況を表示する機能が搭載された、iOS 11.3がリリースされました。
iOS 11.3リリース
2018年3月30日にiOS 11.3がリリースされました。
これはiPhone 7 Plusの場合ですが、非常に大きなサイズとなっています。Wi-Fi環境でのアップデートをお勧めします。
セキュリティアップデートも含まれていますが、現状はまだ翻訳されていません。
- Apple セキュリティアップデート(Apple)
- About the security content of iOS 11.3(Apple)
ドコモ 32.1
キャリア設定プロファイルもiOS 11.2.6の「ドコモ 31.0」から
「ドコモ 32.1」に変わっています。
iPhone 8/8 Plus/Xに関しては、「ドコモ 32.1」に更新することで下り通信速度が500Mbpsから594Mbpsにアップするそうです。
最近は総務省の目があるので、MVNO苛めも無くなってきており、MVNOでも問題は起きないと思います。それでもMVNOを使っている場合は、対応状況を確認してからアップデートした方がよいでしょう。
IIJの場合は、こちらのtwitterで通知されます。
(今朝、iOS11.3と新しいキャリアプロファイルが配信されました。手元のiPhoneXをアップデートしたところ、みおふぉんSIMとの組み合わせでデータ通信、テザリングとも問題なく使えているようです。他の機種を含めた動作確認については別途行いましてつぶやきます。)
— IIJmio (@iijmio) 2018年3月29日
バッテリーの状態(ベータ)
今回のアップデートの目玉ですが、「設定」アプリの「バッテリー」に「バッテリーの状態(ベータ)」が追加されています。
タップすると「最大容量」と「ピークパフォーマンス性能」が表示されます。
「ピークパフォーマンス性能」は、一目で分かるような表示ではありません。
バッテリーの最大容量は、バッテリーケア(Battery Care)やバッテリー・ライフ(Battery Life)などのサードパーティ製アプリと同じですが、数値のみで表示します。
問題は「ピークパフォーマンス性能」です。
ゲームなどで急激にCPUとGPUに負荷がかかると大電流が流れ、それにバッテリーが耐えられないと急激な電圧低下が起き、iPhoneが突然シャットダウンしてしまいます。
「ピークパフォーマンス性能」とは、そのような状況でも耐えられるバッテリーかどうかを表しています。
噂では、耐えられない場合は、シャットダウンしてもよいのでパフォーマンスを優先するか、シャットダウンしないようにパフォーマンスを落とすかを選択できるとのことでした。
私のiPhoneは耐えられるバッテリーなので、その選択肢が表示されるのかは分かりません。
iPhone限定機能
こちらは第1世代iPad Pro 12.9インチですが、「バッテリーの状態(ベータ)」がありません。
先ごろ発売になりました廉価版iPadを店頭で確認したところ、やはり「バッテリーの状態」はありませんでした。
この機能は、iOS 11.3ではiPhone限定の機能のようです。
まとめ
セキュリティアップデートもありますし、ようやく搭載された「バッテリーの状態」もあります。
アップデートした方が良いのですが、MVNOの確認と、容量の問題から、帰宅してからゆっくりアップデートした方がよいでしょう。
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