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VRの危険性、AR/MRの有用性

Mixed Reality
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VRは以前から、あまり期待していませんし使いたいとも思いません。「怖い」からです。

一方、AR/MRは作業効率を格段に上げるものとして期待しています。

VRの危険性

人間の持つ五感+α、すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、臭覚、そして第六感。

VR(Virtual Reality 仮想現実)では大型のHMDを装着することで没入感を高め、視覚、聴覚を仮想空間に飛ばします。VRを体験している間は興奮状態となり第六感も働かなくなります。

この状態で現実世界にある自分の体をどうやって守るのか、現実的には不可能です。

この危険性についてこちらの記事で語られています。

  • 流行りの「VR」がはらむ犯罪の危険。装着中は無防備、どう身を守る?(engadget)

起こりうる可能性としては、盗難、性犯罪、殺人などきりがありません。アミューズメント施設などでは係員が常に待機しているので問題ないとのことですが、その係員が信用できないのは周知の事実です。

にも関わらず、この問題に誰も触れようとしません。VRの立ち上げ時期なので潰したくないという業界の総意なのでしょうが、これだけPlayStation VRが売れた状況では無視できる問題ではありません。

 

もうひとつ考えられる懸念点として催眠、洗脳、マインドコントロールがあります。

何をバカなことをと言うかもしれませんが、あれだけ没入感が高いシステムだと十分ありえるのです。そして殆どのVRシステムはネット接続していますので遠隔操作も可能です。

 

ソードアートオンラインというライトノベル/アニメがありますが、その中で語られている問題が現実のものなってきているのです。

 

ただ、最終的には3D TVと同じ末路となるでしょう。VRに興味を持っているのは未だに一部の人だけだということです。

この雑誌はスマホを使ってVRを見ることができる「ハコスコ」にVRコンテンツの紹介記事が付いたものです。

本屋の店頭での売れ行きを見ていたのですが全く売れませんでした。1674円と少し高いこともありますが、やはり興味が無いのでしょう。

AR/MRの有用性

AR(Augmented Reality 拡張現実)は現実の世界に仮想の物体を重ね合わせるようなものです。

現実には存在しないので他人からは見えませんがARに対応した装置から見ると、あたかもそこに存在するように見えます。

出た当初は期待されていましたが、映像を合成する位置を特定するためにマーカーが必要だったため、Nintendo DSなど一部のゲームで使われた程度で消えていきました。

その後、画像解析技術の進歩によりマーカー無しでも映像を合成する位置を特定できるようになり、徐々にいろいろなところで使われるようになりました。

PS Vitaにはマーカー無しで利用できるゲームがいくつもあります。

そして2015年、MicrosoftがHoloLensを発表しました。

ストリーミングで発表会を見ていましたが感動モノでした。

空中に表示されるディスプレイというのは機動戦艦ナデシコで有名になりました。それが1996年ですからHMDを必要とするとは言え20年で現実のものとなったのです。

現代の作品で言えばアクセルワールドというライトノベル/アニメの世界観となります。

 

MicrosoftはARとは言わず、MR(Windows Mixed Reality 複合現実)と呼んでいます。

MRの良い点は視界を完全には塞がないため安心できる点です。

今回発表された安価なHMDは顔を完全に覆いますが、HMDに付いた2個のカメラで外界を見ることができます。

現実世界に合成表示されるウィンドウは空間の定位置に固定されるため、頭を動かせば死角となることもありません。家具と同じです。

MRは没入感はありませんが空間を有効に利用できます。

パソコンでの作業を効率化させるために2画面、4画面と増やすと画面を支える大掛かりな支柱が必要ですがMRでは必要ありません。どこにでもウィンドウを表示できます。

ただし、MRもまだ発展途上でVRと同様にHMDは必要です。

HMDは$299からHMDとPCのセットで$499からになるとのことです。

そしてWindows 10 Creators Updateにアップデートしても現状の殆どのパソコンでMRは使えません。

とりあえずシミュレーションはできるのでどんな感じになるかを試すことはできます。

まとめ

業界がVRをいくら売ろうとしても一般人はあまり興味が無いようなので実害は無いでしょう。

ただしVRを体験する場合、特にアミューズメント施設では危険性について考えてみた方がよいでしょう。

そしてVRよりも、MRを使って何ができるか考えてみて、それが自分にとって価値のあるもの効率を上げるものなら年末に備えて資金を用意しておいた方がよいでしょう。

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