Windows 10のバージョンアップの方法はWindows Updateによる方法、USBメモリーやDVDによる方法、オンラインでの方法の3種類があります。
オンラインによるWindows 10バージョン1607へのアップデートはやらない方が良さそうです。
※2017年4月5日(水)の深夜からアップグレードアシスタントでのWindows 10 Creators Updateへのアップデートが可能となります。再起動後の画面が大きく変わりますので、こちらの記事でプライバシー設定だけは事前に確認しておいてください。
Windows 10バージョン1607への3種類の更新方法
日本時間で2016年8月3日からWindows 10バージョン1607への更新が可能となりました。
私はUSBメモリーを使ってすぐにアップデートを行いましたが、Windows Updateで降ってくるのを待っている人は未だにアップデートできていない人もいるようです。
Windows Insider ProgramからのメールによるとMicrosoftがアピールしたい点は次の5点とのことです。
- 新しい Windows Ink ペン認識ソフトウェア
- 生産性がさらに向上した Cortana デジタル アシスタント
- 速度、使いやすさ、エネルギー効率がアップした Microsoft Edge ブラウザー
- 消費者向けおよび企業向けの高度なセキュリティ機能
- 魅力的な新しい Xbox ゲーム環境
これらに魅力を感じるなら急いで更新した方がよいでしょう。
更新方法は3通りあります。
- Microsoftのサイトからオンラインでアップデートする方法
- Microsoftのサイトからダウンロードしたメディア作成ツールでUSBメモリーまたはISOファイルを作成してアップデートする方法
- Windows Updateで配信される更新プログラムでアップデートする方法
ここでは、オンラインでアップデートする方法について説明します。
オンラインアップデートにおける注意点
オンラインによるアップデートは、Windows 7/8.1からのアップグレードと同じ手順で行われます。内部処理も同じようです。
そのため、旧利用環境はWindows 7/8.1と想定したアップグレードとなっているため、一部の環境が初期化されます。初期化はUSBメモリーなどによるアップデートより広範囲になっています。
Windows 10バージョン1511からあまり環境を変えずにアップデートしたい場合はUSBメモリーなどによるアップデートをお勧めします。
オンラインアップデート手順
まず、Microsoftのサイトにアクセスし、「今すぐアップデート」をクリックします。
「Windows10Upgrade9252.exe」というプログラムをダウンロードしようとするので、そのまま実行するか、ダウンロードしてから実行します。
このプログラムは「Windows 10アップグレードアシスタント」というプログラムをインストールして実行します。
この画面で「今すぐ更新」をクリックします。
左下の「今は更新しない」をクリックしてキャンセルすることは可能です。
互換性の確認後、「次へ」をクリックします。
更新プログラムのダウンロードと検証が始まります。左下の「更新をキャンセル」をクリックしてキャンセルは可能です。
右下の「最小化」でウィンドウを隠して別の作業を進めることは可能です。ただし、通知はありますが、通知に気付かないと、いきなり再起動されるので注意してください。
バックグラウンドで更新を開始しています。この段階になるとキャンセルはできません。
バックグラウンドでの更新が完了するとこの画面になります。何もしないと30分後に自動で再起動されます。
今は再起動されると困る場合は、左下の「後で再起動する」をクリックしてください。
問題が無い場合は、「今すぐ再起動」をクリックして再起動してください。
更新が始まりますので、終わるまで待ちます。
更新が終わるとユーザー名が表示されるので確認して「次へ」をクリックします。
プライバシー設定の画面が表示されます。細かく設定したい場合は「カスタマイズ」をクリックして設定します。ここで設定しなくても「設定」アプリの「プライバシー」から設定可能です。
ここでは「簡単設定を使う」をクリックして進めます。
CortanaはWindows 10バージョン1607から匿名で使えるようになりました。この設定も後で「設定」アプリから変更可能です。
ここでは「Cortanaを使う」をクリックして進めます。
Windows 10バージョン1511からアップデートした場合でも再度Microsoftの推奨するアプリを使うよう要求されます。変えたい場合は左下の「既定のアプリを選択」をクリックして変更します。
ここではそのまま「次へ」をクリックして進めます。
ロック画面が表示されますので、マウスをクリックしてサインイン画面を表示させます。
ユーザー名に対応するパスワードを入力してサインインします。Windows HelloやPINを使っていた場合は、画面が違う場合があります。
最終設定が完了するのを待ちます。
デスクトップが表示され、この画面が表示されたら「終了」をクリックして終了させます。
デスクトップに「Windows 10アップグレードアシスタント」というアイコンが登録されています。
これはWindows 10を最新バージョンに更新するプログラムですが、次に必要となるのは来年です。不要なら「コントロールパネル」の「プログラムのアンインストール」からアンインストールしてください。
まとめ
オンラインによるWindows 10バージョン1607への更新は「Windows 10アップグレードアシスタント」というプログラムを用いたWindows 7/8.1のアップグレードとの兼用のためか、プライバシー設定や既定のアプリが初期化されてしまいます。
既存環境への影響を最小限としたい場合はUSBメモリーなどを用いたアップデートの方が良いでしょう。
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