先日、予想外の番組の順延があり、録画に失敗しました。その失敗の仕方がメーカーで違っていたので説明します。
録画優先度のメーカーごとの考え方
当初はこのように予約してありました。ダブルチューナーの機種ですので問題無く録画できるはずでした。青をチューナー1、緑をチューナー2に割り振っています。
しかし、B局の番組で順延があり、このように放送時刻が変わりました。番組B1、B2、C1が同じチューナーで録画されるため、どれかの番組が録画されないことになります。深夜の番組なので、この状況に気付かず寝ていたため、そのまま録画が実行されました。
私は録画し損なってBDソフトを買うよりは録画を失敗しないように2台のレコーダーで同じ番組を録画しています。
録画の失敗はレコーダーの暴走などで稀に起きます。録画中にハングアップして次の番組が予約されない、正しく電源が切れず予約時刻になっても動作を開始しないなどです。所詮、今のレコーダーはLinuxパソコンと同じですからパソコンと同じような不具合が発生します。
ここでは東芝とPanasonicの例を示します。これらの違いはレコーダーメーカーの録画ポリシーの違いです。
東芝
東芝のレコーダーでは、このように緑の部分だけが録画されました。
東芝は振る舞いから、今録画している番組より予約している番組を優先するようです。そのため番組を録画していても次の録画予約の時刻になったら、今行っている録画を中断させ、別の予約録画を実行します。
これは、HDDからBD/DVDへダビングしている場合でも、録画予約時刻5分前になるとダビング動作を中止します。また、この例のように番組が続いている場合、前の番組の録画は次の番組の15秒前に中断されます。そのため録画予約番組の頭が欠けることはありません。
Panasonic
一方、Panasonicのレコーダーでは、緑の部分だけが録画されました。
Panasonicは振る舞いから、予約している番組より録画している番組を優先するようです。録画を始めると別の録画予約があっても、今実行している予約録画が終了するまで録画を継続します。予約録画が終了し、別の予約録画の番組がまだ放送されていれば、そこから予約録画終了まで録画されます。
HDDからBD/DVDにダビングしている場合は、録画予約時刻になっても録画予約は実行されずダビングが継続されます。ダビングが終了しても、まだ予約録画の番組が放送されていれば、そこから予約終了時刻まで録画されます。
録画を優先するため青で示した番組A1、A2のように連続している番組は、番組A1はキッチリ最後まで録画されて番組A2は頭が5秒ほど欠けます。
まとめ
今は、トリプルチューナーやREGZAサーバーのように多数のチューナーを積んでいる機種がありますので、これらを買えば問題ありません。しかし、買い替えや、追加で購入するならメーカーごとの録画優先ポリシーの違いを理解しておいた方がよいと思います。
バックアップを考えるなら、同じメーカーでは同じように失敗しますので、バックアップになりません。
NHKにしても番組枠の最後の1分は番組の宣伝が多いので、頭が欠けるより、最後が切られる方がよいと思います。その動作をするのは、この2社では東芝です。
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