ドコモの料金プランが変わって、これでやっと通信料が下がると思い、とりあえず現行のプランから変更するにあたってのデメリットをドコモショップで確認してきました。
ところが、当たり前のことなのですが、何かが安くなれば何かが高くなるわけで、端末の駆け込み需要が発生しているそうです。
docomoの新料金プラン発表
ご存じのように4月15日にdocomoの新料金プランが発表になりました。
- ドコモの新料金プラン「ギガホ」「ギガライト」発表、6月から提供(ケータイWatch)
これは完全分離プランが義務化されることと、楽天への流出を防ぐための施策でしょう。
完全分離とは通信料金と端末代金を分けることを意味します。
現状ブランではdocomoの場合は「月々サポート」という名目で2年と1か月の期間、契約を継続することで月々通信料金の割り引きが行われます。この割り引きの合計が端末代金の値引き額とされ「実質価格」などという訳の分からない価格が端末価格として店頭では提示されています。
このような通信料金と端末価格を組み合わせて分かり難くしている現状の料金体系を禁止することが完全分離です。
それでも、今回の発表でも家族3人を前提とした計算で提示されており、単身者には分かり難くなっていることには変わりはありません。いつも思うことですが、これは「抱き合わせ販売」と何ら変わらないのではと思います。
しかも、現行の料金プランに移行したときに大々的に言っていた通話の必要性のため「かけ放題」を切り離せなくしたにもかかわらず、今回のプランでは「かけ放題」をオプションとして料金を安く見せています。
駆け込み需要
どちらにしても通信料金が安くなる見込みがあるならプランを検討してみる必要があると思い、まず、現状のプランから変更することによるデメリットが無いかをドコモショップで確認しました。契約内容を細かく調べれば分かることですが面倒なのでドコモショップで聞いた方が早いです。
私の場合、まず問題となるのは母の契約の「月々サポート」がまだ残っていることです。
確認したところ、やはり、新料金プランに移行した場合、「月々サポート」は終了するとのことでした。ただし、パケットプランをシェアプランから通常のパケットプランに減らす場合は影響が無いとのことでした。
それならば父の契約をシェアプランから外して新料金プランに変えようかと思ったのですが、ここで指摘を受けました。
新料金プランに変えることは問題無いが端末は定価で買うことになるとのことです。
考えてみれば当たり前のことで、完全分離とは通信料金は安くなる代わりに、端末は定価販売になるということです。
そのため、10万円を超すようになった端末を少しでも安く買えるように見える今のプランが契約できるうちに端末を買い替えてしまおうという駆け込み需要が発生しているそうです。
新iPhoneを見据えてのジレンマ
どちらが安いかは実際に計算してみないと分からないので、5月22日以降にドコモショップに行って計算してもらい、新料金プランの方が安ければその場で予約するのがよいとドコモショップの店員に言われました。
確かに今までは「月々サポート」という名目であった「割り引き」を通信料金で割り引くか、端末代金で割り引くかの違いだけで多少の誤差はあれ、大きな違いは無いでしょう。
それでも端末を安く買えなくなるという錯覚には陥ります。
現状のプランで契約できるのも、あと1週間程度なのでどうしようかと考えているのですが、現状のiPhoneは買いたくない理由があります。
昨年11月に発売されたiPad Pro(3rd)ではLightning端子からUSB Type-Cに変更されました。USB Type-Cは単に新しいUSB端子というだけでなくUSB 4.0として今後の主流となる端子であり、AndroidではMicroUSBから移行が始まっています。
となれば2019年秋に発売される新iPhoneでもUSB Type-Cが採用される可能性は高くなります。
USB Type-Cが採用されるとUSB PDによる高速充電やPC用の多くの周辺機器が使えるようになります。
あくまで錯覚なのですが、安く買える今のうちに買い替えるか、新iPhoneを待つか考えどころです。
まとめ
実際はdocomoの発表のように安くはなりません。「かけ放題」をオプションにしたり、通信料金が安くなる分、端末購入価格が跳ね上がります。
移行すべきかどうかの比較計算は非常に面倒なのでドコモショップで相談してみることをお勧めします。
ただし、同じように迷っている人も多く、相当の混雑が予想されます。また、端末の買い替えも考えている場合は、端末の在庫と5月31日までという期限も忘れないようにしてください。
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