明日、2016年6月18日からいろいろなルートでPlayStation VRの予約販売が開始されます。
話題性が高いため、既にソニーストアでは体験会&予約販売が満席ですが、ヒットするのでしょうか。
PlayStation VRを使うにはいろいろと揃えなければなりません。
最低限、これだけは必要になりますので、ひとりあたり税込92,815円必要なことになります。ひとりあたりです。
PlayStation VRにはカメラとのセットモデルもありますが、初期のPlayStation 4にはカメラがセットされたものもあるので購入時は重複しないように注意が必要です。
また、PlayStation VRが発売される頃には上位バージョンのPlayStation 4 NEOが発売されることも予想されます。
現行機種も併売とのことですが、PlayStation 4 NEOを購入する場合は更に1万円の追加投資が必要になります。
PlayStation VRは品薄になるとソニーが告知しています。
生産調整して希少性と話題性を上げ、売り上げを伸ばそうとするいつもの戦略ですが、本当に欲しい人にとってはいい迷惑です。
予約取扱店はこちらに一覧となっています。店舗によって売り方が異なり、先着順だったり、抽選だったりします。
入手が難しいとはいえ、非常に高価ですので、いきなり予約するより体験会への参加をお勧めします。
体験会でソニーストア銀座/名古屋/大阪/福岡天神に行けるなら予約購入まで可能です。
ソニーストアの体験会は予約制ですが、2グループに分かれています。
土日のグループは、体験後、予約購入ができます。できるというより購入が必須のようです。
平日のグループは、体験後、購入を希望するなら申し込んで抽選に当たれば予約購入ができます。買うかどうか決めかねている場合は平日のグループの方がよいでしょう。
現時点で、土日のグループは必ず購入できるとあってソニーストア銀座などは既に満席となっています。それでも場所によってはまだ空きがあるようです。
また、6月27日以降は6/21(火)15:00に更新予定とのことですのでチャンスはあります。量販店で予約できない場合は、ヤフオクなどに手を出さず体験会の募集を待った方がよいでしょう。
今、ITやAV関連でのトレンドは、4K/8K、AI、VR、ARですが、VRに関しては各社からこぞって製品が投入されましたのでどの製品が生き残るか分かりません。また、VR自体が生き残るかも疑問です。
私が一番問題だと考えていることは、VRは一人で楽しむものであるということです。
以前、ソニーのHMDを両親へのプレゼントとして考えたことがあります。HMDは同時にひとりしか使えませんから両親が同時に見るためには2台必要になります。ソニービルで確認したところ、複数人で同時に見ることは想定して作られていないため、HDMI分配器などが必要とのことでした。
HMDはあくまでスクリーンの代替なのでHDMI分配器があれば複数人で同じコンテンツを見ることができます。
しかし、PlayStation VRはカメラによるヘッドトラッキングを行うため一人ひとり見ているものが異なります。複数人で同時にゲームをするなら人数分のシステムが必要になるのです。これが「ひとりあたり税込92,815円必要」という理由です。
何でも人と繋がろう、繋げようとソーシャルサービスは働きかけ、それが受け入れられてFacebookやtwitterがヒットしたのですが、PlayStation VRの進む方向は真逆です。
ゲーム仲間同士なら各人が自分のシステムを揃えてゲーム世界の中で繋がることは可能でしょう。
しかし、二人の子供にPlasyStation VRが欲しいとせがまれ2台のシステムを購入する親がどれだけいるのでしょうか。
10万円という値段はiPhoneと大差ありません。しかし使えることに差があり過ぎ、同じ10万円の価値があるとは思えないでしょう。
昔はPlayStationとして発売されるものはすべてヒットすると、疑うことはありませんでした。それがPlayStation Moveあたりからおかしくなりました。
PlayStation Move対抗で発売されたXBOX360のKinectも最新のXbox One Sでは接続端子が無くなりアダプター経由でないと使えなくなりました。
今回のPlayStation VRも似たようなことになりそうな気がします。
まあ、普及するかどうかは別として、VRというものを体験してみるのもよいでしょう。
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