Adobe Photoshop CCを安く使うことが不可能に、低価格フォトプラン店頭販売終了

Adobe Photoshop CCを安く使うには、クラウドストレージをそれほど必要としないならフォトプランが有効でした。そして店頭や通販でも販売されていることにより、更に安く購入できました。
しかし、最近状況が変わりAdobe Storeからしか購入できなくなりました。
Adobe Creative Cloud フォトプラン
Adobe Creative Cloud フォトプランは写真家向けとして月980円でPhotoshop CCとPhotoshop Lightroom CCが使えるプランとして誕生しました。
フォトプランという名前の通り写真家向けですのでPhotoshop Lightroom CCが付いているわけですが、買い切りのPhotoshop CS6が入手できなくなったことで、Photoshopを使い続けたいユーザーにとってPhotoshop CCを単体で購入するより魅力的なプランでした。
Photoshop Lightroom CCの方針変更
AdobeはCreative Cloudの成功で、すべてのデータを自社のクラウドストレージで管理することでユーザーが他社のソフトに移行し難い状況を作りたいのでしょう。
従来からのPhotoshop Lightroom CCはローカルストレージで写真データを管理し処理するものでした。そのためクラウドストレージを必要としません。
ところが2017年版Adobe Creative Cloudでは従来のローカルストレージで管理するPhotoshop Lightroom CCはPhotoshop Lightroom Classic CCとなり、新たにクラウドストレージで管理し、クラウドストレージ上で処理を行うPhotoshop Lightroom CCが追加されました。
この変更に伴いAdobe Creative Cloud フォトプランに1TBのクラウドストレージが追加されたプランが追加されました。
ローカルストレージで管理していた写真データをクラウドストレージに上げなければなりませんので、当然の対応ではあります。
Adobe Creative Cloud フォトプラン1TB
新たに追加されたAdobe Creative Cloud フォトプラン1TBは25,660円(税込)となり、従来のプラン12,700円(税込)の倍以上となりました。
従来のプランではクラウドストレージが20GBでしたが、Photoshop CCだけが目的ならそれでも十分足りたわけです。
販売方針の変更
Photoshop Lightroom CCが2種類に分かれても1TBストレージのプランと従来の20GBプランは併売され、Photoshop CCだけが目的なら20GBのプランを買えば十分でした。
どちらのプランもヨドバシなどの店舗でも販売され、ポイント還元を受けることができました。また、Amazonでも販売されタイムセールなどで安く販売されることもありました。
ところが、先日、ヨドバシの店頭で見たところ20GBのプランが販売されていません。
店員に聞いたところ5月で販売が終了したとのことでした。Amazonを見ても既に20GBのプランは販売されていません。
現状、20GBのプランはAdobe Storeでしか購入できません。
また、最近、時々行われる最大41%OFFのセールでは20GBのフォトプランは対象外です。
したがって、20GBのAdobe Creative Cloud フォトプランは定価でしか購入できなくなってしまいました。
まとめ
Adobe製品だけで作品を完成させられる方でなければ、Adobe Creative Cloudという仕組みは邪魔なものでしかないでしょう。多くのクリエイターはCLIP STUDIOなどに移行されたと思います。
ただ、加工がメインの用途の場合は、やはりPhotoshopの方が使いやすいのです。
Amazonのタイムセールなどを利用してフォトプランを購入しようと考えていたのですが、待っていたのがあだとなってしまいました。