スマートホンのワンセグアンテナ

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ドコモからiPhoneは発売されないので、XperiaのLTE対応版が出るのを待っていました。

ただし、ワンセグは必須の機能と私は考えており、Xperia acro、Xperia acro HDなどの後継機を待っていました。

やっと発売されたXperia SXですが、なんと、ワンセグアンテナを外付けしなければ、ワンセグが見れないとのこと。ドコモショップの実機で確認しましたが、外付けアンテナを外すと、全く受信できませんでした。

東日本大震災からもうすぐ2年です。当日、東京駅近くの事務所に勤務していましたが、真っ先に、携帯電話の通話とデータ通信が出来なくなりました。ドコモは災害発生時は災害掲示板を使うように言っていましたが、電波を規制されては、そんなものは全く役にたちません。

結局、家族の安否確認は公衆電話を使うことになりました。携帯電話の普及で公衆電話は減らされ長蛇の列が出来ていました。

安否確認が出来たあとは、自分がどうするかです。情報を得るのに使えたものは会社のインターネット回線とワンセグです。もし、外出時だったらワンセグからしか情報は入手出来ませんでした。

この時はワンセグの重要性を身をもって知らされました。

Xperia Zが売れているようですが、SX以降ソニーはワンセグアンテナはすべて外付けとしました。もし、災害時の混乱でワンセグアンテナを無くしたり、たまたま家に忘れてきたらどうなるか、ワンセグが全く見れず、電波も規制されたスマホは無用の長物です。

ソニーはグローバル機にLSIを追加するだけでワンセグ機能を内蔵させ日本向けとしているため、ワンセグアンテナを外付けとしたのでしょう。ワンセグアンテナを内蔵させれば、本体をグローバル機と日本向けで別に設計しなければならないからです。

iPhoneなどワンセグを受信できないグローバル機が一般化しました。量販店では防災用品の在庫処分が行われ、新しい防災用品は取り寄せとなり、大災害も記憶から消え去ろうとしています。メーカーはワンセグをNOTTVなどの収益の機能と考える前に、災害時の情報伝達手段でもあることを思い出してもらいたいと考えます。

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