生活家電

温水洗浄便座の温水の強さがおかしくなった場合の修理について

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温水洗浄便座を利用することは衛生的で、本体価格も下がってきたことで普及しました。しかし、他の家電に比べて故障することが多く、寿命も短いようです。

ここでは温水洗浄便座の水流の故障に対する修理方法について説明しますが、一時的な対処だと考えた方がよいでしょう。

温水洗浄便座

冬は冷たくて座るのも嫌な便座ですが、温水洗浄便座を使うと便座はヒーターで温められており、温水で洗浄することでトイレットペーパーの消費も減らすことができます。

海外ではその存在がコロナ禍で見直され、ヒット商品になっととも聞きました。

普及したことで昭和の時代に建てられた団地のトイレにも、温水洗浄便座用のコンセントが増設されました。

 

温水洗浄便座の故障

故障にも、洗浄ノズルが出て来ない、温水の出が悪いなど様々ですが、今回は温水の水圧が強い状態で変更できなくなりました。

最初、いつもと温水の出る音が違うのでノズルが詰まったのかもと「ノズル掃除」を実行したところ、ノズルから水が噴き出してびしょ濡れになりました。

機種はPanasonicのDL-EFX10というもので、2013年に購入したので8年使っていることになります。

検索してみると、こちらのサイトに原因と思われる故障の説明がありました。

水圧調整用の弁を切り替えるモーターが錆びついて回らなくなったことが原因とあります。

とりあえず、分解して直らなければ買い替えるしかないと修理してみました。

 

修理手順

簡単に作業手順を説明します。写真は撮らなかったので図で説明します。

 

水抜き

Panasonic製品の場合、こちらのサイトから取扱説明書がダウンロードできるので、ダウンロードします。

他の機種の場合はこちらの検索窓に型番を入力して検索してください。

重要なのは「長期間使用しないときは」で説明されているとおりに水栓を止めて、水漏れに注意しながらホースを外して、タンクの水を抜くことです。

外した温水洗浄便座を修理作業を行う場所まで運びます。

完全には水は抜けず、内部も濡れているので作業は風呂場で行うとよいでしょう。ビニールシートを敷いて室内で行っても良いですが、カビが酷いので密閉された空間の方がよいでしょう。

 

本体を開く

本体は裏面に3か所、上面に1か所のネジで止められています。ネジはステンレスなのでマグネットドライバーでも埋まったネジは引き上げられません。

裏面の数か所が爪で引っかかっているのでマイナスドライバーなどで開いて外します。丈夫なので割れる心配はしないで大丈夫です。

内部は細い電線が何本もつながっているので、電線を押さえている部分を開いて一時的に電線を浮かして、機構部分と蓋を作業できる程度まで開きます。

 

ノズルを台ごと外す

ノズルは滑り台のような台の上に載っています。その台ごと外します。

台は飛び出す側の左右の2か所のネジ(赤い部分)で止められています。ネジを外したら台の後ろの部分(赤い部分)が爪で引っかかっているので外します。

ネジは錆びついて見つからない場合もありますのでよく見てください。

ノズルの台を横にするために、右の部品も邪魔なので外します。これも左右2か所のネジで止められています。

repair-onsui-senjou-benza-11

水圧調整用の弁とモーターを外す

ノズルの載った台を右横から見ると赤い部分に水圧調整用の弁とモーターが付いています。2本のネジで固定されているので外します。

repair-onsui-senjou-benza-12

 

水圧調整用の弁の切り替えモーターを整える

ノズルは温水で濡れたまま引っ込むので、カバーも付いていない状態では、ノズルから台を伝って水圧調整用の弁に水が垂れてきます。水は弁とモーターの下側の隙間に貯まりモーターを錆びさせます。

水圧調整用の弁からモーターを外してモーターが錆びていたら、まず、鉄やすりでモーターと軸に付いた錆びを削り取ります。

KURE 5-56などの油を吹き付けて軸をペンチで左右に少し回してみます。軽く回りはしませんが、ある程度スムーズに回るまで、錆び落としと油の吹き付けを行います。

 

元のように組み立て

分解したときと逆の順番で組み立てます。

 

温水洗浄便座の取り付けと、給水

設置と同じ手順で元のように温水洗浄便座を取り付けます。

このとき取扱説明書の「水抜き後に再び使用するときは」をよく読んで、タンクの空だきに気をつけます。

症状が改善しているか確認します。

 

温水洗浄便座は壊れるように作られている!

私の場合は、とりあえず温水の強さは調節できるようになり、ノズル掃除でも水が噴き出すことはなくなりました。ただ、温水が出始めるまでに時間がかかるようになったので、何かしら他の部分もまだ壊れているようにも思えます。

今回の修理で一番苦労したのは、ノズルの台を止めているネジが錆びついて回せなかったことです。仕方ないので、ネジの頭をドリルで削ってねじ切って外しました。

そもそも何故錆びているかというと、ノズルから水が内部に飛び散る構造なのに鉄のネジが使われているためです。モーターも同様に防水対策がされていません。また水が飛び散るため内部の至る所にカビが生えていました。

鉄部品を使えば錆びるのは分かっていながら、あえて使っているのでしょう。ななめドラム洗濯乾燥機では電子基板を樹脂で固めるなどの防水対策がしっかりされていました。

 

取扱説明書には、こうあります。

逆流防止装置点検と定期点検…5年ごと(専門業者に依頼)

逆流防止装置は必ず5年を目安にお買い上げの販売店または工事店に点検を依頼してください。また長期経過したものは、ご使用上支障がなくても、安全のため定期点検を受けてください。そのままにしておくと、異常がある場合は、汚水が水道管で逆流するおそれがあります。

定期的な点検をおすすめします。

安心してご使用いただくため、定期的な点検をおすすめします。また、長期間(10年以上)ご使用の温水洗浄便座は買い替えをご検討ください。使い勝手、機能性、省エネ性能も向上しています。販売店またはメーカーにご相談ください。

 

逆流防止装置の存在や寿命など、ほとんどの方はご存知ないでしょう。

したがって、衛生上の理由から長期間の使用はリスクが高いため、壊れやすく作られていると思われます。

ただ、1年少しで壊れたという話も聞きますので、設計方針として正しいのかは疑問が残ります。

なお、同じ水道水を使うななめドラム洗濯乾燥機には、このような注意書きはありませんでした。

 

温水洗浄便座は壊れたら買い替えましょう

普通は家電は壊れたら買い替えるという人が多いでしょう。それでも簡単に直せるなら直して、無駄な出費を控えたいというのも人情でしょう。

それでも温水洗浄便座は異質です。あまり触りたくないでしょうし、跳ねによる汚れやカビなどで、非常に不衛生です。分解や修理も大変ですし、交換部品も入手できません。そして水道水に逆流すれば健康被害のリスクもあります。

修理するにしても1度きりと考え、買い替えの準備はしておいた方がよいでしょう。

なお、買い替える場合は必ず「脱臭機能付き」を選んでください。これが無いと次に使う人が大変迷惑します。

現状のPanasonic製品だと、DL-PPTK10とDL-PPTK20DL-ENX10とDL-ENX20の違いになります。

私はDL-EFX10を買ったときに、脱臭機能が付いたDL-EFX20があるのを知らずに失敗しました。

 

まとめ

とりあえず温水洗浄便座は直りましたが、やはり寿命と見た方がよさそうです。

家電でも温水洗浄便座は特殊と考え、修理などせず買い替えた方が無難です。

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