Androidを搭載したスマートテレビがランサムウェア「FLocker」に感染したとのことです。
Android TVを搭載したBRAVIAは大丈夫なのでしょうか。
Android搭載TVの感染
Androidを搭載したスマートTVにランサムウェアが感染した事例が発生したとのことです。ランサムウェアとはファイルを人質にして金品を要求してくるウイルスの中でもたちの悪いものです。
- スマートテレビに『身代金要求ウィルス』が感染。法務省を名乗り、iTunesカードを要求(engadget)
- テレビを乗っ取り身代金を要求するランサムウェアが登場(GigaZiNE)
今はいろいろな機器が汎用OSで動いていますので、珍しいことではありません。
バスの発車案内板が「Windows 10アップグレードウイルス」に感染した例もあります。
BRAVIAは大丈夫か
Android搭載のTVということで思い浮かぶのはAndroid TVを搭載したソニーのBRAVIAです。
今回感染したスマートTVはAndroid TVが出る前の純粋なAndroidを搭載したものなので、Android TVとは別物です。
だから安全と言い切れるのかは疑問が残ります。
Android TVはAndroidの亜種ですので、Androidに搭載されるセキュリティ機能が遅れて搭載されます。ウイルス開発者が本気でAndroid TVを狙えば間に合いません。
もしも、Android TVに感染する事例が発生しても、現状はAndroid TV用のウイルス対策ソフトは販売されていないようです。
ウォークマンも結局Androidを捨て独自OSに戻りましたので、BRAVIAのAndroid TV搭載も一時的なものかもしれません。Android搭載ウォークマンはセキュリティ対策もされず放置されています。Android TV搭載BRAVIAもそうなる可能性はあります。
まとめ
Android TVという汎用OSを採用することでBRAVIAが危険にさらされることはソニーも分かっていたはずです。ソニーは今回の件をどう見ているのでしょう。
ユーザーとしてできることは、まだ、BRAVIAを買っていないなら、このような危険性があることは認識しておくべきです。
既にBRAVIAを買ってしまったなら、Android TVのセキュリティ関連情報とソニーの対応には注意しておいてください。
なお、パナソニックが搭載しているFirefox OSはOS自体の普及台数が極端に少ないのでウイルスを作っても金にはなりませんから大丈夫でしょう。
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