一般に購入できる最初の8KモニターであるAQUOS 8Kの展示が始まりました。
AQUOS 8Kの展示が開始
私が見たのはヨドバシAKIBAとヨドバシ新宿西口店です。
ヨドバシAKIBAは屋外イベントスペース近くの入り口から入ってすぐの1階です。
裏のスペースも歩けるようになっているので、裏面を確認することができます。
ヨドバシ新宿西口店は3階テレビ売り場の下りエスカレーターの近くです。
こちらは壁際に設置されているので裏を確認することはできません。
どちらもシャープから説明員が来ていましたが、一般営業部門のようで商品のことを質問してもありきたりの答えしか返ってきませんでした。
さすがに8Kならではの高解像度
現状、8Kの映像ソースがありませんので、4本のHDMIケーブルでデモ映像を流しています。映像を出力している装置は見れません。
4Kモニターが発売された当初は、見比べても2Kテレビとの違いが分からないため店舗では2Kテレビと4Kモニターを絶対に近くに置かないようにしていました。
今でもその傾向がありますが、4Kモニターは32V型以上でないと2Kとの違いは分からないでしょう。
同様に8Kモニターは60V型以上必要ですが、AQUOS 8Kは70V型ですので単体展示でも、その違いがハッキリと分かります。
デモ映像は主にその高解像度をアピールするもので風景やゆっくりと動く画像が多いです。
やはり8Kの解像度は圧巻です。これから4Kを買おうと考えているなら8Kも検討した方がよいでしょう。
まずは、自分の目で見てみるのが一番です。
問題は映像ソースと入力手段
とても綺麗なAQUOS 8Kですが、当面、この性能を活かせる映像ソースがありません。
実用放送開始は予定通りなら2018年12月1日です。4Kは始まるかもしれませんが8Kはあやしいでしょう。
AQUOS 8Kはネットに対応していませんので、どこかがストリーミングで8Kの放送を始めても見ることはできません。
そして最大の問題は8Kの入力端子です。
現状はHDMI 2.0を4本使った独自仕様のため、つなげる機器が存在しません。
8K放送が始まるのに合わせて8Kテレビチューナーを発売するとのことですが、この時にHDMI 2.1への基板交換が行われなければ、先がありません。
サイズ、重さ、価格など
「世界初8Kテレビ」とありますが「8Kモニター」です。「8Kチューナー」が内蔵されていないものを「8Kテレビ」とは言いません。
価格は100万円、高さ1m、幅1.5m、奥行き40cm、重さ45Kgです。
奥行きが40cmもあるのは足が前後に広がっているためです。
シャープの特設サイトはこちらになります。
まとめ
サイズや性能から言って、100万円という価格は妥当に思えます。
ただし、映像ソースが無いため現状では性能を活かしきれません。
4K映像をアップコンバートすれば、4Kモニターで見るよりは綺麗ですが、やはり、8Kの映像ソースをどうにかしないとだめでしょう。
買うかどうかは別として、まずは自分の目で見てみてください。
コメント