またも、ドコモはMNPによるiPhone6/6 PlusのMNP優遇キャンペーンを始めました。
(初出時iPhone6s/6s Plusと間違えていましたのでお詫びして訂正致します)
端末購入サポート
ニュース記事はこちらです。
- ドコモ、iPhone 6/6 PlusにMNPで5万3136円を割り引き(ITmedia)
また、ドコモの詳細ページはこちらです。
- 端末購入サポート(docomo)
端末購入サポートは以前から特定機種で行われてきました。
今回はiPhone 6/s Plusです。
条件としては、MNPであること、指定のプランとパケットパックに加入すること、12か月間継続して利用すること、などです。
割り引き金額はどのモデルでも53,136円(税込)とのことです。
契約における細かい制約や、解約における罰則、割引額返還などがありますので、細かいことは店頭で聞いた方が早いでしょう。
割り引きの原資は?
MNPによるこのような割り引きは、2014年4月ごろから自粛されてきました。しかし、今年に入ってから復活してきています。
もちろん、このキャンペーンで割り引きとする原資は、今、ドコモと契約している利用者から徴収した利用料です。
MVNOは実際には4%程度しか使われていませんので脅威ではありません。
- 「格安SIM」をメインで使うユーザーは3.9%~MMD調査(ケータイWatch)
では、何故このようなこをやるかと言えば、この影響でしょう。
- 「安倍首相の鶴の一声」はどうなる? 総務省で議論スタート(ケータイWatch)
- 携帯料金引き下げ、有識者検討会始まる 菅官房長官「似たような料金体系からしか選べない」(ITmedia)
このような状況では、国の命令による携帯料金の引き下げは免れることはできません。客単価が減るなら数を増やすしかありません。
MNP常連対策もあまり効果なし
MNPの優遇は、長期利用者が不利になるため、多少の対策はされています。
今回のキャンペーンも3か月以内に契約した回線からのMNPは対象外としています。
MVNO側も解約金は取らなくても、MNPによる転出では解約金を取るところがあります。
これらは、キャンペーンを知って、MVNOと契約し、すぐにMNPを利用してiPhoneを購入する「MVNOを踏み台」とする方法です。
しかし、キャンペーンの開催時期など毎年のことですから分かっていますので3か月以上前から「MNP弾」を用意しています。MNP転出違約金も1万円程度ですから相殺しても安くなります。
まとめ
在庫処分のiPhone 6/6 Plusを安く買うにはこのキャンペーンは利用すべきでしょう。
いろいろ細かい条件がありますが、店頭で聞いてしまった方がよいです。店舗には購入に際して契約内容を説明する説明責任があります。
一方、長期利用者は、他人のために高い携帯利用料を払わされているということを認識すべきです。そして長期利用者を食い物とする大手キャリアなど早くやめてMVNOに移るべきです。
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