7インチタブレット
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今日は、週末ということで量販店のタブレット売り場も結構、人がいました。
Google PlayでNexus 7 16GBが売っているので、量販店で予約をと考えていたのですが、店員の話だとNexus 7 16GBは生産完了とのことで入荷しないそうです。現状予約を受け付けているのはNexus 7 32GBのみで、入荷も安定していないとのこと。
こうなると、購入可能な機種はNexus 7 32GB(24,800円)だけとなり、iPad mini 16GB(28,800円)との価格差があまりなくなります。Nexus 7は日本だけ5,000円高い価格設定となっていることや、Nexus 7 16GBを売っているのはGoogle Playだけということから、16GBタイプの在庫が掃けたところで、Nexsus 7 32GBの価格を下げるのかもしれません。
なお、Nexus 7は価格統制が無いのか量販店では通常品と同様の率でポイント還元があるようです。予約は全額前金でした。また、一部量販店では、Kindleを店頭販売するという噂があるようです。
iPad miniの「さくら」と思われる記事も減ってきました。悪い点があれば、そろそろ記事として出て来る頃ですが、それもありません。なので製品自体の問題は現状無いと考えられ、そろそろ公正な判断が出来る頃かと思われます。
7インチタブレット
iPadやSony Tablet Sなどの10インチタブレットは、落ち着いて電子書籍を読むにはちょうど良いのですが、やはり大きくて、いくら本体が薄くとも、ガラスが割れるのや、本体に傷が付かないようにするためのケースが必要となり、結局2倍ぐらいの厚さになってしまいます。そのため鞄から出すのも大変ですし、片手で持つにも重すぎます。
今回、7インチタブレットと言われるものとして、iPad mini、Nexus 7、Kindle Fire HDが発売されましたので、10インチタブレットの代替えとして、購入済み資産や、実際の利用シーンを想定して検討しました。
Kindle Fire HD
Kindle Fire HDは、何と言っても価格が安くて魅力ですが、原価で売っていれば当然です。そのため、他の電子書籍ストアで買った本を読むために使われないよう、自社のアプリストアからしかアプリがインストールできません。同じ本でも複数のストアで売られています。例えば、「氷菓」を見てみると、
などが出ていますが、amazonで買って欲しいはずです。各ストアからはAndroidアプリがリリースされていますので、本来ならどこで買ったものでも読めるはずです。しかし、Kindle Fire HDでは、それらのアプリが使えるようになる可能性は低いでしょう。
そのため、amazonで買った電子書籍を読むか、メールやWebなどの一般的な使用方法となってしまいます。既に、どこかの電子書籍ストアで購入した本が多い場合は、選択肢とはならないでしょう。
iPad mini
第3世代iPadのRetinaディスプレイは、無駄な投資だったと諦め、さっさと売り払って、iPad miniが出るのを待っていました。発売され、実物を見た感想は、「デカイ」、「厚い」というものでした。
感覚的に、今までのiPadが文庫本を見開きで読むくらいの画面サイズだったので、小型化するなら文庫本1ページぐらいが理想だったのが、青年コミックサイズのB6版の1ページぐらいあります。7.9インチなので当然なのですが、あまり小さくならなかったと思いました。また、サイズが小さくなったにも関わらず、厚さが従来のiPadと大して変わっていない気がします。寸法上は薄くなっているとか、バッテリーのサイズの関係でこれ以上薄く出来ないとか、理由はあるでしょうが、感覚的には小さくなった分、厚く感じました。
利用シーンは、電車に乗って立っている時に、文庫本のように手軽に読めるものを探していました。
私が、iPad miniを実際に持ってみたところ、スマートホンを持つように、手のひらに載せ、親指と薬指、小指で押さえる持ち方は、持てないこともありませんが、電車で揺れた時に落とさないようにするには無理がありました。
なので、従来のiPadと同じように、親指以外の4本の指と掌で裏面を支え、親指で表面を押さえる持ち方にしてみました。ところが、iPad miniはiPadより縁が狭くなり、親指がタッチパネルにさわってしまいます。触らないように持とうとすると不安定になります。スマートホンでよくある縁が画面より高くなったケースを探して、親指でしっかり掴めるようにする必要があると思いました。
価格は、高すぎます。これをブランドイメージや、高級感というものの対価だと割り切れる人だけが買う価格ではないでしょうか。
Nexus 7
Androidタブレットとしてはフルスペックで、性能も高く、価格も安く、申し分ない端末です。殆どの電子書籍ストアのアプリが対応しており、今まで購入した電子書籍も読めなくなることはないでしょう。
iPad miniとの決定的な違いは、アプリの数と品質でしょう。Androidはバージョンが上がっても、OSで許可しているため野良アプリは無くなりません。また、iOS6で搭載されたプライバシー機能も搭載される見込みがありませんので、セキュリティリスクは非常に高いです。
また、Sony Tablet Sを暫く使ってみてわかりましたが、タブレットの画面に最適化されたアプリが非常に少ないです。そのため、画面レイアウトが崩れてしまいます。MSがSurfaceの日本への投入をやめた理由の一つでもあるように、日本はタブレットがあまり普及していません。そのため、アプリ開発もスマートホン専用を重点的に行っているようです。
この点に関しては、iPad miniはiPhone用アプリを、実際のサイズか2倍かのどちらかで表示するので、iPhone用アプリでもレイアウトが崩れることなく表示されます。これは画面サイズを限定しているiOSの良い点です。
iPad miniとNexus 7は画面の長い方向は同じサイズです。画面の縦横比が、iPad miniが16:12に対して、Nexus 7は16:10なので、Nexus 7の方が横幅が短くなっています。そのため、実際にもってみると、スマートホンを持つような持ち方でも、しっかりと持て、縁の幅も広いので、タッチパネルにさわってしまうこともありません。
まとめ
新しい製品は、メーカーからの提案が多分に含まれており、必ずしも消費者ニーズに合致するものではありません。Appleと言えど、iPod
nanoやiPod Shuffleで何度も失敗しています。
確かに、本は、16:10の画面より4:3の画面の方が読みやすいです。だからと言って、無理に競合する7インチタブレットに合わせる必要はなかったのではないでしょうか。手の大きな外国人には、ちょうど良い大きさなのかもしれませんが、日本人が片手で持つには少し無理があると思います。
iTunes Storeへの投資もありますが、過去に買った電子書籍と、情報端末としての性能、そして「持ちやすさ」から、Nexus 7への移行を考えています。
過去の資産や、重視する性能、手の大きさ、利用するシーン、など人それぞれです。しかし、レビュー記事やスペックだけで購入を決めないで、販売店で、実際に現物を見て、持って、操作して、決めることをお勧めします。
今回、7インチタブレットは、Appleの独壇場ではないため、iPad miniの展示を見ている人も少なく、比較的、楽に見れます。残念なのは、どの店も、iPad miniとNexus 7を離して展示しているので直接比較できません。
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