MVNOの通話プランの「解除調定金」に注意

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以前にも、記事にしましたが、あまりにもひどい事象がありましたので、もう一度記します。

b-mobile(日本通信)の場合

以前、iPhone 6をMNPで安く購入しようと考え、b-mobileの「スマホ電話SIM」をガラケーで使っていました。

結局、MNPでのキャッシュバックが無くなり、安く買う手段にはなりませんでしたが、この契約は、通話のみなら開通日から10ヶ月、データ通信を付けると開通日から5ヶ月の拘束期間があり、解約金は9,000円(税別)または8,000円(税別)でした。

10ヶ月とは言え、大手キャリアの2年拘束に比べれば短い期間なので、安いはずのMVNOでも仕方ないと、この時は思っていました。

IIJの場合

先日、友人が、MNPや3年拘束などを前提に、ガラケーの月1,000円で通話し放題のプランをソフトバンクで契約したそうです。そのため、今まで使っていたIIJの「みおふぉん」が不要になったので解約するとのことでした。

それを聞いて、MVNOでも解約金が必要なはずと調べて驚きました。

IIJの「みおふぉん」は「音声通話機能解除調定金」という名目で、

  • (12ヶ月-利用開始月を0ヵ月とした利用月数)×1,000円(税抜)

というとんでもない金額を請求していました。

確かに、大手キャリアの23ヶ月目に解約しようと9,500円(税別)を請求される契約と異なり、「みおふぉん」は利用月数に応じて解約金は減ります。しかし、最低利用期間(利用開始日の翌月末日)で解約した場合、大手キャリアより高額な11,000円(税別)を請求されます。

「音声通話機能解除調定金」と如何にもdocomoが悪いような名目にしていますが、ならば何故、MVNO毎、プラン毎に拘束期間や解約金が異なるのか疑問が残ります。

まとめ

データ通信のみのプランでは、MVNOは大手キャリアより格段に安い事実は変わりません。最近は高速通信データ量が増量され、差は開く一方です。

しかし、音声通話のプランに関しては、通話定額を提供している大手キャリアの方が通話時間によっては安く、拘束期間、解約金に関するリスクは、あまり違いが無くなって来ています。

「格安スマホ」という言葉が独り歩きしていますが、実態は大きく違って来ています。自分の利用形態(通話時間など)をよく考えて、契約する前に、各社の仕様をもう一度よく調べてみた方がよいでしょう。

なお、ここに記したのは、あるプランでの話であり、b-mobileでもVAIO Phoneは端末代金を一括で払ってしまえば、1ヶ月単位で解約可能で解約金も取られません。


ブックオフで提供されているスマホセットは2年拘束で解約金が必要でしたが、中途解約しても解約金を取られることが無くなるそうです。

理由は中古スマホを流通させる商売なのに、解約金が流通を鈍化させるためのようです。

各社の事情があるとは言え、こうもサービス内容に違いがあると、どこのMVNOを使えばよいのか分からなくなり、結局、大手キャリアに流れることになりかねません。

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