Amazonでの小売店手数料が値上げ、その影響は

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AmazonではマーケットプレイスとしてAmazon以外の出品者も販売しています。

この出品者に対する手数料が2017年10月下旬から本、CD、BD、DVDなどのメディア商品について値上げされるとのことです。

そのことによる購入者への影響を考えてみます。

Amazonにおけるメディア商品

Amazonは一時期全品送料無料を展開していましたが、今は止めて殆どの商品は送料が必要となり、無料にするならば一定額以上のまとめ購入が必要となりました。また医薬品などの売れ筋商品はプライム会員以外は購入できなくなりました。

それらの商品の中でメディア商品と言われる本、CD、BD、DVDなどは配送料が他の商品と異なります。

本はAmazonから販売される場合は送料無料、マーケットプレイスからの場合は一律257円。

CD、BD、DVDは一律350円です。

 

メディア商品における配送料の問題

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ところが付録の付いた本やBD-BOXなど257円や350円ではどう考えても配送できない商品も多々あります。そのためマーケットプレイス出品者は実際の送料を考慮しても利益が出る価格に設定しているわけです。

しかし、最近はどの配送業者も人件費高騰の影響とうそぶいて配送料の値上げを始めています。こうなると257円や350円という固定配送料は重く圧し掛かります。

そこでAmazonは2017年10月下旬からメディア商品における固定配送料を撤廃し、マーケットプレイス出品者が自由に設定できるように変更するそうです。

これで実際の配送料に手数料を上乗せした実状に合う設定が可能となります。

しかしAmazonはシステムの変更と同時にマーケットプレイス出品者に対する手数料も値上げしてきました。

 

購入者への影響

基本的にマーケットプレイス出品者も商売ですので利益が出るからその価格で売っているわけです。

コミックスなどを見ると1円で売っているものが沢山あります。実際に支払う金額は商品価格1円に配送料257円を加えた258円です。この配送料257円が実際の配送料を上回るため1円で売っても利益が出ているのです。

ところが、今回の変更により手数料が大きく上がるため日本郵便などが企業向けに設定している配送料金でも利益がでない可能性があります。個人では完全に赤です。

利益が出ないなら商品価格か配送料を上げるしかありません。

したがって、コミックスなどの本の配送料込み258円は無くなる可能性があります

また、今回の手数料値上げで採算が取れず出品を止める出品者も沢山出てくる可能性があります。そうなるとAmazonで販売していた商品はBOOKOFFなどに流れるでしょう。

一方、配送料を出品者が自由に設定できるようになることから、今までの固定料金と思っていると間違って買うことになるかもしれません。Amazonは商品価格を大きく表示しているので配送料が高いことに気付かない可能性が出てくるのです。

ただ、今までメディア商品だけ別格だったのが他の商品と同じになるので、そのことだけ認識していれば問題無いでしょう。今後はメディア商品でも商品価格と配送料の合計で判断すればよいのです。

 

実際の変化(追記)

実際にどうなったかというと、カテゴリー手数料の値上げ、配送料への手数料の課金により大手は一律配送料を値上げしました。

値上げ分を加味すると323円なのですが、300円または350円としているところが多いようです。

個人出品では配送料を変更できませんので257円のままです。

 

まとめ

今回の変更はマーケットプレイス出品者には相当な負担増となるため反発も大きいと思われます。

2017年10月下旬と曖昧なのはシステムの切り替えだけが理由とも思えません。

また、今回の変更は購入者には知らされない可能性が高いです。そのため切り替わる正確な日付が分からず間違える可能性はあります。

何にしろ、本で258円という価格は無くなる可能性が高いので、必要な本は早めに入手しておいた方がよいでしょう。

また個人出品のメディア商品は一気に減る可能性もあります。

 

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