iPad Proが発表されました。単に画面が大きくなるだけだろうと思っていましたが、使い方次第ではSurface Pro 4の強力なライバルになりそうです。
ニュース記事
ニュースサイトでの記事は以下になります。
- Apple、画面が12.9型になった「iPad Pro」(PC Watch)
- 12.9型「iPad Pro」発表――A9Xを採用、デジタイザペンやキーボード付きカバーも【詳報】(ITmedia)
こちらの記事では、現地で触ってきたとのことでビデオが掲載されていますが、あまり参考にならない気がします。
- 動画で見る「iPad Pro」――現地で実際に触って確かめた(ITmedia)
製品情報はこちらになります。
- iPad Pro(Apple)
キーボード(Smart Keyboard)
大きな特徴は、カバーと一体になったキーボードでしょう。
接続はSurface Proと同様に3接点で接続される有線接続です。この接点からキーボードの電源も供給されます。
残念なのは、Smart KeyboardはSmart Coverにキーボードが付いたものなので、Surface Proのように画面の角度を変えることができません。
タッチパッドが無いためキーボード部分はカバーの半分程度になっています。
Surface ProのType Coverより昔に販売されていたTouch Coverに近いようです。キータッチは実際に製品で確認してみた方がよいでしょう。
- Surface Pro用タッチカバー2(Microsoft)
なお、この接続接点の仕様はオープンになるようでサードパーティの製品も使えるようです。
- Logitech、iPad Pro用のキーボードを早くも発表(PC Watch)
製品情報はこちらになります。
- Smart Keyboard(Apple)
ペン(Apple Pencil)
残念ながらマウスは使えないようです。その代わりに専用ペンが発売になります。
電波によるデジタイザ方式ではなく、タッチパネルのセンサーを使用しているようです。
筆圧と傾きの検出ができます。
筆圧と傾きをiPad Proに伝えるためペン側に発信機を内蔵しているので電源が必要ですが、iPad ProにLightning端子で接続することで充電します。
15秒で30分使えるだけ充電できるとのことですので、電池が切れても殆ど作業を中断しなくて済みます。
こちらのビデオを見ると追従性が良く、ペン先と画面の誤差が非常に少ないように見えます。(YouTube)
キーボードとペンについてはこちらの記事に詳しく説明されています。Apple Pencilが$99、Smart Keyboardが$169とのことです。
製品情報はこちらになります。
- Apple Pencil(Apple)
本体仕様、価格、発売時期
iPad Pro本体の仕様は、このようになっています。
上下に2個づつの計4個のスピーカーを内蔵しているので、横向きにするとステレオに聴こえないというiPadの欠点は無くなりました。
値段もSurface Proに近いものになっています。Smart Keyboardが$169、Apple Pencilが$99です。
発売は11月ですので、Surface Pro 4より後になります。
iPadシリーズ
なお、iPadシリーズは、このような製品系列が残ることになります。iPad mini 3は何だったのでしょう。
まとめ
既存のWindowsソフトを使うならSurface Pro 4ですが、iOSアプリで同じことができるなら、直感的なタッチ操作に加えてペンが使えるiPad ProはSurface Proに比べて非常に有利です。
Surface ProはWindows 10になってもユニバーサルWindowsアプリが不足しており、何をやるにも結局デスクトップアプリを使うことになり、タッチ操作だけで完結できないからです。
こういう点はマウスに頼らずタッチ操作しかできないiOSというプラットフォームの方が、アプリに課せられる制約がきつい分、使いやすいアプリが出てきます。
ペンにしても、電波式ペンのSurface Proでは、ペン先と画面とのズレが大きくてマウス代わりにしか使えませんでした。
Surface Pro 4のスペックを見てからになりますが、iPad ProのSmart Pencilの精度が高いなら、Surface Pro 4ではなくiPad Proを買ってしまいそうです。
備考
いつもはApple TVで見ているのですが、今回はWindows 10に移行してMicrosoft Edgeが使えたので画面キャプチャーも行えて便利でした。
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