Windows 10に導入されて気になっていたWi-Fiの共有機能、これはある設定をするとFacebookや連絡先の友人などが、自分の家や会社などのネットワークに接続できてしまうというもの。
簡単には共有できませんが、何かわからず設定して接続を許可してしまう危険性があります。
Wi-Fiセンサー
こちらに詳しい技術解説が掲載されています。
ある設定を行うと、SSIDとパスワードがマイクロソフトのサーバーに送られ、その人とつながりのある人に提供されてしまうという仕組みです。
この設定自体は難しいので使おうとして設定するのは難しいです。設定してもすぐに効果が確認できないうえ、情報がマイクロソフトのサーバーに登録されてしまったことも確認できないからです。
Wi-FiセンサーはWindows 10の初期セットアップで「簡単設定を使う」にしてしまうと有効になります。ですので、殆どのWindows 10で有効になっていると考えてよいでしょう。
接続する側の準備はできていることになります。
接続される側が気を抜けばアウトという状態です。
問題点
問題は、設定の結果がわからないため適当に設定していて、意図せずWi-Fi接続情報を共有してしまうことです。
IEEE 802.11xによる認証を導入していない企業Wi-Fiや家庭内Wi-Fiが危ないです。
子供が自分のパソコンで意図せず共有してしまい、遊びに来た友人が知らずに接続して悪さをやらかし、IPアドレスから犯人に間違われるなどということが起きるかもしれません。
値下げ圧力を受けている下請けの営業が腹癒せに・・・などということが起きないとも限りません。
とりあえずの対策
詳しい話は抜きにして、SSIDに、
_optout
という文字を含めれば共有対象にならないとのことです。
例えば、WIFI_optoutとかWIFI_optout_LIVINGとか最後でも途中でも_optoutという文字列が含まれていればよいそうです。
まとめ
便利なのかもしれませんが、迷惑な仕組みをマイクロソフトは作ってくれたものです。
とりあえず、SSIDに_optoutという文字列は加えておいた方が、事件の加害者に間違われる危険性は減ります。
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