最近、デスクトップ版Outlookを使っていたら知らない間にEvernoteというボタンが表示されるようになりました。
Evernoteは使わないので無視すればよいのですが、自己主張が強く邪魔なので削除することにしました。
しかし、削除はデスクトップ版Outlookでは行えないのです。
Outlook.comへのExchange接続
Hotmailから始まったMicrosoftの無料メールシステムは、Webメールにも関わらずデスクトップ版Outlookに搭載されたアドインによりIMAP接続のメールのように使えました。
Officeがオンライン化されHotmailもOutlook.comとしてOffice.comの一部となり、更にOffice.comもOffice 365に進化する過程でOutlook.comもメールシステムとして進化しました。
デスクトップ版OutlookからOutlook.comに接続する場合、今まではExchange ActiveSyncが使われていました。しかし、最近設定し直すとExchangeで接続されます。
デスクトップ版Outlookは各種設定はアカウントごとにデータファイルであるPSTファイルに保存されます。
OSの再インストールやパソコンの置き換えなどで環境を移す場合、POPやIMAP接続の場合はPSTファイルをマウントすれば「クイック操作」や「分類」も復元されます。しかし、Outloo.comについてはその都度PSTファイルが生成されるため、設定を移行することができませんでした。移行したら設定はやり直しです。
しかし、Exchange接続の場合、「クイック操作」や「分類」が引き継げるのです。理由はこれらの設定がパソコンではなくOutlook.comに保存されているためです。
邪魔なEvernoteボタン
便利なExchange接続ですが、最近、困ったことが起きました。
ウィンドウの右端にEvernoteというボタンが表示されるようになったのです。
私はOneNoteを使っているためEvernoteなど使う気は無く、邪魔なだけです。無視すればよいのですが緑のボタンの自己主張が強く、気になって仕方ありません。
何とか消そうと、リボンの設定を見てもありません。(Outlook 2016だと表示される場合もあります)
Evernoteアドインをアンインストール
このボタン、実はOutlook.com側で設定されている物でした。
まず、ブラウザーでOutlook.comにサインインします。
右上の「ギアのアイコン」をクリックして表示されたメニューから「オプション」をクリックします。
オプションが表示されます。
まず、左の部分で「全般」をクリックして開き、「アドインの管理」をクリックします。
右側にアドインの一覧が表示されますので「Evernote」をクリックして選択し、「-」をクリックしてアンインストールします。
Exchange接続ではOutlook.comの変更がプッシュ配信されますので数十秒でデスクトップ版OutlookからEvernoteボタンが消えます。
なお、この設定はアカウントごとに行う必要があります。複数のOutlook.comを使っている場合はすべてのアカウントで行います。
誰がインストールしたのか
通常はこのように「自分自身」でインストールしたことになっています。勿論、Outlook.comでアドインが使えることなど知りませんでしたのでインストールした覚えもありません。
幾つかのアカウントを見ていたら犯人を消し忘れていたアカウントがありました。結局、Microsoftの押し売りだったわけです。
まとめ
デスクトップ版OutlookはExchange接続とすることで、いろいろなメリットがあります。
その一方でOutlook.comを詳細に設定していないと、いろいろと面倒なことになります。アドインだけでなく通知も、連絡先に誕生日が登録されていると勝手に予定が入れられ通知が飛んできます。予定表のアラームなどOutlook.comの設定は見直しておいた方がよいでしょう。
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