Outlookからのメールでのwinmail.datの問題

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Microsoft Office OutlookからSo-netに送ったメールで、添付した画像が何故か「winmail.dat」というデータになってしまうという問題が発生していました。

iPadでファイル名を変更して画像と認識させることもできず困っていたのですが、原因と思われることが分かりました。

Microsoft Office Outlook

Microsoft Office Outlookは、パソコンを買うと付いているMicrosoft Officeに必ず含まれている電子メールソフトなので、使っている方も多いと思います。

ところが、電子メールではWindowsやWebサイトで使われる文字コードとは違う文字コードが使われるているためか、Office Outlookを使っていると文字化けの問題に悩まされることが度々あります。

Outlookもバージョンが新しくなるほど、文字化けの問題は少なくなくなりましたが、添付ファイルが読めない問題が引き続き起きていました。

 

「winmail.dat」の問題

ここではMicrosoftアカウントでデスクトップ版のOffice Outlookから、So-netに送った場合の問題について説明します。

この時期、親から年賀状の作成を頼まれます。元となる画像や文字などを指定されるので、こちらでPhotoshopで組み合わせて加工して、サンプル画像をメールで送って、指示された部分を修正するというやりとりです。

その過程で画像を添付して親に送るのですが、何故か添付した画像が「winmail.dat」となって画像として見れなくなります。So-netのWebメール画面で見るとこのようになっています。

Outlook-winmail-problem-12

親も自分もプロバイダーはSo-netですが、私はメインとしてHotmailを使っているので、自分のHotmailから親のSo-netメールに送っています。そこで画像が化けてしまうため、Hotmailから自分のSo-netメールと親のSo-netメールに送ると、自分のSo-netメールは問題が無いのに親のSo-netメールでは画像が化けてしまいます。

So-netメールに関しては、Webメール画面の「設定」タブで「メールサービス」を選択するとサーバー側で設定できる全ての設定へのリンクが表示されるので、親のSo-netメールの設定と自分のSo-netメールの設定を比較してみましたが、違いはありませんでした。

なお、比較する場合、同一のブラウザで同時に複数のアカウントのWebメールにはログインできませんので、Microsoft EdgeとFirefoxのように別のブラウザを組み合わせるか、パソコンとiPadのように別のデバイスを組み合わせる必要があります。

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原因はOutlookの「連絡先」

電子メールを送信する場合、よく利用する送り先は誤送信を防ぐためにも「アドレス帳」を使うと思います。Office Outlookでは「連絡先」と呼ばれ、Microsoftアカウントのメールアドレス(outlook.com、outlook.jp、hotmail.comなど)をOffice Outlookに登録すると、Outlook.comの連絡先に自動的に同期されます。

HotmailについてはOffice Outlookのバージョンが上がっても、自動的に同期された連絡先を使っていました。

So-netのメールサーバー側に違いが無いとすると、Outlook側の問題かもしれないと連絡先から選択したアドレスではなく、親のメールアドレスを直接入力して送信したところ添付画像がwinmail.datになることはありませんでした。

違いは送信先メールアドレスの指定方法です。

Outlookで連絡先を登録する時に「表示名」の部分には、メールアドレスを入力すると姓名を自動的に追加した表示名が設定されます。

Outlook-winmail-problem-14

この表示名は連絡先一覧で表示されるだけではなく、送るメールにも

  • ”表示名 (メールアドレス)” <メールアドレス>

という形式で送信先アドレスとして利用されます。この「表示名」に通常とは違う文字コードが使われていたり、表示されていない変なコードが含まれていたりすることで、So-netのメールサーバーが変な文字コード解釈をしていたことが原因と思われます。

Outlook-winmail-problem-15

このような連絡先は連絡先の他の部分でも値がおかしくなっている可能性があるので、削除して入力し直した方がよいでしょう。

入力し直した連絡先を使って親のSo-netメールに画像を添付したメールを送ってみたところ、画像がwinmail.datになることはありませんでした。

 

まとめ

Microsoft Officeのように息の長いソフトは、旧バージョンで作成したデータを流用できることから、そのまま使い続けていると思います。

しかし、昔は問題が無くとも今では問題となるデータであることもあるので、バージョンアップしたタイミングなどで作成し直した方がよいかもしれません。

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