iPhoneを扱うことで回復したかに見えたdocomoも、自社の利益を最優先とする経営で利用者の負担を増やした結果、iPhone 6sでのシェア低下という結果となりました。
こうなることが分かっていたのでしょう。とうとう自社向けの改造ができないNexusまで販売することにしました。
ドコモが2015年冬春モデルを発表しました。
- ドコモ、2015年冬~2016年春モデルを発表(ケータイWatch)
スマホを製造しているメーカーはNexusを除けば、
- ソニー
- シャープ
- 富士通
- サムスン
の4社です。
そして、Nexus 5Xの投入です。
身勝手なツートップ戦略でパナソニックやNECカシオなどの携帯事業を潰したドコモですが、Nexusを投入してきたということは、近々この中の何社かが撤退するのかもしれません。
一方、自社向けに改造できないことで販売を渋ってきたiPhoneですが、扱う英断を下したことで急激に業績は回復しました。
しかし、iPhone 6s/6s Plusの販売で見てみると、その効果も限界のようです。
キャリアでの販売とApple Storeでの販売が含まれていませんが、そう大きな違いが出る要因は無かったと思います。
注目すべきは、ドコモのシェアです。iPhone 6/6 Plusの時は24.9%あったシェアが21.1%まで下がっています。
国が問題視するほどの高い携帯料金を課していることによるスマホ離れ、ライトユーザーを無視した料金形態を続けることによるMVNOへの流出など、経営方針自体が間違っているのは明らかです。
にも係わらず、Nexusを投入することで誤魔化そうとする足掻きが通じるほどユーザーは甘くないでしょう。
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