Adobe Creative Suite 6

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多くの人には関係ないと思いますが、とうとうAdobeの新製品が発表されてしまいました。

アップグレードポリシー

昔は、どのバージョンからでも最新バージョンへのアップグレードは可能でした。しかし10年ぐらい前から3つ前のバージョンからしか、アップグレードできないというアップグレードポリシーに変更しました。そして今回、1つ前のバージョンからしかアップグレードできなくすると、アップグレードポリシーの変更を通知してきました。古いバージョンの製品のユーザーにアップグレードを強制したのです。

当然、多くのユーザーから文句が出たのでしょう。その後、期間限定で、3つ前のバージョンからもアップグレード出来るようにすると通知してきました。

使いこなせているか?

今回は考え時かもしれません。私としては、使い慣れているとはいえ、Adobe製品は高機能なツールのため、すべての機能を使いこなせているわけではありません。そのため、新機能が自分の必要とする機能でなければアップグレードを見送ってきました。多くのユーザーは同じように考えていると思います。

ところが、1つ前のバージョンからしかアップグレード出来ないとなると、今まで3回に1回バージョンアップしていたなら、3回ごとに新規に買った方が、毎回アップグレードするより安く済みます。

Cloudライセンス版

今回、どのツールでも使えるCreative Cloudという製品も出てきました。月5000円と言っていますが年間契約での値段なので、年間6万円です。月単位の契約だと8000円です。

Adobeは2年でメジャーバージョンアップを行ってきましたので、同じペースとすると、3世代で6年、Master Collectionが、33万円ぐらいですから、これを6年使う場合は、Creative Cloudで6年契約する場合の36万円よりは安くなります。Creative Cloudは最新バージョンを使えるので単純比較は出来ませんが。

マイクロソフトの企業包括契約

マイクロソフトは個人からよりも、企業とのSelect契約やEA契約で儲けています。値段は契約台数で大きく変わるので公表されていませんが、一番台数が多いグレードだとOfficeなど単体の価格は半額程度になります。しかし、これに契約台数を掛けて、更に3年の拘束期間で考えると莫大な金額となります。

Adobeにも企業包括契約はありますが、Adobeの製品は全員が必要とするものではありません。Acrobatにしても互換製品を使っている企業が多いと思います。そのため、デザイン系の企業やクリエイターにターゲットを広げて、マイクロソフトのように儲けようと狙っているのだと思います。

猶予期間

とりあえず、CS3やCS4に関しては2012/12/31まで猶予がありますので、他のユーザーの反応を見てアップグレードするか考えようと思います。

現状では、Creative Cloudへ移行させたいため、金額面では、Creative Cloudを1年間だけ36000円とするキャンペーンだけしか告知されていません。Adobeも売れなければキャンペーンを仕掛けてくるでしょう。特に期限ギリギリの年末には、アップグレードを諦める人が増えるでしょうから大きなキャンペーンが期待されます。

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