iPad Proの発表に合わせてiPad mini 4が発表され、iPad Air 3は発表されませんでした。
iPad mini 4の扱い、Nexus 7の終息、Surface miniの発売中止などを見ているとタブレットの今後が見えてきます。
用途を模索するために大規模市場テストとして投入されたiPad
iPhoneが脚光を浴びて各社からAndroidスマホが投入され始めたころ、iPadが発売されました。
私も最初はあんな大きなものを何に使うのかと思っていました。
そして、用途が定まらないまま市場に投入されたiPadは、徐々に有効利用できる用途が見えてきて、タブレットブームがおこりました。
すぐにAndroidタブレットは投入されましたが、Windowsは遅れ、そして発売したWindows 8は大失敗に終わりました。
スマホの大画面化とタブレットブームの終息
GALAXY Noteに始まったスマホの大画面化は結局iPhoneも無視できずiPhone 6 Plusを出す結果となりました。
このファブレットという動きは7インチや8インチタブレットに影響を与えました。
日本では影響は無かったように見えますが米国では昨年(2014年)から7インチ、8インチタブレットは不要とされたようです。
- Nexus 7が終息し、Nexus 9が発売されました
- Surface miniが発表直前に発売中止となりました
- iPad mini 3はiPad mini 2から殆ど進化していないチープな製品として発表されました
そして今年の発表では、
- iPad mini 4はiPod touchと同様に、余っている旧世代の部品の寄せ集めとして原価を非常に抑えた製品として発表されました
- 9.7インチのiPadはiPad Air 2で終息し、iPad Proにバトンタッチしました
タブレットの今後
タブレットはピークを過ぎ、iPadも販売台数の減少を止められません。
そのような場合に活路を見出すのはいつも法人市場です。
タブレットのの民生市場での役割は終了したのでしょう。
今後は特定用途向け、すなわち法人事務向け、クリエイター向け、医療現場など特定用途向けとしてはiPad ProやSurface Proが投入されます。
手の小さな日本人などアジア系では、iPhone 5sなどの小さなスマホとiPad mini 4のような小型タブレットの方がよいかもしれません。
しかし、世界で見れば、iPhone 6s PlusなどのファブレットとiPad Proのような12インチ以上の大型タブレットが標準となるようです。
まとめ
日本では「艦これ」のヒットなどで8インチタブレットが売れましたが、今後iPad Air 2など10インチ以下のタブレットは基本的には出て来ないでしょう。
10月のマイクロソフトのイベントでSurface Pro 4に合わせて、Surface miniが発表されないなら、この動きは確定でしょう。
コメント