いよいよ日本でも発売されるSurface Bookですが、Core i7モデルには大きな違いがあるとのことです。
利用シーンを考えるとSurface Pro 4の方が有利な場合もあり、慎重に選ぶ必要があります。
Surface Bookが日本でも発売、Surface Pro 4のCore i7モデルも
いよいよSurface Bookが日本でも発売されます。
- 日本マイクロソフト、Surface Bookを2月4日より国内販売(PC Watch)
発売は2016年2月4日(木)ですが、既にヨドバシなどでは予約が始まっています。
また、発売が遅れていたSurface Pro 4のCore i7モデルの発売日も決まりました。
こちらの発売はSurface Bookより早く2016年1月22日(金)ですが、予約は昨年から行われています。
第6世代Core iプロセッサーであるSkylakeのCore i7は生産数が少なく入手が困難だった状況が改善し日本でも販売できるようになったのでしょう。
このような日本が後回しにされる状況を見ると日本マイクロソフトのMicrosoft内での地位の低下は明白でしょう。
Surface Bookを買うかSurface Pro 4を買うか
Surface Bookはキーボードとタブレットを分離できる2in1タイプの新しいSurfaceとして話題性がありますが、一番安いモデルでも22万円と見せびらかすには高い買い物です。
Surface Bookを待ち望んでいた人は仕事や趣味でCore i7のパワーを必要としている人でしょう。そのような人が買うときに注意すべき点がITmediaに掲載されました。
いろいろ違いがあるのですが大きな点は、Surface Bookからキーボードを外してタブレットとして使った場合は性能がSurface Pro 4のCore i5モデル程度まで落ちるということです。バッテリーも少なく、USB端子も無いので非常に限られた用途でしか使えないかもしれません。
理由は、Surface Pro 4のCore i7に内蔵されたGPUはIris Graphics 540であり、Surface BookのCore i7に内蔵されたGPUであるHD Graphics 520の2倍以上の性能があるからです。
もちろん、キーボードに接続すればNVIDIA GeForceの圧倒的なGPUパワーを利用できますが、1.6Kgという重さになってしまいます。
VAIO Canvasを使っているような人ならSurface Bookを選ぶべきでしょうが、タブレットしての用途がメインならSurface Pro 4の方がよいかもしれません。
Appleはこんなことを画策
Surface Bookを買おうとしている人には関係ないかもしれませんが、AppleはSurface BookのようなMacBookを開発しているようです。
- まるでSurface BookなMacBookの特許をアップルが取得(GIZMODO)
すべての機能はキーボード側にあり、タブレット側は表示とタッチパネルのみというものです。電力まで無線で供給されます。
Surface Bookがタブレットとノートパソコンのどっちつかずの製品となってしまったことを考えるとAppleの考えている製品の方がスマートでしょう。特許となってしまったので同じ製品は出せませんが、Surface Bookが初代製品ということを考えると、ここは様子見の方がよいかもしれません。
まとめ
あまりにも高価な製品なのでビジネスマンには無縁ですが、このパワーを本当に必要としている人は話題性にとらわれず慎重に検討した方がよさそうです。
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