カーボンヒーターの種類による壊れやすさ

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昨年の夏、在庫処分のカーボンヒーターを購入し、一冬使って、今冬も使い始めました。しかし、数日でヒーターが激しく輝いたと思ったら、以後、ヒーターが点灯しなくなりました。

仕方なく買い替えるために電気屋を見てみると、カーボンヒーターにも何種類かあり、壊れやすい構造のものを買ってしまったようです。

チャコールファイバーヒーター

昨年購入したのは、エレクトロラックス(Electrolux)社製の遠赤外線チャコールファイバーヒーター ECH930という製品でした。

元々、部屋を暖めるのではなく、自分だけ温まるために、200W以下の暖房器具を探していたところ、300W/150W切り替えが出来るこの製品を見つけて購入しました。

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壊れたヒーター部分を見てみると、細い繊維状のもので出来ています。推測ですが、上下から引っ張られ、更に温度変化が激しいため、繊維が切れて少しだけしか繋がっていない部分が出来て、抵抗値が上がり、規定値以上に加熱して、焼き切れてしまったのではないかと思います。

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電気屋の店頭で見たところ、エスケイジャパン(SKJ-ST35C)や、コイズミ(KKS-0612)などは同じ構造でした。

 

グラファイトヒーター

買い直した製品は、コイズミ(KKS-0631/N)です。ヒーターを見てみると、金属板にグラファイトを蒸着したのか、グラファイトそのものなのかの、板状のヒーターとなっています。温度変化による伸縮や上下からの引っ張りにも強い構造であることが、複雑な形状を維持していることから想像できます。

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らせん状ヒーター

正式な名称はわかりませんが、らせん状の金属にカーボンを蒸着したか、カーボンをらせん状にしたか、らせん形状をしたヒーターです。BRUNO ブルーノ カーボンファンヒーター ノスタルストーブ ラージ プラスなどが、この形状のヒーターを採用しています。これもスプリングのように、温度変化による伸縮や上下からの引っ張りにも強い構造であることが想像できます。ただ、この形状でも、2年で壊れたものもあるとのことです。

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まとめ

他にも、1cmぐらいの黒いガラス管のようなものもありますし、カーボンヒーターにも多くの種類があるようです。ハロゲンヒーターより効率が良いとされるカーボンヒーターですが、一括りにカーボンヒーターを言っても、いろいろな種類があります。

カーボンヒーターは、壊れやすい形状のものや、製造上のばらつきによる故障などもあり、ニクロム線ヒーターより選ぶのが難しい製品のようです。

しかし、通販サイトやメーカーサイトでは、これらの違いが明記されていることが少なく、写真を見ても判別できません。単に安いからと言って買うと、損することになりかねません。カーボンヒーターに関しては、店頭でヒーター構造を確認してから購入した方が良いでしょう。メーカー保証2年の製品などもあり、メーカーが品質に自信をもっている製品も出ていますので、そのような基準で選択するのもよいかもしれません。

 

追記

2014年モデルが発売になりましたが、店頭で見てみたところ、いくつかのモデルで外観は昨年のものと同じですが、ヒーターが変更になっているものがありました。KOIZUMI SAKURA COUPY-PENCILはKKS-0612ではカーボンヒーターでしたが、KSS-0643ではグラファイトヒーターに変わっていました。他のメーカーでも変わっているものがいくつかありますので、店頭で確認した方がよいでしょう。

通販で買う場合は、間違って昨年のモデルを買ってしまわないように、しっかり型番を確認した方がよいでしょう。

逆に、綿(プランツ)カーボンヒーターは、グラファイトヒーターの半分の電力で同等の暖かさであることを売りにしている製品もあります。短期間を少ない電力で使い潰すか、多少電力が大きくても長寿命の製品を選ぶかという選択になるでしょう。

ただ、KOIZUMI SAKURA COUPY-PENCILがヒーターを変えた理由を考えると、クレームが多かったとか、保証期間内に壊れることが多くて採算が合わなかったとかがあるように思えます。そのため、綿(プランツ)カーボンヒーターの製品は壊れやすいというのは確かだと思われます。

電気料金は上がる一方なので、電気代を節約して使い潰す方が良いのかもしれませんが、個人的には臨時出費が嵩む方が影響が大きい気がします。

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