自作パソコンで意外に故障の原因となりやすい電源ですが、その電圧を測定できるテスターが販売されています。
ただ、実際に故障した場合は電源テスターなど役に立ちません。
電源テスター
パソコンを自作する場合、ケースに付属していたりとあまり重要視されない電源ですが、安物を買うと意外に故障することが多い部品です。
その電源の出力電圧を測定できるテスターが売られています。
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故障する場合に特定の電圧が全く出なくなるなら、これで故障原因がわかるでしょう。
しかし、私の経験では、電源テスターは全く役にたちません。
故障の症状と原因特定
私は今までに4回電源のトラブルにあっています。
1回はケースに付属していた安物電源だったためか「パーン」と大きな音がしてパソコンの電源が落ちました。電源内でカラカラ音がするので調べたところコンデンサが破裂していました。
残りの3回は不定期に一部の電圧が降下するようで、ブルースクリーンや急にリセットされたりします。
この症状は原因を電源と特定するのが難しいです。何しろ不定期なので電源テスターで測っても正常値しか示しません。
他のパソコンの部品と交換しながら暫く使って原因となっている部品を特定していきます。電源を交換すると安定するので電源が原因であるとわかります。
電源は国内メーカーが販売していても輸入品ですので、製造国に送って修理または交換すると送料・手数料で割に合わず、買い直した方がマシです。
なお、ブルースクリーンやリセットされたりする原因には他に、メモリーや、マザーボードの多層基板内部の断線などがあります。
大きなグラフィックカードやCPUクーラーなどでマザーボードに負担がかかると基板内部で断線することがあるようです。
まとめ
何となく使えそうに思える電源テスターですが、電源が壊れる場合の症状を考えると買っても無駄です。
電源テスターを買うぐらいなら、最初から多少高くても信頼できる電源を買った方がよいです。
電源に金をかけるようになってから電源でのトラブルは無くなりました。
コメント
無駄ではないと思います。
高い電源で不良品が少ないのは当たり前の話であって、安い電源かそこまで高品質でない電源の場合、少なくとも通電すらしないかどうか程度は調べられますし、不定期な電圧の降下を候補にできるだけで、検証はしやすくなります。
というかそもそも
>>電源テスターを買うぐらいなら、最初から多少高くても信頼できる電源を買った方がよいです。
と仰ってますが、テスターを買うことと高い電源を買うことに繋がりがありません。
コメントを頂き、ありがとうございます。
言われるように通電チェックなどで完全に死んでいることを確認するのには使えます。ただ、壊れていることの確認に投資するのもおかしな話だと思えます。
なので、安い電源を買って、不良品を引いて、更に検査装置に投資するぐらいなら、最初から高い高品質な電源を買うべきと言うことです。
テスターを買う必要が発生する原因を考えれば、問題のある電源を購入したことに帰結しますので無関係ではありません。
もしも買うなら電圧が出ているのかどうかだけ判定できるもので十分と思われます。