どこかのバカな政党のために、エコポイント半減が決定され、期限まで1ヶ月を切り、どの店でも「あとXX日」というパネルを設置しています。
エコポイントの急な半減期限の設定で一番困っているのはメーカーでしょう。どんなものでも製品を作るためには材料の調達から労働力の確保まで準備が必要で、それを年末のボーナス商戦に合わせて設定していたはずです。ところが、このようなことが急に決定されたため、急遽生産を前倒ししなければならなくなりました。それでも十分な量は供給できていないようです。消費者側も、エコポイントが半減する前に地デジ化しようと、9月頃までは冷やかし程度にしか客がいなかったTV売場は人でごった返しています。親戚の人が土曜日にYAMADAに行ったそうです。その人はTVのことがわからないので店員に聞こうとしたのですが、客が多すぎて全く相手にしてもらえなかったとのことで、買わずに帰ってきたそうです。
今回、実家のTVを買い替えたので、そのことについて参考に記します。なお、SONY党なのでSONY製品以外を検討されている方は参考程度に見て下さい。
実家のTVは地デジが始まってすぐに購入した2002年製プラズマVEGAですが、購入してから既に8年も経っており、消費電力も大きいことや、3Dを見たいとの要望から、買い換えることにしまいした。
まず、機種の選定ですが、設置出来る最大サイズが欲しいとのことで60インチに決まったのですが、どこでも入荷待ちです。量販店に派遣されたメーカーの宣伝員に聞いたところ60インチはパネルが入手出来ないとのことで出荷台数も限られているとのことでした。SONY党なので機種はBRAVIAに決まっており、LX900かHX900のどちらにするかが問題でした。画質の良いHX900の60インチが欲しかったのですが、上記のように60インチの液晶が入手出来ないとのことでHX900は年内は発売される見込みは無いとのメーカーの販売員の話でした。
当初は、2011年4月以降、エコポイント対象機種が5つ星製品に限られると発表されました。LX900もHX900も5つ星機種なので、HX900の60インチが発売されるかもしれないので2011年3月まで待とうと考えていました。しかし、12月から半減との発表があり、LX900しか選択肢が無くなりました。
PanasonicのVIERAも検討はしました。理由は、3Dの実現方法が各社で異なり、SONYの場合、メガネ側に偏向板を実装しています。この方式のメリットは、TV側をそれほど明るくしなくても3Dで見えることです。デメリットは、TV画面の垂直軸と、3Dメガネの垂直軸が一致していないと3Dに見えなくなるという点です。例えば、ソファーに腰掛け、肘掛けに頬杖をついて頭を傾けるという、ごく普通の視聴スタイルでも、3Dに見えなくなるということです。
一方、Panasonicの方式は、TV側に偏向板を実装しているため、TVの垂直軸と3Dメガネの垂直軸がずれても3Dに見えます。デメリットとして、偏向板をTV側に実装したことにより画面が暗くなるため、通常のTVより輝度を上げなければなりません。液晶の場合、自己発光しないので、バックライトの光量を上げる必要がありますが、Panasonicはプラズマを持っていますので、自己発光で液晶より明るくすることが出来ます。その結果、消費電力が大きくなっています。また、TV側に偏向板を実装する方式は、液晶のバックライトを明るくしても限界があるのか、3D VIERAは液晶タイプが発売されていません。
3DTVの発売当初、販売店のデモ機は、3Dメガネ単体が置かれていて実際に3Dメガネを掛けて見ることが出来たので、私はこの違いを確認出来たのですが、今は、垂直軸がずれないように、3Dメガネは台に取り付けられているので確認出来ません。
機種も決まったので、どこで買うかが次の問題です。それに合わせて古いプラズマVEGAの処分を考えなければなりません。まだどこも故障していないので、知人に譲る方向で探しましたが引き取り手が見つかりませんでした。50インチとなると置き場所が無いとのことでした。仕方ないので、私のところに引き取ることにしました。自動車を持っていませんので、配送業者に依頼することとし、TVを運んでから、新しいTVを納入してと別々で考えていました。
ふと、メールでソニーストアのクーポンが配布されていたのを思い出し参考にと見てみました。
ソニーストアとは、以前はSony Styleと呼ばれていたインターネット上のSONY専門ショップです。
このショップの特徴は、VAIOやウォークマンなどで、ショップ専売の特注タイプが販売されていることです。また、購入者はストアメンバーと呼ばれ、購入実績によりスターというポイントが加算され、このスターの数によりランク分けされ、配布されるクーポンの種類や枚数に違いが出てきます。
また、購入すると製品ごとに決められたソニーポイントが配布されます。ソニーポイントはソニーストアでの購入やANAマイル、Edyへの交換にも使えますが、プレイステーションネットワークチケットにも交換できます。プレイステーションネットワークチケットはPS3やPSPを持っている場合、ゲームの追加コンテンツ購入などにも使えます。PS3用のレースゲームであるリッジレーサー7を3D対応にするパッチもダウンロード専用コンテンツとして販売されています。
更にソニーカードで購入した場合、引き落とし時に3%値引きされます。
今回、LX900の60インチを購入するにあたり、以下のクーポンを使って実質的な価格を計算したところ、YAMADAで店員と交渉した時の値段と同等の価格となりました。
- 新ストア記念・AV15%OFFクーポン
- AV商品+5%OFFクーポン
- ソニーポイント:3%
- ソニーカード決済:3%OFF
クーポンは、今までの購入実績に基づくため誰でもというわけではありませんので、価格では量販店の方が一般的には安いと思われます。
しかし、サービスという点では、量販店に負けないものがあります。
送料や設置無料はどこでもやっていますが、移動設置は少ないと思います。
移動設置(自宅内)は、リビングのTVを買い替
えて、古いTVを子供部屋や寝室に設置する場合などに使えます。移動設置(自宅外)は今回のように実家のTVを私の家に移設する場合は非常に便利です。特に今回はTVが大きく重く、エレベーターの無い6階のため、通常20,000円で済むかどうかわかりません。
さらに「地デジにチャレンジ」キャンペーンを2010年12月24日15:00まで行っており、PS3が約15,000円引きで買え、リッジレーサー7と3Dパッチが付いてきます。
以上から今回は、ソニーストアで購入しました。
既に納品され、納入日程の調整や、直前の納入時刻の連絡、設置など、特に問題はありませんでした。納入日程や設置については、Webから注文後、設置状況の確認のページが表示されるので、希望を申告すると、決定した納品日の連絡が数日後にメールで届きます。申告内容は、BSや地デジのアンテナが来ているか、アンテナの設置工事が必要か、ACコンセントがあるかなどと、納入日の候補を3日と納品前の連絡先を2か所などです。
エコポイント申請に必要な領収書ですが、ソニーストアでは、クレジットカードでの支払いの場合、クレジットカード会社からの承認を得られた日を領収書に記載する日付にするとありますので、在庫が無くても注文さえ出来れば間に合いそうです。
今年のボーナスはよいと言われているため、ボーナス払いで11月に駆け込みで購入する人が多いでしょう。しかし、12月になり、さっぱり売れなくなっては、メーカーも販売店も困るので、エコポイントが半減した分、更に値引きすると思われます。よって、焦って11月中に買う必要はないと思うのですが。