「ドコモ 19.2」、SMS無しデータSIMでもVoLTE有効化でアンテナピクト表示可能

MVNOのSMS無しデータ通信専用SIMを利用しているiPhoneに、キャリア設定アップデート「ドコモ 19.2」を適用するとアンテナピクトが表示されなくなるとのことでしたが、VoLTEを有効にすることで、LTE圏内でのみアンテナピクトが正常に表示されるとのことです。
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「ドコモ19.2」を適用したiPhone6/6plusとデータ通信専用SIMでのアンテナピクトの問題を再検証しました。Twitterでも話題となっていますが、VoLTEを有効にすることでLTEエリアでのみアンテナピクトが表示されます。https://t.co/jnZNsZHK4T
— IIJmio (@iijmio) 2015, 5月 27
dtab d-01Gを契約して分かりましたがドコモで提供しているSIMは、音声通話SIMでもデータ通信SIMでも必ずSMSには対応しています。そのため「ドコモ 19.2」では、SMSまたは音声通話での基地局との通信状況をアンテナピクトとして表示する仕様に統一したのでしょう。
ただし、VoLTEはLTEデータに音声を乗せて行う通話ですので、現状ではLTEに乗ったデータがVoLTEの音声なのかMVNOのデータなのか区別できないため、LTEで通信できる場合は、その通信状態をアンテナピクトと表示しているのでしょう。
今後、LTEに乗ったVoLTEのデータを区別できるようになれば、MVNOのSIMではLTEでもアンテナピクトが表示されないとか、VoLTEが使えなくなるとか、MVNOにとって不利な状況になる可能性はあります。
高速通信データ容量の割り増しより、MVNOでもSMS付きデータSIMのみにする代わりに、SMS無しデータSIMと同じ価格で提供してくれた方がありがたいです。